アップルの「バッテリー交換プログラム」を利用してiPhone SEを両親に進呈

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今年はガシガシ実家のデジタル化を進めております。高齢者には無縁ですが一緒に暮らしていないと子の側としてやりとりに手間を感じたので一気に効率化を進めております。高齢者の情報発信は不可能といっていいレベルの年齢ですが、こちら側で心情を予測して情報を送りつけることは可能ですから時間的効率は格段にレベルアップしつつあります。

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昨年iPhoneバッテリーが意図的に劣化するニュースがありました。私のiPhoneもSEで暫く買い替えを止めていました。なんやかんや言ってもSEサイズは手に持った時のフィット感が丁度いいので気に入っていました。アプリは使いづらいものもありますが総じて問題なし。

ところが年初の海外旅行の際に重い腰をあげてiPhone8に刷新しました。このビジネスモデルには嫌気がさしますが、ほどほどにテクノロジー情勢をキャッチアップしていないと不都合。例えばブロックチェーンなんて最新技術で、それをSEでも見れはしますがいずれ時代遅れになってしまうのでちょっと奮発しました。今年はなんやかんやと刷新して散財する年となっています。

ということで手持ちのiPhoneSEのバッテリーを交換してから親に進呈することにしました。結局私との会話ぐらいしか使い道がないことかもしれませんが…..でも自分がそういう状況に置かれたら「おし、一応時代についていってるぞ」みたいな感覚は湧いてきてボケ防止への刺激ぐらいは受けそうな気がしますがどうでしょう。

都会だとオフィシャルの交換タイミングは秋まで待っていいかも

この施作は2018年末までで、まだ半年残っていますからアップルストアが近所であれば駆け込み交換できますが、そんな場所とは無縁生活になったので「まだ半年残っているけど交換しちゃえ」と思ってアクション開始。
2018年12月31日までの間、対象となる iPhone 6 以降のモデル (iPhone SE を含む) の保証対象外バッテリーサービス料金を3,200円とさせていただきます。なお、3,200円にてバッテリーサービスを受けられるのは iPhone1台につき1回限りとさせていただく場合があります。

ちなみに交換対象はiPhoneSEからiPhone Xまでを有償3,200円で交換してくれます。通常価格は8,800円ですからやっておいてた方がお得ですよね。まぁこれでも儲けてるはずですが。

しつこいですがiPhoneSEは2016年3月31日発売モデル。これを2年でディスコン化へ追い込むテクノロジーの弊害には辟易します。昭和の固定電話なんて壊れるまで使えたことを考えるとテクノロジーが決して生活を豊かにしないのは当たり前ですよね。

いざバッテリー交換!

使っていた機種のバッテリー交換は以下の流れでした。まずはオフィシャルサイトへGo!バッテリー交換を申し込むをクリック。

 

次はアップルIDでログイン。普通は2ファクター認証ですからご自身が設定しているデバイスに確認コードがポップアップで現れます。その数字を

 

ログインすると「iPhone のバッテリー交換が必要ですか?」ということで対応方法が選べるので私の場合は配送修理を選択。控えめに「5日ほどかかる場合があります」ということですが実際は如何に?

 

すると自分が登録しているデバイスが登場。ここではお馴染みiPad mini 2も並んでおります。この中から交換する右端のSEを選ぶたけ。

後は配送先、支払い手続きを済まして終了。簡単です。

ちなみに正規交換はデータが消されるというのが常識です。それは以前にiPadのバッテリー交換でも触れましたが….スマホでの2段階認証にGoogle Authenticatorを使っていると面倒です。Google Authenticatorはバックアップからの復元は出来ません。便利なんだか手間なんだか……。

ついでに未使用SEのバッテリーも交換依頼

実はSEを2台持っており、1台しか使っていなかったのでもう1台は新品未使用ですがバッテリー劣化が気になっていました。使っていませんが2016年から2年経過の新品ですから「少しバッテリー劣化してるだろなぁ」という勝手な妄想。一応オフィシャルではこんな説明書きがあります。

長期保管する時は、50%充電してから

6か月以上デバイスを保管する予定の場合は、6か月ごとに50%まで充電します。デバイスを保管した期間によっては、再度使用する時にバッテリーの残量が少なくなっている場合があります。長期間保管していたデバイスをもう一度使い始める際は、純正アダプタを使った20分間の充電が必要になることもあります。

完全無視で購入以降一度も電源を入れずに放置しておりました。

iPhone のバッテリーとパフォーマンス

充電式バッテリーはすべて消耗品で、化学的経年劣化が進むにつれて性能が低下します。リチウムイオンバッテリーの化学的経年劣化が進むと充電可能な容量が低下し、その結果、再充電が必要になるまでの時間が短くなっていきます。これは、バッテリーの最大容量 (新品時と比較したバッテリー容量の基準) の低下と言うこともできます。さらに、バッテリーの最大瞬時給電能力 (ピーク電力) も低下する可能性があります。こうしたバッテリーの化学的特性は、業界全体に普及しているリチウムイオンバッテリーすべてに共通するものです。

ということで、未使用SEも交換してもらうことにしました。未使用ですからシリアル番号をチェックして依頼することになります。上の写真の下部に「お使いのデバイスが表示されない場合は、製品のシリアル番号を入力してください」という部分。ちなみにシリアル番号確認方法はコチラに書かれております。SEに関してはiPhone背面下部のIMEIのちっこい文字列です。メガネを外さないと読めない文字!

いつもの画面貼っときます。修理に際し多少の手間はありますが、こういうものの管理をビシッとされている方であれば楽な作業だと思います。 

恒例の注意事項

出荷から到着まで

以前の経験からして「もしや新品交換?」という予想もしていましたが、実際はというとバキッと修理してくれたような…そうでは無いような…???

7月10日     バッテリー交換依頼

7月11日  アップルケアサービスサポートラインへ発送

もはや恒例ではありますがヤマト運輸さんが着払いで回収してくれるパターンです。準備するのはiPhoneのみ。今回の行き先は「アップル特別修理センター(iPhone)」と書かれていました。上得意というのはよく分かりますが、送料着払い248円という破格値。

7月12日 11:01 受領メール到着「製品の修理を開始いたします」

7月12日 16:31    修理が完了しましたので、製品を発送いたしました。

7月13日 13:00   おかえりiPhoneSE

相変わらず手際の良い対応でした。2台送ったのですが返送は1日違いで別々に到着。バッテリー駆動時間/パフォーマンスをメンテし「最新OSで品質テスト合格を確認した」なんて書かれているともっともらしいですが、要はバッテリーを交換終了ということですね。

ちなみに先に戻って来たのが未使用SE。送付時点で未使用ですから本当に交換されたかは存じませんが、IMEIの数字は一緒でした。つまりリファービッシュではなく送ったものがそのまま修理して戻ってきました。

なんとも薄っぺらいケースでご帰還

そして1日遅れで使用済みSEもご帰還。これでガラケーからスマホへの乗り換えも準備完了です。SEですからスペックに限界がありますが、それでも4-5年は使ってもらえると思います。

おかえりSE

若い方だとお分かりいただけないと思いますが….この年齢でスマホを使うことは馬車と自動車ぐらいの違いがあります。普段馬車移動の両親に自動車当然運転できるわけがないのですが、いつの時代も「習うより慣れろ」です。

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