ワンコインの子育てシェアが社会を変える!!

ありがたい一冊
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たぶん3-4年前に読んだ子育てシェア本ですが自分で数カ所にしおりを挟んでいたのでペラペラと読み返していました。

最近は幼児教育の無償化でもめているようで…。そのコストを国が経団連にお願いするというよくわからないニュースも聞きます。とにかく子供に対するケアというのは何よりも優先順位が高いことと認識しておりますが、手を打つ方法が今起こっていることに対するケアで精一杯な雰囲気です。さらに「0-2歳児どうするの」とか「無償以前の待機児童どうするの」という特定年齢の無償化だけでは片付かない根っこの問題解決が急がれたりします。

この国のルールは人口が増えることを前提に増改築を繰り返し、その時々では有効でも減り始めたら「なんでこんな改装した」みたいなことがこれから先どんどん噴出しますよね。きっと。家に例えれば壊して更地にして建て直しが必要だと思います。昭和の成長期に鉄筋コンクリートで作ってみたものの全く社会に合わない。コンクリートなので木造のような融通も利かず、さりとて壊すと木造より金が掛かるので壊すのを躊躇し補修で逃げてきたけど、いよいよもう限界、みたいな。なにせ修繕費を経団連に仰ぐのですから。

最近仮想通貨のこともたまに書いていますけど、そういうことを書くとドドドッとアクセスされる方といのうは35-40歳が一番多い。つまり今の日本で勢いを感じさせているのがこの世代なんですね。残念ながらオジサンと同世代のアクセスは極端に少ない。頭数が多くても影響力が微塵も感じられない残念な世代です。呑気に「スター・ウォーズ / 最後のジェダイ」とか言ってる場合でもないような気がしますが…。そういう社会で最もHotな世代とかけ離れた老体が政策を打っても空振りと感じます。

冒頭から話がズレましたが人気ブログランキングを見てもゆるいランキングなので、本当に困っている人が助けを求める場所ってあるんだろうかと思っている今日この頃です。

さてと…

子育てには無縁ですがこんな本も読みます。

仕事に定年はなくなりあらゆるコトやモノを仲良く使うシェア時代に入っているわけですが子育てシェアもその一つ。私も好きだったはじめてのお使いを見れば分かるのですがナレーションが無ければ社会の冷たさも感じられる秀逸な番組です。昔の古き良き「ご近所の目」は離島でのお使いぐらいですが、それを今風にアレンジしちゃえというのがワンコインシェアかな?と思います。実際にワンコインかどうかは存じません。しかしペットでも飼育に悩むんですから我が子が気にならないわけがないというもの。

子育て中のブログ表現などをみると感じる「この情熱すごいな」という源泉は我が子だから当然ですが会話が成立しない相手というのはそれだけ苦労するということなんでしょうね。大人でも外人相手は苦労します。

とくに面白かったのが「優雅に見えても不安な専業ママ」という部分に書かれている「専業で子育てをしていると、だんだんと、「わたし」と「こども」以外に、生活の中に登場人物がいなくなります。」という文。これは子育てを別のキーワードに置き換えてもよくあるお話し。

続く文には「息抜きをしたり、社交を楽しむことを考えなくなる」と書いてあります。子育てではなくても当てはまることだと思います。

同じチャプターにはこんな文も。「仕事を辞めるということは、それまでのキャリアをいちどリセットしてしまうということです。…社会から必要とされていることを実感できる職場という場所は、どれだけ人としての自信を支えてくれていたのか、辞めてから気付いたという人がたくさんいました。」と。おそらく都会ほど取り残されているような脅迫観に襲われそうな気がします。

これから先の時代は「必要とされている」感覚がどんどん減ると思います。

文脈は受動的な社会ですがこれからは能動的に変化しないと必要とされていることを実感できなくなるはずです。良くも悪くもネットの影響。昔と違って実社会とネット社会の垣根があるようでないような…両方で自分のプレゼンスが求められますから人によっては面倒です。リアルではこんな人、ネットではこんな人ということは先々通用しなくなる時代です。

子育てのような試行錯誤なことは皆んなでよってたかって解決しちゃえ的発想はシンプルでいいですね。ここで活躍されている人も評価経済の1つですから世の中の変化というのは相変わらず凄まじいスピードです。

ちなみに、昔書いているような気がしますが…生涯空き家で子無しオジサンが読んで「凄っ」と思った育児の本は内藤寿七郎さんの「育児の原理」です。

後にも先にもこの本ほど子育てに愛情を感じる本はありませんでした。

人間は生き様が態度や表情に現れるわけですがこの方の笑顔たるや。気になる方は画像検索どうぞ。大人でも悩みを相談する前に解決しそうな人柄が全身から溢れる方。新しく改訂版も出ているみたいですね。私が読んだのは初版ですが、子育てする前に読めれば最高。おすすめの一冊です。

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