フェイスブックに現れる慈善団体寄付を装う詐欺

ひとりごと
この記事は約10分で読めます。
スポンサーリンク

いつだったか「国際ロマンス詐欺」という「どこの昭和オヤジがこんな命名したんだよ」って感じの詐欺が流行っておりました。今もやってるのかどうか知りませんが、今回は亜種の「慈善団体寄付詐欺」についてのメモです。

とはいっても私はFBに存在はしていますが普段使ってないので「国際ロマンス詐欺」すらも知らなかったのですが、ことの発端は親の知り合いからの「金を貸してくれ」から始まります。

(そもそも金の無いジジイを頼る時点で間違ってると思うけど...)

FacebookなどのSNSに端を発する詐欺話列伝

結論から書きますと類似詐欺が横行してるんですね。

これから書くことは以下の記録と同類ですので「あ、この(人の)サイト見た」という方は本日のメモを読む時間の無駄ですのでYouTubeでも行ってゲラゲラ笑える動画でも見てストレス発散してください。

『詐欺にあいそうになりました』
いつも読んで下さり、ありがと菜⭐私のfacebookから友達になった、ロンドンの病院に入院しているという、がんの患者さんの相談にのっていました。彼女の自己紹介…
【注意喚起】詐欺に騙されそうになった話
ある方から連絡がきて、メールが送れないので見に来て欲しいと。 近所なのですぐに見に行くと、既定のプログラムがw…
喉頭がん患者装うメールで120万ドルを詐取
「5500万ドルの寄付に手を貸してくれたら20%を提供する」という話を信じた被害者が現金をだまし取られた。
フェイスブックで詐欺 - (有)河野工務店
この前、フェイスブックで友達申請が入ってきました。断る理由もないので承認したらお礼の言葉から始まり、色々聞いてきました。その人の居住地はイギリスのロンドンで両親は大阪生まれだそうです。相手は65歳で私より16歳年上の優しそうな感じの写真の女性。でも名前はアラビア系のような名前です。日本名は括弧で「真弓明仁」と書いていま...
【実録】7億円送金詐欺犯と48時間の死闘の末、撃退した話
特殊詐欺の被害が深刻になる中、Twitterに怪しいダイレクトメッセージが届く。末期がんで7億円を寄付したいという未亡人。金庫を郵送したいとあの手この手で個人情報を入手しようと追いかけてくる。 48時間に渡る攻防の末、詐欺犯はついに驚きの行動にでた。

 

今回は「トルコを舞台とした振り込め詐欺事案」に該当

事件の核心は「在イスタンブール日本総領事館【注意喚起】トルコを舞台とした振り込め詐欺事案」に書かれている文面のまんま。本日のネタは正にコレ。これにピンときたらヤバいです。

【注意喚起】トルコを舞台とした振り込め詐欺事案
SNSや投資マッチングサイトで知り合った人物から高額の資金(数千万円)を譲渡や投資すると言われ、その人物の指示に従ってトルコに所在するという銀行に口座を開設し、実際にその金額が振り込まれたように見せられた(しかし、その銀行は架空のもの。)。その上で、資金を自分の既存の銀行口座に送金するためには特殊なコードの発行や手続が必要と言われ、そのための手数料(数十万円)を振り込むように請求された。

 

基本「日本人はいい人すぎる」件

なんでこれらの詐欺が続くのかというと、詐欺師とのやりとりで「他言無用、内密に、他人には相談するな」というプロセスを経るためのようですが、どこかの時点で自分自身が身銭を切る話になってやっと「あ、なんかおかしい」となるようです。

(もちろんそこに至っても気づけない人は騙されます。騙されて学ぶしかない)

ぶっちゃけ騙される人は「性善説」な人が多いように感じます。そこにつけ込んだ詐欺というのが悪質極まりない。皆さまの記録を読むと最初は全て「よかれと思って」な行動。「騙すより騙される方を選ぶ」とは言っても実際に騙されると善良な心が痛みます。

(こっち側が犠牲者なのに、どこまでも日本人はいい人なのだ)

それでね、今回は「こんなもん全て晒して共有してないと再び引っ掛かる人が出る」と思い、ちょっと面倒だけど残すことにしました。晒したところで詐欺師には痛くも痒くもない。

どーせ偽名だと思うし。

 

詐欺内容(前編) : なんでこんな文面に騙されるのか謎

ツッコミどころ満載ですが、どーぞ。

過去詐欺エッセンスがたっぷり堪能できる内容です。その特徴を交えながら私見を書きますと...

  1. 主人公はよくあるパターンの「未亡人」
  2. この未亡人はなぜか「喉頭癌」(←会話でのやりとりはしないという前フリか?
  3. 人生で死産を経験し孤児の手助けが人生の最期の目標
  4. 余命いくばくもないので資産を慈善団体に寄付したい
  5. 莫大な資産の4割がタダで貰えるという展開(←なんでコレを誰も疑わないのか謎
  6. 未亡人は(ロンドンの)病院のパソコンを勝手に使ってるらしい(なんでやねん
  7. 金銭のやりとりにトルコの銀行を指定
  8. 個人情報の詳細をよこせと書いてくる

そもそもこんな(私よりも)下手な日本文を見て信じる方もアホとしか言いようがありません。

 

日本に生まれ、日本で育った、純日本人だからこそ騙される

なぜこんなメールを信じるかというと今回の場合は送信名が「Michiko Hayashi」なんですね。

この名前が「①本人、②実在する方のパクリ、③実在しない偽名」かはいざしらず人間の脳は単純なので、私の場合は脳が勝手に「林美智子」とか「林道子」に変換していました。

授業に潜入!おもしろ学問 神経心理学I — 京都大学広報誌『紅萠』
記憶は脳の中でどのように表現される?──人の記憶の過程とその脳内機構。月浦 崇先生。私たちは毎日、多くの情報を頭に保存し、その情報を思い出し、利用する。「記憶」とよばれるこの一連の過程をはじめ、ヒトの多様な認知機能を脳の働きが担っている。授業計画6「記憶の障害」でとりあげるのは、脳の部位の損傷で発症する記憶障害「健忘症...

これまでの日本人は無意識の意識で同じ文化や価値観を共有する民族なので買物でも現物の動作を未確認で買えた(過去形)国でありそれが当たり前ですが、諸外国は「人を見たら泥棒とおもえ」というぐらいでして、例えば自分が買った電化製品が動作することを店頭で確認し、確認した現物を持ち帰るぐらいの用心深さが大事なんて言われてもピンときませんよね。

ティピカルジャパニーズは心優しき民族なのですよ。

(しかし時代はコロナ禍で対面販売はズタボロ)

最近はAmazonの中華圏出品者の詐欺や桜レビュー一斉BANが話題でした。場所は変わってもやってることは一緒なので店舗でもネットでも見聞き目利きの能力は大事。

米当局、偽レビューやステマの取り締まりを強化…アマゾンやウォルマートなど700社に警告
アマゾンやウォルマートなど企業は、偽レビューのような欺瞞的な商品推薦を行った場合、1回の違反で4万ドル以上の罰金が科せられると警告されました。

しかしこの類の詐欺が簡単に通用しなくなるのも時間の問題。

デジタルネイティブは生まれながらに取捨選択できる眼力を持つので今後はもっとマジな普通の英文に騙される高学歴者が出てくるのではと思います。

 
詐欺内容(後編) : お金を貰うはずなのに支払いが発生する謎
再び本編に戻り、銀行間のやりとりを迫ってくる緊迫の展開。
なにせこれをクリアすると名目は慈善団体に寄付される総額の4割が個人の懐に入る謎システム。
欲に目が眩むとこんなアホな文章にも後光が差します。
 
これもツッコミどころ満載ですが少しまとめますと...
  1. 相変わらず日本語が意味不明。クラス「A」ワイヤ命令ってナニ?
  2. 「Michiko Hayashi」という個人情報に赤の他人が意図も簡単にアクセスしてるような文面
  3. トルコの「KuveytTurk銀行」に口座を作れって...なんの資金洗浄?
  4. 徹底して個人情報を欲しがってるけど、強欲すぎ
  5. 口座開設に2550ドル要るってよ

これというのは騙され役の日本人が晒したメアドに送り付けられた文面ですが、当の本人は問合せしていないのに届いた文面をボケーっと眺めた脳は「8,300,000ドルの相続基金処理が保留されてる」と訳すお花畑脳。

ありとあらゆる個人情報を詐欺師に上納したせいで、実はこの後何度も似たメールやSNS攻撃に遭っていることは秘密です。

(失敗して学ぶタイプの方)

令和3年10月21日現在の換算レートでは「949,084,250.00円」となっており、その4割が自分の懐に入ると信じてやまないのでした。

(4億ぐらい貰えるってどー考えてもおかしいだろ)

Kuveyt Türk Katılım Bankası
Kuveyt Turk is an institution which is committed to the principles of interest-free financial products and services, and has social responsibilities and operati...

さらに厄介なことにこの「KuveytTurk」という銀行は実在している。銀行側も迷惑でしょうね。会議室で「最近やたらと日本からのアクセスが増えてるけどなんで? 」とか言ってるはずです。

その銀行口座開設に「2,550ドル = 285,700円」要ると書かれています。なぜかここで急に日本円登場。これを信じた人は指定された口座にお金を振込む人もいるんだとか。これが外国銀行口座や国内銀行口座なども。

(国内口座登場時点で気づけない人は付けるクスリがありません)

 

たぶん日本人はこーゆー書面に弱い

書面右上のなんとなく訳せそうな「FOR FOREIGN CUSTOMERS」なんて単語が目に留まるわけですが、この銀行、本当に実在するので厄介です。

(そこだけ切り取ると信じる人もいそうだよね)

青色で囲んだ場所がいわゆる「外国人普通預金口座」開設に必要と思われる場所で「2,550ドル」と書かれております。令和3年10月21日現在の換算レートでは超円安により291,610円。

この「2,550ドル」を見た我が親の知り合いが「30万貸してくれ」と言ってきたのでした。

流れとしては間違いなく詐欺師の台本に乗っておりますが、ご本人曰く「指定された口座に15万払ったけど足りてないから貸してくれ」ということでした。

残念ながら親の知り合い「アウト」でございます。

個人情報を晒したことで問題は新たな局面に向かいます。

詐欺師側に個人情報を上納したことで、詐欺師の手元には新たな個人情報がもたらされ、ここにめでたく自分の名前が知らない間に別の詐欺師に使われ、新たな詐欺犯罪に加担することになります。

 

詐欺の洗脳が解けない3つの理由

ぶっちゃけ30万ぐらいのお金を用立てることはできますが、ネットでちょっと調べれば「あ、詐欺だ」ってわかるレベル。でも渦中の本人は全く譲りません。

(お金がもらえると思い込んでる節満々)

同類詐欺をネット検索しますと「ひとつひとつ丁寧に説明しても納得してもらえない」という結果もチラホラ。私がわりと穏やかに会話しても「本人は詐欺師に全幅の信頼を置いてる」ように感じました。詐欺師の呪文が思考をしっかりロック。

その理由は...

  1. 長時間に渡って犯罪者とやりとりしている時間を肯定しないと自己否定になる
  2. 指定された口座に15万振り込んじゃった
  3. 相手を日本人だと思い込んでいる

故に頑なに「金を貸してくれ」といってくる。

やはり1番目の呪縛を解かないとどうしようもない。なにせ「あ、これスカムじゃん」と分かっている私でも変な日本語をなんとか理解しようと読んでますから。

 

詐欺の洗脳を解くキーワード

困った私は2つの事を伝えると催促がピタリと止みました。

おそらく詐欺に引っかかったことに気づいたのではと思います。

その文面がコチラ。

金策の件ですが、私は「Michiko Hayashi」さんを知りません。本当に存在していればよいですが、もしも他人になりすました外国人の場合お貸しする30万は戻らないと考えます。つきましては「Michiko Hayashi」さんの登記簿謄本に類する証明書類と、既に頂戴した日本語文ではなく英語文を確認させてください。これだけの金額を動かすのに相手がどこのだれかの確証もなくやり取りするのは大人として思慮に欠けます。その公的書面を持って実在する人物かの信憑性を確認した後に用立てることはやぶさかではありません。

まぁ、フツーですよね。

 

そもそも私がフェイスブックを使わない理由

上に書いた「登記簿謄本」そのものです。

フェイスブックがすごいサービスであることは今更の話。承知して登録していますが、素性の分からない人と繋がりたがるほど暇ではないので使わないだけです。相手を知らないということは知るまでのハードルを下げる「探りの時間」が必要であり、本題への前置き説明が長すぎる。

(基本的に細い線であっても素性を知っている人とは繋がります)

もともとアメリカのような広大な土地の東と西で交わり合うことが不便で不都合な環境には便利だと思いますが、島国の国内で詐欺師の巣窟みたいな状況と知ってあえて飛び込み、どーでもいい友達申請に付き合うのは面倒。

今でも「猫も杓子もフォロワー」って空気かどうか知らんけど。

(FBもあるいみ出会い系サイトだよね)

なんかね、情報を振り回したり振り回される場所へ飛び込める人というのは基本お元気。タフじゃないと疲れる場所。もうそういうのが邪魔くさい。それが後々「日銭がチャリーンと落ちてくる」ビジネスのネタであったとしても面倒くさい。

人生時間は限られてるからね。

 

結論 : 赤の他人が何億ものお金をくれることは有り得ない

「変な日本語」「FIREな金額」「お金をもらうのにお金を払わされるアホ」みたいなツッコミどころ満載ですが、そもそも赤の他人であり且つ信じるに値しないデジタルデータを信じる最大の理由は人生をお金に振り回される時代に生きているせいでしょうね。

たぶんこの方も鼻の下が伸びたのではないかと思います。

結果は個人情報を吸い上げられただけで被害は小さく済んだとも言えますが、それこそが一番大事でも当事者は「個人情報なんて1円にもならん」と思って無防備。

現実は個人情報を晒した流れで「15万も上納」し、最後まで本当に何億ものお金が転がり込むと思って会話していた節も感じた次第です。

(M資金じゃあるまいし)

以上、中高年の溜まり場FBで騙されたらダメよのメモでした。

Facebookで頻発する詐欺の手法を紹介
あなたがFacebookを利用しているように、詐欺師もまたFacebookを利用している。本記事では、Facebook上でよく見られる、注意すべき詐欺の手法と、それを見分ける方法について解説する。
share

コメント

トップへ戻る