今日はビットコインが分裂する日なんだそうで、こういう経験がないので興味深い。思考が「1+1=2」に麻痺していると「1=0.5+0.5になります」と言われてもちょっとポカーンです。
日本円で例えると昨日までの3万円が「今日からA日本円15,000円とB日本円15,000円の2種類の通貨になります。」という感じでしょうか。足せば3万円の価値ですが…それぞれの価格は日毎に変化します。
なんだかすごい時代に生きていますね。
今は決済価値が小さいので興味ある人達だけでシステム的にサラっと仕様変更し、実生活では全く使えない話し。しかし改修を繰り返すうちに「うちの家賃は以下の仮想通貨を受け付けます」という時代が来るんでしょうね。
価値があると言われる「金」や「外国の通貨」は決済に使ってきませんでしたがブロックチェーンが技術的に整うといかに既存システムを吹き飛ばすことか。
未来は「国からはBIとして現金3万振り込まれます。会社の給料は現金5万と0.1BTCと2ETHを振り込みました。財形貯蓄に0,01BCC積み立てました。企業年金運用は×××国のとデジタル通貨を購入しています。」とか…妄想している今日この頃です。
さてと…
外国からのお客様が使う鉄道チケットに JAPAN RAIL PASS というのがあります。どういう人が使えるかはサイトで確認していただくとして…都会のハブ駅近くに住んでいたときしょっちゅう落ちているのを見ました。案外手元が緩むんですね。他人事ではなく自分も気をつけねばと思いますが、このチケットもその時に拾ったもの。
これ、とても安くて新幹線に使うと超お得なチケット。
普通車で7日間乗り放題で29,110円という破格値。グリーン車でも驚きの38,880円です。私たちがヨーロッパに行って国境をまたぐ列車を使う時、ホームに駅名が無かったり放送が聞き取りにくかったりするので多少緊張しますが日本は本当に使いやすい国。ホームに駅名の看板がありますし車内放送もバッチリ。車内販売もあるし、安全だし、快適だし、なにより正確で早い。
但しこれには難点が1つあって『(「のぞみ」号・「みずほ」号(ともに自由席を含む)を除く)』。「のぞみ」と「みずほ」は使えません。「こだま」「ひかり」「さくら」「つばめ」は使えます。だから「ひかり」に外国からの利用者が多かったりします。
そこでよく聞くのが海外に住む日本人が帰国時に使うというパターンですが「10年以上の在留期間」が証明できれば使えます。それでも「のぞみ号に使えなかったら意味ねーし」という声も聞こえそうですが私は現状維持肯定派です。
都会間の移動が多い方は不便に感じるかもしれませんが地方都市へ誘導するにはよい仕掛け。
もし「のぞみ」に使えたとしたら時間を節約したい外国人の地方都市訪問はパタッと減ることでしょう。もしお休みが21日間あれば北海道から鹿児島まで59,350円で存分に楽しめる。この間の経済効果たるや。
少なくとも現時点で「ひかり」号が止まるのにも関わらず有効利用せずに甘えている地方都市は外国人の気持ちを読んで東京、大阪、名古屋、博多から入ってくる観光客のルートを妄想し有効活用すべきだと思います。特に「こだま」の停車駅。
皆さん日本に住んでいると海外からの視点を見落としがちですが、こんな変態な国はほかにないと思いますよ。ある意味クール。札幌から鹿児島まで11時間26分と実証したお方も。
自分でも海外に行く時「あそこにも行きたいけど普通車や快速、急行だと時間が足りない」というのはよくある話しですが「特急だと時間短縮できるからもう1箇所雰囲気の違うところを見に行こう」というのもよくある話しです。弾丸列車が停車する町は工夫の余地があると思いますよ。
全然関係ないですが…新幹線の平均遅延時間は54秒なんですね。日本人おそるべし。
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