先日業務用4Kカメラを貸してもらいちょっと試し撮り。
(つい先日まで3Dカメラで盛り上がっておりましたがいずこへ?)
4K、ここまで鮮やかに撮れると3Dのごとき立体感のある映像ができ上がるんですね。人間の目や脳がいかに超絶な機能かを思い知らされます。それにしても視力が悪いものにとっては残念な見え方もあるな、とか思う今日この頃です。
さてと...
9月頃からざわざわしておりました瀬戸内撮影。
旬の食品を紹介する場合、仕込みは1年がかりとなります。なにせ旬にスタートしていては、旬ではないというジレンマ。ITの力でなんとかならんものか?とも思うのですが、生産者毎に異なる考え方や思いを伝えることは少々難しい。
小豆島では興味深い企業とご対面。主役はオリーブですが、この生産スタイルが実に興味深い。立地によるところも大きいとはいえ企業たるもの「売上」「従業員」「技術」といった様々なキーワードを維持向上のために効率を考えるのですが、この主役「オリーブ」は超がつくほど非効率で手間がかかります。
「手間がかかる」ではなく、あえて「徹底して手間をかける」です。
それを理解した上で効率よりもオリーブ様の成長に合わせた生産にこだわった結果、純国産商品が誕生したというから驚きです。純国産というのは...たぶん全体の1%にも満たない量です。市場に出た瞬間に完売という稀少な商品。そんな商品を手掛ける企業が日本に残っているんですね。
似たような商品は多いらしいですが、それはブレンド。飛行機のそれではないですが純国産というのは本当に稀少だそうです。初代社長が孫の世代に向けて残されたメッセージだそうで、その計は半世紀というスパンです。
そもそも日本の気候風土には難しい種だそうですが、こういったことを何十年もかけて取り組む研究開発コストたるや...恐れ入る勉強の時間でした。
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