いよいよ大晦日ですね。
今年は超暇な時間が流れるかと思っていましたが、なんやかんやと細々したことをしている間に1年が終わりました。田舎の正月は未来を先取りしています。人気を全く感じない静けさで、借りている部屋の別の住民もそれぞれのご実家に帰られたのかどうか静まり返っております。オジサン、テレビもない生活なので本当に静まり返っています。人が居なくなるって凄いことですね。
ところでみなさま、日々ワクワクされていますか?
ネコ・パブリッシングから発売されている「ワクワクが止まらない趣味ガイド IN THE LIFE」という雑誌があります。私も若い頃に比べると雑誌を買って読むことが激減しました。日々の情報量が多すぎて処理できないからでしょうね。そんな中で唯一愉しみにしている雑誌のひとつです。昔ホールアースカタログについてメモしていますが、その感覚に似た構成の雑誌です。もちろんホールアースカタログの秀逸さとは比べられません。レベルが違います。
特徴は1つのテーマに絞った雑誌ではなく、異なるテーマをザッピング吸収する雑誌です。本の厚さだけで約3cm。でも、たぶん30ページぐらいは広告で、半分は記事広告かな。出版社のHPを見れば分かりますが多種多様な分野の雑誌を出版されているので、そのおいしいところ(またはボツ企画?)を混ぜ合わせて雑誌にした感じ。
雑誌自体は男性寄りでアメカジ系は否めませんが、それでも読み応えはあります。逆に言えば出版社が持つコンテンツ内でしか仕掛けられていないという残念な点もあります。つまり毎号の記事は新鮮でも構成の基本パターンは一緒。アジアとかヨーロッパネタを掴みたくても載っているのはせいぜい北欧(インテリア)系や自転車レース止まりです。
で、そもそも何でこの雑誌を読み始めたかというと、オジサンのここ数年は映像寄りな仕事をしていたわけですが単に映像を作って終えられるというものでもありません。やはり映る人の要望とか、商品の特徴とか、その背景などを自分なりに咀嚼して反映させる必要があります。映像が長短尺に関わらず何か伝えきる要素を盛り込むためにコピーはとっても大事になってきます。
で、なんでもできるスーパーマンだとよいのですがオジサンは凡人。だけど予算は限られているとなると「じゃぁ自分で考えるしかない」みたいなことになるわけです。で、この雑誌でもスルーされる美容域の情報が必要となると中年のおっさんが女性ファッション専門店とかをウロついて店員の疑いの目を感じながら情報を漁ったりとかするわけです。コンビニでも女性誌ばっかり読むとか。
やはり自分が知り得る知識というのは限られていて的確な言葉なんて簡単には思いつきません。そういう時にこの雑誌をペラペラしてヒントを貰ったりしました。もちろん普通に読んでも面白いですけどね。
例えば「ミニカーで振り返るあの頃のホンダ」という記事にオジサン世代が懐かしむ「Honda CITY」が載っています。これを読みながら「そりゃミニカーでしか振り返れないよな」という代替案表現のヒントを頂く、みたいな読み方。あくまでも例えですが、こういった些細なことに改めて専門書を買うには重いし、さりとて専門書以外に知る術がないという時に重宝したのが読み始めたきっかけです。
基本「車」「電車」「カメラ」「自転車」「サーファー」「スケボー」「アメリカ」「ジオラマ」の記事は毎号の重量級定番ネタです。オジサンは合間のコンテンツの方が好きですが…ということで雑誌に載っている目次とは別にオジサン備忘録目次メモ。単語を見ると思い出すから。
IN TEH LIFE vol.1
- ギリの3島
- ミッドセンチュリー家具
- トランク(グローブトロッター)
- 車(ミジェット)
- アメリカビール
- ホールフーズマーケット
- ステンシル
- ななつ星
- 陶芸
- 盆栽
- 編み物
- ジュークボックス
- ファイヤーキングのジェダイカタログ
- インテリアペイント
- 富士登山
- イタリアのスクーター博物館
- ハッセルブラッドとローライフレックス
- 縄文杉
- ライカM3(系譜図)
- サドルのブルックス
- モーターホーム
- ギター Nancy
- オーストラリア ヌーサ
初号で面白かったのはステンシル、盆栽、インテリアペイント、スクーター博物館とかかな。
街歩き食べ歩きのウィンドーショッピングと一緒で興味が湧くとしっかり読むしミリタリーのような全く興味がないものは斜め読み。だけどミリタリーショップの店舗レイアウトなんて見たことがないので写真には釘付け、みたいな感じです。
IN TEH LIFE vol.2
- 京都 GO ON
- 板金屋のカバン
- 皮職人
- 横須賀スカジャン ファースト商会
- フロリダ エアボートツアー
- ティム・バートンの世界
- コーヒーメーカー アトミック
- インテリア
- 英国蒸気機関車
- オールドロングボディーMINI
- ヴィンテージジュークボックス
- 新幹線
- クマノミ
- ラスベガスのヴィンテージネオンサイン
- キャリコ
- 子供用ウォークマン
- 大瀧詠一ナイアガラ
- ヴィンテージラジオ
- ポーランド
- 古民家再生 IBUKIプロジェクト
2号は割と自動車やバイクネタが少なくオジサンには嬉しい編集内容。ただ思いっきり興味を惹かれる記事はなし。でも再びめくって読む確率は大。まさにザッピング。
IN TEH LIFE vol.3
- セグウェイ的乗り物
- スマートゥォッチ
- 白井貴子 森暮らし
- MINI、シトロエン2CV、ルノー4、VWビートル(派生年表)
- 日本の器(金継ぎ方法) ←10月はコレをリアルに楽しみました。それはまた別の機会に。
- 大塚康生とフィアット500とルパン3世
- 富士山と鉄道
- 東京の銭湯
- 猟師
- ヒラツメガニラーメン
- 世界の商用車
- ジュークボックス
- 苔
- ソニー スカイセンサー
- エボルタ電池鉄道
- 東北となすび
3号で面白かったのは苔、ヒラツメガニでラーメン、猟師、ガレージいろいろかな。個人的には読み返す確率は低い感じ。
IN TEH LIFE vol.4
- ナスカからウユニ
- 空想地図
- C級スニーカー
- マンホール
- アクリル金魚画
- 国道
- ヘンタイが集いし変な協会たち
- 楽園コーヒー
- 父と子のカヤック旅
- 昭和アイドル広告
- 倉庫をオフィスにリノベーション
- 鎌倉ゲストハウス事情
- アメリカの広告アイテム
- ヒッコリーパンツ
- イギリスの三輪車(車)
- メイソンジャーでDIY
- 福島第一原子力発電所の事故って今どーなってるの
- 出雲の零戦(ラジコン)名人
4号で面白かったのは鎌倉ゲストハウス事情、楽園コーヒー、アメリカの広告アイテム、福一の今かな。今までの中では自分に合ってる記事も多くて楽しみました。
IN TEH LIFE vol.5
- 移動式本屋
- 紙芝居
- 家(ツリー、タイニー、アースバック)
- アラスカ旅と装備
- 古民家ベーグル屋
- ヴィンテージカメラ(早田カメラ)
- 里山の狩猟
- ポートベロー
- 蒸気機関車
- オーガニックフーズパッケージ
- 3万のオーディオシステム
- 山暮らし
- 糸島
5号で面白かったのは移動式本屋、紙芝居、ポートベロー、3万円のオーディオかな。ちょっとだんだん考えさせる要素よりも買わせる主張が強くなってる感じ。
IN TEH LIFE vol.6
- 世界のいろんな変わったレース
- サモア
- TESLA
- Amazon Japan
- CW・ニコル
- 岡山・倉敷
- 観葉植物、多肉植物、エアプランツ レイアウト
- メダカ テラリウム
- ジビエ
- 北欧スタイルカフェ
- スイス ゴッタルド峠
- ベトナム
- チェンクエチェント
- 土の家
- 伊豆大島サイクリング
- ギターにジオラマ
- 家具 シバスト No.8
- AVアイドルが唄った時代
- ブッシュクラフト
ブッシュクラフトは結構ハマった記事。YouTubeでもついつい見ちゃう系動画。人間どこでも生き抜く力が必要ですよね。
IN TEH LIFE vol.7
- ユニットガレージ(車庫)
- 布と木の動物アート
- It’s a SONY展(ソニーの歴史)
- 鐵工所跡利用のアウトドアショップ(PURVEYORS)
- ムーンライト信州
- スニーカーソール修理
- 釣り堀(オマール海老、伊勢海老)
- 鉄道模型整理(すのこラック、アクセサリーケース)
- トレーラーハウス(ストリーム)
- アウトドアコーヒー
- トワイライトエクスプレス瑞風
- ヴィンテージ自転車(葉山自転車市場)
- 都電荒川線
- テーブルアクアリウム
最新号の7号も面白くて布と木の動物アート、ソニーの歴史、鐵工所跡、瑞風….色々。やはり毎回自動車やバイクの工業製品で攻められると疲れます。分かって買っていても見るとパターン化しれてて飽きる。やはり人とカルチャー要素がミックスされないとね。でも最新号は面白かった。紙質は落ち少し薄くなったのはネタ切れ限界か。
ということで趣味のない中高年オジサンにオススメする雑誌「IN TEH LIFE」でした。アマゾンで全部中古で大人買いしても5,000円程度で約2ヶ月はペラペラして楽しめると思いますよ。
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