食べるのに金を使い、痩せるのに倍の金を使う時代

ひとりごと
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先日とある中古住宅を見学したのですが11部屋もあるツワモノ豪邸。そこに住んでいらしたのはおばあちゃん一人だったそうですが高齢で手放される展開。しかしですね、トイレを見てもお風呂を見ても人が住んでないようなぐらい古い汚れがこびりついて使用感たっぷりでした。とにかくものすごく汚い。年齢までは聞きませんでしたが「こういう場所で老人の孤独死が起こるんだろうな」と思わせる光景でした。

とある評論家談でははないですが「家買ってどーするの?そこで死ぬの?最期に施設のお世話になるようだったら無駄でしょ?」という言葉が脳裏を巡っておりました。ほんの数年で様変わりする時代に生きていることを実感している今日この頃です。

さてと…

6月ごろから「シリアル」「もち麦」「コーンフラワー」にはまっています。

30代前半までは食べ過ぎても自然に体重が元に戻る体質だったのですが35歳を過ぎたあたりから戻らなくなっていることに気づいていました。かといって激増するというよりは確実に徐々に増えるといった感じ。加齢と老化による代謝機能低下だと思っています。最近は増えず減らず状態。

そもそも頻繁に白米を食べず自宅にストックはゼロ。去年買ったのはたぶん5キロ。今年は(たぶん)一度も買っていません。使わない炊飯器は収納の奥に鎮座です。米粒は稀にコンビニのおにぎりを食べるぐらい。だから体重を落としたければ適度な運動をすれば下がり始めます。それでも世に溢れている食事は口に美味しいものが多く白米を食べなくても太るものばかりです。そんなこんなでもち麦を大人買い。

シリアルやもち麦を食べ始めたきっかけは2つ。

1つ目は「三食同じ味の国は沢山あるよね」というたまたまの会話。インドのカレーなんて最たるもの。具材は違っても味は一緒。3食違うものを食べられる楽しみのありがたさは横に置き「毎日同じものを食べて飽きないのか?」という検証。

2つ目は近いうちに行きたいと思っているアフリカの主食「ウガリ」。アフリカは暑い場所もあれば寒い場所もありますし、太っているアフリカ人だっていますが総じてスリム。ウガリはカロリーも糖質も高いのですが主食でもあの体型。しかもほぼ毎食。日本的に言えば「ご飯+目刺」とか「ご飯+菜っ葉炒め」であの体型。素食と幸せの関係を検証。

今90歳前後の方であれば「お米を腹一杯食べるのが夢だった。毎日芋や豆ばっかりでなー。粟とか稗とか麦もよー食べたけど匂いが嫌いでなー。今は白いご飯がいっぱい食べられて夢みたいな生活」なんて方が多いと思います。戦争体験を聞いた人であれば一升瓶に米や麦を入れて棒で突いて研ぐ姿を思い浮かべる人も多いと思います。しかし食べ物がなかった時代の人は総じて健康で、食に溢れた生活の現代人が不健康というのも変な話し。

かれこれ3ヶ月同じような食事ばかりしているのですが体重は微減ぐらいです。おそらく体内に溜め込んでいる老廃物が多過ぎて排泄機能が正常化するのに苦労していると想像しています。ただ…「もち麦」を摂取した翌日の体重減は明らか。そもそも私の場合白米摂取ゼロでもち麦10割です。

100gのもち麦を200mlの水に半日ほど浸します。長時間浸していると灰汁が浮いてきます。これを丁寧に取って出来るだけ炊き上がり時の匂いを防止。これを鍋で炊きます。出来上がりの雰囲気はお米と大差ありません。お米のような炊き上がりにするのは時間をかければよいだけですが…。これにおかずを1-2品とか…サボってるときはレトルト食品(カレーとか)をポンです。

もち麦の恐ろしい効果を2つ実感。腹持ちの良さと快便。

毎回100グラムしか食べないのに腹持ちの良いこと。異常なぐらい腹が減りません

下っ腹に満足感があるのが分かります。食感がプチプチ&モチモチなので自ずと白米よりもよく噛んで食べている(たぶんお米の30倍は噛んでいる)ことは間違いないのですがたったの100グラムですよ。昔の人が太っていないのがよく分かります。口には不味くても腸には美味しいみたいです。

そして…とにかく翌日の便通が恐ろしく快便

人生で快便なんて山ほどありますが出た後のボディのスッキリ感が未体験ゾーン。下っ腹のスッキリ感が分かります。もち麦が腸を通過しながら可能な限りの老廃物を拾ってくっつけて出ていく感じです。自分の体の内部というのは医者にかからないと分かりませんが、この快便だけで「あぁ、老廃物溜め込み過ぎて体が掃除を求めてんなー」とわかるぐらいのスッキリ感です。

要は口に美味しいものは食物繊維ゼロが多く、口に不味いものは食物繊維が多いってことですかね。ということでザックリ言えば毎日食物繊維のかたまりのようなたわし(束子)を食べて腸内を掃除してもらっている感じです。

コーンフラワーは体力を使う時(山奥を徘徊する前日とか)に食べております。これは体重が増えると思っていたのですが増減しません。エネルギーとして消費されているんだろうと思います。そもそも個体差がありますしね。毎日食べても飽きはしないのですが生活の変化が減りますからローローテーション。

「飽きはしない」と書きましたが楽しいのは最初の3日だけ。正直2週間で飽きました。

飽きたにもかかわらず続けていました。3ヶ月経つと慣れました。飽きる飽きないを通り越して有り難く頂戴しています。特にストレスでも無い。やはり食生活のスタイルが固定化されると思考のデトックスからでしょうね。おそらく今焼肉を食べたら少量で満足と感謝だと思います。場合によっては久しぶりすぎて卒倒するかも。全く欲しませんが…。

飽食に慣れていると物足りなさを感じて別のものに目移りするのですが食生活を質素にしたせいで他のことを考える時間が増えて困るぐらいです。この調子だと「最低1年は続く?」とか妄想しています。もち麦だからといって決して安くはないですが、普段お米しか食べない人でももち麦の食感は新鮮でウケると思います。なかなかの噛み応えですよ。

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