成人の日と振袖ニュースとBlockchain

ひとりごと
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成人式の振袖業者が話題らしいですが、成人式すら参加しなかった身としては毎年「民族史にしては稚拙だけどいつまでやる気」とか思うのですが、このドロンした業者に旅行代金の前受金を連想していました。「現金支払いで5%引き」とか。2年前申込の早割なんて旅行会社の広告が可愛く見えるほど悪質なのにホイホイと申し込んじゃう理由は「一生に一度」らしいですが。

これを検索したら1946年埼玉県蕨市が最初らしいですね。つまり戦後のイベントということで内容こそフォーマルでな祝日ですが、こどもの日、海の日、山の日と一緒レベル。渦中の方は人生のひとつのセレモニーとして見ているわけですが、ある意味商業イベントみたいなものだと思います。成人を祝うこと自体は元服式として昔からあるようですが振袖というのは商売なんでしょうね。

これも生きるための必要性は低く、生きることを楽しむ(子どもの成長を祝う)ための行為だと思いますが、それだけ日本人にゆとりが生まれた故でしょうね。しかし実態は馬鹿騒ぎして終わるあまり意味のない日にも感じます。昭和の悪習かもしれませんね。

ところで…

昨年の秋頃にブロックチェーンの勉強をしていたら今は4.0フェーズだそうで、その頃「SoulGem」という「二人の愛の記録をBlockchainに書き込む」アプリがちょっとした話題になりました。

このアプリのコンセプトは「国や政府が認めたから、愛が証明されるわけではありません。たとえ国や政府が認めなかったとしても、愛はそこに存在します。非中央集権で嘘偽りのない契約を記録できるBlockchainが2人の愛を証明します。 」と書いてあります。もちろんBlockchainに書き込むまでもなく強い愛で結ばれている人もいれば、握力が弱くなった人もいらっしゃることでしょう。

アプリの概要は「SoulGemは二人の愛の記録をBlockchainに書き込みます。 SoulGemが使用するBlockchainは、世界中で最も広く利用されているbitcoinを使います。 Blockchainに書き込まれた記録は消えることがないため、二人の愛の記録は永遠に残り続けます。また、Blockchainは仕組み上、不正に書き込むことはできません。 そのため、自分や相手の過去全ての交際履歴は嘘偽りのない真実なものであると証明されます。」と書いてあります。

凄い時代ですね。結婚どころか恋愛遍歴も証明できる時代ですよ。

互いに1サトシを出し合って永久保存してしまう発想が素晴らしい。

役所で婚姻届を出す際に「おめでとうございます」と言われるのかどうかも未経験で知らないのですが、そういう形式的な愛を超越した表現ですよね。それが無料のアプリで!説明文にある通り「第三者機関による証明がなくても取引の正当性を証明できる」仕組みなんですね。分かっているつもりでも身近なことに置き換えないと分かりにくいことが、誰でも実装できる時代まであと少しです。

会社を経営すると事あるごとに役所で第三者機関による証明の書類を準備するわけですが全て不要です。会社を作っても潰しても証明してくれるわけです。この先日本は人口減少で大半が消えるわけですが、これからはブロックチェーンで家系図を残すことが出来るんでしょうね。ある意味希薄な人間関係に温もりが戻るような気もしてみたり。オジサンはこのアプリに記憶する相手が居ませんが、興味ある方はダウンロードしてお楽しみください。(※今はちょっとメンテ中のようです。)

おそらくブロックチェーン以前に強い信頼で結ばれたカップルにこそ最強な仕組みですね。

改ざんできない愛の記録 — ブロックチェーンで結婚したカップルの話

こういうアプリを見ていると、ここまでおおげさに成人の日を話題にする必要もないような気もし、クリスマスでもハロウィンでも、なんでもかんでも商業ビジネス化させる必要はないような荒れっぷりのニュースを流す暇があったら、もっと大事なニュースを流した方が良いような気がしますが…。

消費活動とは言えど、その会社がドロンということは、既に求められていない会社、サービスなんだろうなぁ、と思っている今日この頃です。親としては「みんなと同じことはできる範囲でしてやりたい」という思いは理解できますが、時代は「人と違うことをするから求められる」という…なんとも逆行したイベントに感じるのはへそ曲がりな性格ですかね。

ところでタイトル写真、文章とは全く関係ありませんが、私が生まれた場所です。

そろそろ50歳が見えているのですが、私の記憶が全くない年齢の頃にこの辺りをウロウロしていたそうですがこの歳になって初めて歩きました。海風に煽られてかなり寒い場所。こういう場所で生まれたんですね。なんとなく海の側が好きな理由は赤子の頃に見た景色のせいか。こういう「海が見えるような場所で暮らせるといいなぁ」と妄想しております。

動物が水辺を求めるのは本能でしょうね。引っ越そうかな…。

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