ASAHI PENTAX Super-Takumar 1:1.8/55

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実家の大掃除で出てきたのが「ASAHI PENTAX SL 23105」というカメラ。

どうやら父親が20代後半、30代前半、つまり…いまから半世紀前ごろに一世風靡したカメラだろうと思います。

これ以外にもゴロゴロとカメラが出てきたのですが、このカメラだけは気になり、手元で分解掃除して中を見ていました。現役投入できそうでしたがフイルム時代ではないのでボディは廃棄へ。

とはいっても戴けるものはいただきます。廃棄前の最後のお仕事はシャッター音とタイマー音です。昔懐かしい「ガシャコン」という音と「ジィー」という音をもらいました。機械の駆動音ですし懐かしさがありますね。

というのもレンズを見ると外観はキズもそれなりにあるのですがレンズ内部は綺麗な状態で、かなり過酷な放ったらかし状態だったにもかかわらずカメラ全体がケースに収められていていたせいかカビもなく「むむ!もしや手動フォーカスで楽しめる?」と思っていました。

そこで道具箱からアダプターを探して取り付けたらたまたま合うものがあったので装着。

単純素通しアダプターなので明るさは頼りない感じですが、そこは腐ってもF1.8。

雨の日の曇り空の下なので外出も面倒で部屋にあるものを適当に試し撮り。意外にも味のあるものが撮れて満足。めでたく廃棄を免れました。

最近のレンズは軽量でもボディが安っぽいものが多い中でずっしりとした金属ボディのグリップ感はピント合わせが楽しいですね。当たり前ですがAF(オートフォーカス)ではなくMF(マニュアルフォーカス)ですので、心に余裕があれば撮る楽しみも増幅しますね。

動画だと、被写体のピンボケ状態からバキッとしたピント合わせの過程を収めると面白そう。

撮った写真の雰囲気、周りのボケ感からして「フワッ」とした雰囲気を醸し出すので、花の撮影とかに使えそうですよね。

(もっとまともな被写体なかったのかよ^^;)

レンズに刻印されている「Lens made in Japan」の文字が日本のモノ作りのプライド、真骨頂を感じさせる逸品でした。

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