第2回 わらしべ長者的メモ「小さなことからコツコツと」

わらしべ長者
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約1ヶ月ぶりの第2回わらしべ長者的メモです。年の瀬ですしマイニング経緯、12月雑感、年間のまとめ等をメモしたいと思います。

先回同様26日にアップしようと思いながら文章を考えていたら27日になってしまいましたが、わらしべデータの数値は26日分を採用しております。それは後ほどお楽しみに。

仮想通貨との出合いはマイニングだった

普通は人とのつながり、家族との会話、CMやニュースなどから「仮想通貨買ってみよう」だと思うんですね。それがオジサンの場合は無くて、いきなりマイニングから入ったわけです。なんでそんなことになったのかは記憶にありません。なんとなくそういう情報にたどり着いたみたいです。

結果は後で触れますがPCが勝手に働いてくれることなので、このことに時間を割いていおらず痛くも痒くもありません。こうして文字を打っていても勝手にマイニングしています。ムズムズするのは少し上がる電気代。

初めからジーキャッシュ、デジタルノート、クアザーコインという「は?」みたいな仮想通貨と出会い、後々「こういうのアルト(オルト)コインって言うんだ」みたいなレベルからスタートしました。更にアルトコインが生まれる背景とか、未来予想、機能について調べ、それがビットコインと連動していることを知り、それから「ビットコインも考えようかな」という流れでした。

いきなりビットコインから入らず、先に膨大なアルトコインの意味を感じ取ったのが結果としてよかった気がします。マイニングを始めると知らない言葉が多すぎるので知識を埋める必要があります。この強制学習のお陰で仮想通貨界の全容を理解できた気がします。もちろん金を払って他人にマイニングしてもらうことも出来ますが、そこまでの興味はないです。

そういえばビットコインゴールドがマイニングに追加されましたね。

なにもしてませんけど…。

ということで、1年かけて全体の動きを学んだ感じです。技術的知識は3割未満。なかなか難しいものがあります。ただ、今年のICOで技術的に気になるものが沢山ありました。時々参加したICOから進捗報告のメールが届くのが楽しみの一つです。ICOは九分九厘失敗に終わると言われていますがそれはIPOでも一緒のこと。残り僅かの成功が凄いことで、成功事例の芽が出はじめるのが2018年だと思います。そのお陰で技術的なことを知らなくても誰でも馴染みやすくなるでしょうね。

たぶん8ヶ月ぐらいかけてダラダラとマイニングしたり止めたりの繰り返し。本当に0円からの無価値が価値に変わる意味を実体験しております。時価総額….怖いですね。

このマイニング、実生活に於ける生産性ゼロです。おそらくPCはどのご家庭にでもあると思いますが、電気代を払ってまで遊ぶには極めて地味で低レベルなことです。ただ、これを体験すると身をもって理解できるPoW行為の無駄。この方法を採用する仮想通貨には限界が来ると感じます。わらしべコーナーが始まって2回目のメモですがPoWマイニングは止める(廃れる)タイミングが早いような気がしています。

12月の仮想通貨界隈雑感

正直申しまして、情報多すぎ。スピード早すぎ。変化し過ぎ。

目先の変化には本当に全くついていけないので最近は頭を切り替えてのんびりと第4世代の仮想通貨について妄想しています。

  1. たぶん全体の潮目が変わったのは11/30の大暴落からだと思います。この日のロスカットが話題になりましたが素人とプロのプレイヤー交代セレモニーに見えました。

  2. 12月前半はアルトコインが日替わり火柱。要因は、それぞれの通貨が何らかの形で実生活に食い込んでくるニュースに反応した結果ですが、来年はどんどん出てくるはずです。

  3. 12月後半は…たぶん香港の取引所「バイナンス」とBTC送金詰まりネタですかね。BTCの取り扱いが面倒ですね。オジサンへの影響はほぼゼロですが….。

  4. 20日だったか…こっそり内容の濃いHashgraphのニュースが流れていました。そしてBCHが大噴火。先の11/30から1ヶ月経たずして道が2つ出来た感じです。先物のお客様を揺さぶる演出にしてはよくできた筋書きで、一体どこに向かっているのやら。

  5. 22日はBTCを持ってた人が冷や汗だったとか。トレード上手な方は利確か損切りの日。下がれば含み益トークは戯言。税金まで折込済みで利益を元手に積み上げるのがプロですよね。なにせ今は無価値の仮想通貨ですから。

もうビットコインは前科3犯?4犯? ほんの数時間で平然と100万ぐらい下げる実績の持ち主。

沢山お持ちの方は「金(Gold)みたいなもんでブランド価値。しかも年末で売るに売れない」と言い聞かせて握り、あまり持っていない人は「交換が手間で手数料が高いなんて通貨の価値なし」という、両者もっともなご意見。ガチホな方の握力は年が明ければ分かります。アジア圏だとBCHが台頭の雰囲気ですが世界の見立てはちょっと違う感じも。どうなるんでしょうね。

オジサンから見て次と、その次と…更に次の世代の幕開け

今年、この場でグダグダと色んなことを書いたのですが今までと違うことは一人称の使い方に「オジサン」という言葉を使い始めたことです。事実中年で、誰が見てもオジサン。

これも時々触れてますが、今生まれる子というのはネイティブに8K映像、ハイレゾ音源、トークンエコノミー世代です。今までは、今全盛のテジタルネイティブ世代を理解することで十分でしたが、残りの人生をどの世代とも仲良く暮らすには更に次の世代のステージ理解の必要性を感じました。今の赤子が社会に出る頃には仮想通貨やデジタル通貨は普通だろうな、と。

まだ40代ですが2-3世代古い人間になったことを強烈に感じたので「オジサン」を使い始めました。寿命は確実に伸びていますが、仮想通貨風に言えばオジサンの50代は草期高齢者だと思います。寿命が伸びるよりもテクノロジー進化が早いとこういう現象が起こります。(一般的にはコレが普通。)

久しぶりに妄想を書きますが、未来の学生はルーズソックス、ヤマンバ、プリクラ、インスタ蠅といった目に見える世界に止まらず自分の通貨を持ち、学校も学区を超えて仮想通貨を発行しますよね。たぶん。それを友達と交換したり、学校の売店で使えたり、給食費として納めたり、差額や価値を補填する学校自体の通貨が生まれたり。海外で実践学習する学校があるということは、たぶん姉妹通貨ということも起こり、姉妹校のグッズを仮想通貨決済で購入とか。(留学)単位もデジタル証明。

今生まれる子供が100歳まで生きる可能性があるというのはよく知られたことで、その頃の日本人口は今の半分以下という試算もあり、日の沈む国に変わっていく中で銀行の窓口業務とかATM管理自体がありえない話しで、遅かれ早かれお金というものがデジタルに置き換わるのは必然だと思います。

国や銀行が発行するのは「デジタル通貨」と言って仮想通貨と違う臭を醸し出したところで、前代未聞の人口減少は国家の定義すら揺らぐと考えるのが普通だろうな、と。これから先100年で日本に起こることも歴史的前例がないことですから仮想通貨で起こっていることを頭から否定するのも如何なものかと。日本人が書いた本を信用ならんと切り捨てようが、海の向こう側から見たって日本は日の沈む国です。

In 300 years there are only 300 Japanese left
未来の年表 人口減少日本でこれから起きること – en1

これはバブルではなく異次元ですね。日銀さんと一緒です。仮想通貨の勢いは昭和の武勇伝を語れる世代でも理解不能な展開だと思います。なんと申しましょうか…..バブル云々よりも、コンピューターが人間の知能を越す夜明け前の動きなんですかね。よくわかりませんが。参加している者が見ても全てが非常識と感じる新しい世界ですね。

そもそもわらしべ長者とは…

今更ですが….なんとなくそれっぽいタイトルを付けてコーナー的に始めたわけですが言葉だけ知っていてストーリーは忘れた方も多いと思います。時間を惜しまない方は10分程度ですから是非動画で確認ください。オジサン世代には懐かしい土曜日19時からの番組です。なかなか示唆に富んだお話しで、私が感じたポイントは「最初が大事」という点。「千里の山も一歩から」です。

ちなみに昔話の舞台は奈良県の西国8番札所「長谷寺」で、登廊などは外人が感動するであろう雰囲気でインスタ蠅します。花のお寺として有名で、その昔オジサンも修学旅行生と一緒にワイワイ楽しんだ場所。とても懐かしい。

奈良 長谷寺 / nara hasedera (@hase_dera) * Instagram photos and videos

ストーリーを知った前提で書きますが、最初にワラを掴みます。昔話とはいえ「転んでも何か掴む」行動に考えさせられますが、掴んだワラは無価値です。その次に、なにげなく飛んできたアブを手に入れた時、交換のお話しなのでワラを手放してもよさそうなのに、ワラを握ったままアブをくくりつけて前に進むわけです。無価値なものに付加価値を足しストックして手放さない。そこから先はお馴染みの交換ストーリーです。(※もっと詳しいことは柳田國男さんの「昔話と文学」に面白い考察が書かれています。国立国会図書館から無料で読めます。)

そこで…

最初のマイニング種銭に設定した1万全てを手放して次に進むとワラを捨ててアブということになるのでそれはマズイと思い、押入れからMacProを引きずり出して動かしてみました。

MacPro(Mid 2010)でMinerGateを使って1ヶ月マイニングした結果 – en1

そもそも0円スタートなので痛くも痒くもありませんが、時代は平成の終盤。マイニングは放置でも次の「ワラ+アブ」から「ミカン」への行動は自分で考えないといけない。第一弾がWAVES交換でした。次はどうしようか….。

というこで1ヶ月後の姿。

2017年12月 わらしべ通貨一覧 

2017.12.26 わらしべポートフォリオ

 

〓 わらしべ通貨雑感 〓

Bytecoinはマイニング微増。このコーナーでは刺身に添えられる菊の花です。 ただ、この界隈では最後の草コインとして功労賞が待ち受けている気もしてみたり。アルトコインというのは色々あるわけですがDNAを辿ると暗号通貨史の一つがコレだったりするのでひょっとするかもしれません。

AEONは380の頃に10手離してSALTへ交換。その後MacProマイニングの積み上げで「ワラ+アブ」に戻したものの、再び400の頃に6手放してPAYと交換。今後はETH建やBTC建の換算が煩雑になるので暫く交換は封印し、適当マイニングして溜まったらドンと交換のスタイルになると思います。

WAVESは500の頃に追加交換したかったのですが全く願い叶わず。ちなみに年初からの上昇率を見てオジサン鼻血が出そうになりました。ビルが建ちますね。僅か20WAVESでも働いてもらおう!ということでウォレット内リースは設定しています。

MONEROは数値を細かく入力しただけ。ちょっと気合のいるマイニングなので積極的には掘らない気がします。何せ手数料の0.02を掘るのも大変ですからヘッポコPCではかなりキツイですね。常に1-2CPUで掘るレベル。先の長い話しです。

SALTが新入りです。交換タイミングでは無かったのですが、未来から見て「よかったね」予想。800-850ぐらいだったので多少AEONと交換差がありますが緩くやってますので誤差で処理。それでも4.6という中途半端な数字は価格差意識の結果。別に5でもよかったのですが….フィアット交換よりも気を使ってます。

PAY(TenX)も新入りですがチャートを見た時に絶望的な右肩下がりでAEONとの価格差が有効に機能しそうだったので拾いました。280ぐらいで拾ったのでAEONとほぼ同交換。

この界隈がいくら賑やかでも日常生活で不便なく使えるのは少し先ですし、このまま使えずに終わるかもしれません。今の社会構造で夢のある未来を叫んだところで誰もついてこれないので、あえてミドルマン役を買ってでたような立ち位置で、以前に書いた通り「こっちとあっちをストレッチしてつなぐ」役割のトークン。数年後に仮想通貨が市民権を得ていたらTenXも市民権を得るという妄想です。

ということで2つが新しく加わりました。特にTenXの進化には期待しています。これでミカンから反物交換へも少しは可能性があるかな、と。年内にもう一つぐらい交換しとくか…悩み中。

ただね、先回「iPhoneXと交換できれば」なんて書きましたけど、税金も考慮すると…最高スペックで14万のスマホですから3倍の42万ぐらいの数字になってやっと喜べる感じですね。まぁ、わらしべの最後は嫁と家なんですが….。

 

年間のザックリまとめ

マイニングに早く気付いた人はどんどんパワーアップして機械化するのでスピードも違って当然。まぁ、中国という共産圏でマイニングして利益独占というのも「あれっ、共産する圏じゃないの?」と頭を傾げる無茶苦茶な話しで、別の意味で体制が維持できていないというのもよくわかります。

問題は電気代がかかりすぎということで水力発電マイニングのICOもありました。ベストミックスを模索している中で地味なマイニングを勉強した感想は、未来のお金はデジタル化すると感じます。とても単純な話として本がデジタル化しているのに文学的価値すらない、ナンバリング(記番号)が使い手にとって何ら意味を持たないタダの紙切れがデジタル化しないなんて笑い話しです。

今はあまりにも極端な動きをするので「懐疑の中で価値形成中」か「幸福感の中で終わる」二者択一な雰囲気です

今までの歴史と違うことは世界中の人が国境無くカタチのない価値交換を試みていること

図らずとも国家が考えるグローバル化を超越したワンワールド化が進んでおります。

日本円を日本人と金融機関だけが持つという常識は仮想通貨界では非常識。そのお陰で今までの(金融)経験則が通用しません。アフリカでも仮想通貨のニュースは注目されています。そこにはコンピューターが介在し、そのコンピューターも進化しているので成長スピードも異常です。今まで(とはいっても100年程度)の常識から見ると私のやっていることは非常識でアホです。例えば金(Gold)価格に連動するテンボスコインというのはそれなりの意味があり、その理由は来年には分かると思います。そのアホがちょっと関わってみた理由は日本銀行券の変遷とかも見たせいです。

たまに大正生まれの祖母のことを書きましたが、年齢から逆算すると「丙号券」を見たことがあるかもしれません。少なくとも「い号券」は手に持って使っていたと思います。楠木正成とか和気清麻呂とか描かれていますが私も今年初めてネットで眺めました。オジサンは「C号券」以降しか知りません。もし100年後に「円」が残っていたら桁が2つは増えそうな気がします。

江戸時代の初めから最後に至る三貨制度のインフレ率や、圓が円になって¥になるインフレ率を見ると、その価値は最終的にどこかでリセットされてるんですね。その時代に生きた人の話しが聞ければ最高で、その感覚は少なからず今起こっている現象の理解に役立つと思いますが聞けないのが残念。そもそもの原理原則から言って世に永遠はありませんから存在期間が長いか短いかだけの話し。

ちなみにどんな場所を徘徊したかといえば「三菱東京UFJ銀行貨幣資料館」「日本銀行金融研究所貨幣博物館」「江戸時代の貨幣価値と物価表」「八十二文化財団」「江戸通貨の円換算」「新小児科医のつぶやき・かけそば換算」などなど。なんとなく世界の人がお金の奴隷状態に気づき始めてるんでしょうね。

金を得るために使った「時間」 – en1

もちろんブロックチェーンのどこまでも透明性のある分散型台帳の良し悪しもありますが、やはり物事というのは常識と非常識の狭間でゆらぎながら変化するものですし、一足飛びに新ルールという訳にもいきません。つまり今の常識から見ると技術も未熟で、全てが未知数です。

未知数なのに秋には従来の銀行、株、為替で左うちわな大企業が一気にフィンテックに舵を切ったことを感じました。たぶん誰でも感じますよね。一気にリストラのニュースが溢れましたから。

一気に舵を切った船に乗った経験があれば分かりますが 、エンジンを動かしたまま急旋回すると船は体感90度ちかく傾き、船内は一方へ荷物が偏り、備品は壊れまくり、人も吹き飛ばされて何かにしがみ付いているぐらいしかできません。当然ケガ人も出ます。それでも船長以下乗組員は操舵室で舵を取るという凄まじい光景です。

メガシップ級の大企業で急旋回すると完全にバランスを失います。だから少しずつ数年かけて…。

来年以降は面舵&取舵が交互に連続して繰り返されるんだろうと思います。なにせ仮想通貨取引所は1日も止まることなく全世界で動く時代です。15時閉店という緩い時代の終焉。オジサンが大の苦手とする超スピード社会。

とてつもない大変化の時代に生きてるんでしょうね。きっと。

関ヶ原の戦い以降270年ほど続いた「両」や「文」単位のお金は消え、「円」という単位に馴染んでそろそろ150年。オジサンのお金に対する認識が平和ボケするのも無理のないことです。物質的に満ち足りた世界。紛争もなく、自国通貨も安定し、なんやかんや言われながらもすぐに死なない、死ねない国です。ちょっと歩けばコンビニだってありますから。でもボケていると概念や常識に縛られて勘が働かないですよね。

でも戦時中に「いっちょらいの反物でも僅かな野菜と交換してもらうのが精一杯だった」というのも日本のお話し。長く生きている人の声に耳を傾けるというのは大切です。価値観はその時々に作られる幻想でしょうね。そしてモノはいずれ壊れて消えるので生き残ったものは稀少価値へ。

ということでオジサンは来年も超ハイスピードと自分の歩幅(スピード)とのベストミックスを模索予定です。今年は自分の歩幅を正しく理解することに努めてきました。自分の歩幅は自分にしか分かりません。特に男はダメです。女性は毎日鏡を見て変化を察知しますよね。「目の小じわが」とか「ほうれい線が」とか。素晴らしい行動。

来年は少し浮上して気分的に清々しい空気を胸いっぱい吸いたいと思いますが…どうなるかな。

相変わらずやる気すら感じられない、過熱感どころか脱力感満載の第2回わらしべメモでした。何事も小さなことからコツコツと、千里の山も一歩から。

◼️次月(第3回)のポートフォリオ

第3回 わらしべ長者的メモ「動かざること山の如し」 – en1

◼️先月(第1回)のポートフォリオ

マイニングした仮想通貨で少しずつわらしべ長者的投資スタート – en1

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