どうやら地球規模感染が避けられない状況ですね。
イタリアもイギリスもスペインも医療従事者や感染者が発信する動画のインパクトが凄すぎ。日本でも同じことが起きる可能性が高いわけで、ある日突然1万人という数字が表れないとも限らないのですが、それこそ個々人の注意しか手がありません。
そんな中でFRBが無制限に金融緩和するという、ある意味歴史的自爆テロを仕掛けたおかげでマーケットは再びバブルへGOの様相ですが、今回もそのシナリオが通じるかは新型コロナウイルスの収束次第で変わってくるだろうと思います。
私も使わない財布にドル紙幣が眠っておりますが、紙屑になる日が近づきました。
でもまぁ、生身の人間だと普通はお金より命でして…
じっとしていられない回遊魚な人たち
20世紀、21世紀は大量輸送移動の時代でもあり現代人はじっとしていられない病気かもしれないですね。もちろん嫌味ですが。
私はかなり起伏の激しい人生を送っておりまして、動き出したら24時間10倍速ぐらいで動くときもあればピクリとも動かず微動だにしないときもあります。それが交互に訪れる人生です。自分が選ぶ行動なので仕方ないのですが今は動かない、動きたくないタイミングが終わるかもしれないという時に世界がパンデミックです。本当に動きたくなくて田舎暮らしを求めているのに社会環境が許してくれません。
動けば動くほど感染が広がるだけなのに世界は動きたくて仕方ない人だらけ。
今はどこの国へ行っても「来たら14日間軟禁するょ」と言ってるわけですから静かにしていれば良いのですが動く理由ってなんですかね。ハワイですら戦々恐々です。
経済を優先する人が多い大都市からロックダウンしている事実
ロックダウンすると困るのが大都市ですが、大都市は「経済を成長させる場所」なので出かけないと商売にならないわけです。でも動けば動くほど感染リスクが増します。
私も色々な国に行っておりますが、個人的に「やっぱり凄いな」と思うのはニューヨーク、パリ、ロンドンです。それらに近いレベルに東京もありますが自国ですからランク外。その次がロス、フランクフルト、アムステルダムあたりですが先のメガシティに比べればインパクトは小さいです。
そのいずれもがロックダウン状態ですので東京も免れそうにない状況だと思いますが、今回の件で「経済を成長させる場所」で生きることの意味を考え直す方も増えると思います。なんといっても「仕事がない、大金が入らない」ことに耐えられない大人が生き方を模索するきっかけですよね。
都内生活者がスーパーに長蛇の列というのは容易に想像できる光景で、並べば並ぶほど感染率が上がることを想像すると、突然ロックダウンした方が「感染を広げない」という意味では有効なのかもしれません。
もうね、東京は日本国内の外国みたいなもんです。神奈川や千葉も似たもの同士。首都圏以外の人はわざわざ感染者が多い国内の外国へ出かけない方がよい時期です。そうこうしてるうちに東京が感染者を地方へばらまきかねません。
決断できない運動好きな大人たちが事態を悪化させていた
なんといってもオリンピックがあるがゆえに不透明な対応をしていた日本でして、普通に考えて延期や中止を誰が宣言するかのババ抜きゲームです。絶大な権力と決定権を持っているIOC会長の自己責任でとっとと宣言すべきことを先延ばしして迷惑を被っていたのが日本。それに業を煮やした各国のコミッションが続々と「行かねー」と言い出して急に度突かれはじめてやっとこさ来年へ延期になりました。
御歳66といえば最高に鋭い決定が下せる年齢だと思いますがこの方は違ったようです。
感染症は第2波も注意が必要だそうで、今回は薬の開発がこれからということを考えると、オリンピックは2年先伸ばしでじっくり対策を練る方が良さそうに感じますが、金儲けしたいひとから見ると来年でしょうね。オリンピック延期が決まれば東京都のロックダウンは日本の事情だけなのでスムーズだと思います。
加速せざるを得ない5Gで働き方が変わる
幸か不幸か「働くな」という時代が早目に来てしまいました。まもなく地球規模での壮大なベーシックインカムテストが始まります。
今週は日替わりで5Gサービス開始だそうです。個人的には不要ですが、いずれ巻き込まれます。ここまで絶妙のタイミングで働き方が変わるなんて仕組まれてるみたいで薄気味悪い感じもしますが。
トヨタとNTTのスマートシティが実現するか、必要かは横に置き、今回の忍耐期間が伸びるほど「遠隔で出来ることを何で今でも無駄な金使って行ってんの?」というのが常識になるわけで、どーなりますかね。
最近は高齢者も「ズーム使ってる」とか言い始めており変化は早いですね。
言葉遊びよりも本質が大事
今話題の「パンデミック」「オーバーシュート」「ロックダウン」などを「横文字じゃなく和訳しろ」みたいな論調はどーでもいいですよ。年寄り相手にスマホ操作の解説じゃあるまいし、年齢に関係なくあるていど知恵を働かせて時代についてゆく学習も大事だと思います。
我が親の78歳と82歳が理解できるわけないですよ。当たり前です。全て息子が解説しました。時代についていけないのであれば「人の言うことを黙って聞け」というだけ。
原発が爆発してベクレルやシーベルトの意味がわからずパニクってるのと全く一緒。つまり現状の日本人は言葉遊びする余裕があり、事態が上手く推移していると考えている方が多いということだと思います。アメリカの東玄関ニューヨークと西玄関カリフォルニアがロックダウン状態で、その他の地域も全く収まる気配がなく、イタリアで6000人死んで、スペインで2000人死んで、イギリス、フランス、ドイツと続々とロックダウンが続く中で日本だけセーフはありえないでしょ。
ポイントは医療崩壊させないこと
今週は毎日どこかの病院へ両親を送り迎えしています。本日は3つの病院をハシゴ。田舎の病院は少し落ち着いた空気です。おそらく普段は病院の待合室を憩いの場とする高齢者も多少気を引き締めて控えているようです。
たぶん今必要なことは全員が動かないこと。
日本人のメンタリティを想像するに、医療崩壊は起こらないかもしれませんがメンタル崩壊で自宅死なんて増えそうな気がしてちょっと怖いですね。イタリアのニュースを見ているとフツーに有り得そうです。ロックダウンしたって薬がないんだから入院したって出来ることは限られてるわけで、今は医療崩壊しないように出控えてピークをずらし、患っても呼吸器を使って回復できるように耐えることが最大のポイントだろうと予想しますが…。
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ということで3月は完全に新型コロナウイルス一色でした。国によっては4月末までフライトキャンセル決定の国も多いので3月末をやり過ごせても4月も売上ゼロが確定したようなもので金策が切迫している小企業は大変ですよ。
私の経験だと、こういう時は2-30人規模の会社舵取りが一番難しかったりします。中途半端にまとまったお金(給与)が必要で、売上が無いのに毎月1,000万以上が支払いに消えるので経営者は酒でも飲んでないとやってられないぐらい火の車。
話を戻しまして…
直近のポイントはFRBが無制限の金融緩和を発表したので四半世紀程度の経験を盾にお金大好きっ子さんたちの思考だと絶好の買い場がスタートしたことになりますがFRBは全カードを使い切ったので仮に上がるとしても超乱高下しながらだと思います。
でもThe great depressionを知る人がいない時代でもあります。私は今回ばかりは上昇が一筋縄ではいかないと思います。昨日は爆上げしましたが、再び下げないはずがない。だって世界も日本も感染者が増え続けているから。
日本人は新型感染症をナメすぎでしょ。約2週間の潜伏期間を経てコロナタイマーが一斉に鳴り始めたら大変なことになります。しかも発症から3日程度で重篤になるのに危機感無さすぎ。
今日東京は「感染爆発の重大局面」とアナウンスされたそうです。色々な受け止め方がありますが大きく分けて3つですかね。
- 文字通り受け止めて不要不急の行動を控える
- 事実上のマイルドロックダウン
- 正式ロックダウン予告
改めてボードの文字だけ眺めると既にオーバーシュートしたようにも見えます。
慌てて買い込む必要はないと思いますが、我が親のように外出自体が難しい高齢者等を家族や親戚に持つ方は親孝行するチャンス到来です。
イタリアと同じ轍を踏みたくなかったら大人しく過ごしましょう。夜、チラッとNHKインタビューに答えている都内の様子を見ましたけど、他人事すぎる緩い会話に数週間前のイタリアが思い出されます。ある日突然数百人単位で増加するのは他国のニュースで見てるでしょーに。お馴染み「渋谷スクランブル交差点 ライブ映像」を見る限り東京はパニックを経験するかもしれないですね。
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