2020年8月の勘違いメモ : 健康第一というのは真実です

テーマなき雑感の束
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月末に首相リザインで大荒れですが…

だれ一人として健康問題から逃げられる人はおらず、そこを攻撃する気はないのですが、今広島出身の代議士が百日裁判の最中でして、その地域の政治家は軒並み袖の下を受け取り新聞ではデカデカと実名写真公表で大荒れだったはずが、全てが吹き飛ぶような退陣劇です。これをやらかしているのが話題の与党でして、話題は次の首相選挙へ。

大丈夫なんですかね、この国。

移動中に車内のテレビで政治記者のコメントを聞きましたが、堂々と太鼓持ちトークを展開する姿に「この国は政治もメディアも終わったんだなぁ」なんて虚無感漂うドライブでした。

今日は日銀ネタが一切ありませんでしたが、まさかホニャララミクス第二幕開演とかあります?

以下、今月のラインナップです。

ネット中傷と裁判化のゆくえ

今年はコレ系の裁判化ネタが活況で「この国はアメリカか」という印象です。

新型コロナ騒ぎにも感じることですがリテラシーの差異がここまで大きいと思いませんでした。検査数が増えれば陽性者も増えそれは行きすぎると死者を増やすことになることを自分のアタマで消化できるまで調べないのか、調べられないのか、いずれにしても情報格差が大きすぎます。これとネット中傷はイコールではないですが、なんとなく似た印象を持っています。

そういった中傷文字は自分のことではなく他人のことなんですね。ひたすら他人のことばかりです。知り合いならいざしらず、赤の他人でやらかすわけですが、そういう感覚はデジタル時代ならではの問題と片付けられない中年層がやらかしてるニュースを見るに、自分の痛みを開放する手段をネットに求めてるということなのかどうか…謎。

デジタルになると無駄の許容が限りなく狭くなるように感じます。

顔を見て話せば許しあったり助けあったりできることもデジタルでは「のり代」を極限まで削ぎ落として効率化、合理化するので隙がないことでこんな事件化しちゃうのか…。折しもテレワークとか言って人との距離が強制的に離される時代ですが、そこに登場する自粛ポリスとか…。

まさか24時間ネット生活なんですかね

まさかの道具が目的化?

まぁ今でもインスタ蠅とかそれが海外ユーザー獲得とか言ってるぐらいですから分からないでもないですが、とどのつまり「暇」か「人生を中傷に費やす生き方が好き」なんでしょうね。そうでないと毎日中傷し続けられませんし。

匿名とか、隠れて卑怯とか言われてますが、そんなの細かく調べれば発信元なんて突き止められるに決まってることをネイティブは原理を知らずやらかしてるのか。私なんて小心者だからいい歳ですが「こんな文字をネットに残して、親の顔が見たいとか言われたら」とか思ったりします。まぁそれでもこうして書いてますけどね。

何かを中傷することでコンテンツ化している人というのは「物事を知らない」か「若い」のどちらかでしょうね。どちらでもないとしたら「人生はあっという間に過ぎ去るので他人を中傷することで費やした時間を後々後悔する」と伝えてあげたいです。なにせ中傷なんてしなくてもあっという間に時間が過ぎ去ってることに頭が痛い日々ですから。

黎智英氏や周庭氏の逮捕

香港が大変なことになっておりますが…

台湾亡命しようとして逮捕とか言われてますが…

私が現役時代の香港政観は、それはそれは華々しいオーラを放つ組織でした。日本局長の加納さんが仕掛ける趣向を凝らしたロードショーのオープニングには若造ながら感動すら覚えた記憶があります。振り返ってみればその方がいらしたころが最後の栄華だったことになります。

以前にも書いてると思いますが、私が最初に中国へ行ったのは20歳のころですから…かれこれ30年前の話しですが、今でも鮮明に覚えているのは街中を走るベンツやBMWの多さと集合住宅のベランダに見られる衛星アンテナの多さでした。共産主義国家なのに資本主義アイテムがゴロゴロしていることに驚きました。まだ人民服で兌換紙幣の時代でしたが友人が留学していたので幾分か濃い、変な視点の中国がインプットされております。そういえばギニア人官僚の息子も留学していました。今頃国家を背負ってるかな。

その時代とはまったく違う本物の資本主義だった香港がちょっとややこしいわけですが…

自由というのはありがたいことですね。

駄文でも自分が思っていることを文字にできる自由は日本では当たり前のことなんですが、当たり前じゃなくなることもあるというニュースです。

私が知っている香港は約20年前の姿と2-3年前の姿です。それは約20年の時を経ても同じ香りのする香港だったわけですが、2020年は赤色の香港ということになります。

中国で投獄されるとフルボッコで精神崩壊させる悪名高い制裁が世界に知られるところとなっており逮捕者の今後の行方が気になります。まぁ「民主化の女神」とか言われても暴力的運動であったことは事実ですし全てを肯定する気もないのですが、23歳で思想が完成されているとも思えず、シンプルに自由が消えることへの危機を訴えていたんだろうと思います。

4-6月期実質GDP増減率 マイナス27.8%

この状態でなにごとも過去の延長思考を続けると例外なく全カテゴリーの格差が広がるわけですが、そーゆー世知辛い空気へ向かう日本国をよしとするんですかね?表面は利他とか愛他とか言っても裏面はガチガチの利己&自己中にならざるを得ないわけで厳しい時代です。

少なくとも数ヶ月先までは延長思考っぽいですよね。

Gotoキャンペーンの発想が前時代的で、どれもこれも「お金を使ってくれたら補助する」という流れなんですね。でも移動するとコロナ感染するから「今年の夏は特別な夏」みたいなわけのわからないキャッチコピーで自粛しろと言ってたわけです。

接触を減らしたところへ金をばら撒くのが筋ですが、走るな止まるなみたいなことですからマイナスも仕方ないですよね。

消費経済だけの思考から離れるチャンスだと思いますが、相変わらず100均思考から抜け出せないでいる姿を見ると、この国の未来は明るくないなぁ、なんて思います。

JR新幹線と特急列車、対前年比↓76%の悪夢

もう少し時間が経ってみないとわかりませんが、これが続くと大変なことですし、続く可能性が高いと思います。民営化したJRから地域名が外され再び国有化もなきにしもあらず。ざっくりと日本には年2回の国民大移動時期がありましてお盆と正月。このメインにプラスしてゴールデンウィークがあるわけですが、2020年に残る大移動は暮れから正月のみです。もちろん「もう正月ぐらい家族で過ごそーや」となる可能性もあります。

巷では「インフルと致死率比べてみろや。騒いでるやつらアホか」という論調もありますが、それは一重に重症患者が少ないお陰でして、重症患者が増え始めますと意外とあっさりパニックが起こります。なにせこの国は老人大国ですからイタリアに二の舞いも容易に起こりえます。

私は元々「盆暮れ正月」に実家へ帰らない人生を送ってきたので影響はゼロですが、この時期仕事で出かけた時の人混みの凄さぐらいは知っており、冷静に考えて「大金を払って乗る新幹線の自由席が立ち席でもOK」を許容し続けてきた日本人もどーかしてますよね。乗車率200%で同じ金額を払ってサービスが違うということを認めるということは、自分の行為に主体性がないということです。全員がそーする時期だから自分もやってるだけ。

お盆に「先祖の霊」や「迎え盆」などを知っていても、正月に「歳神様」なんて知らない人がほとんどなのに毎年正月ヒャッホーやってるわけです。でね、今はコロナ第2波のピークを過ぎたあたりだそうですが、秋冬に第3波がやってきたらお池にはまってさぁ大変。これはもう手をつけられない経済ダメージ。どーなることやら。

高レベル放射性廃棄物受け入れ検討する北海道寿都町

「トイレがない家」と揶揄される核のゴミ受け入れ検討の「文献調査応募を検討」のニュース。日本全国他人事ではなく…おそらく根元を叩かないと解決しないので核燃料発電はやめるべきと思います。それが未来への責任でしょうね。

まぁ放っておいても日本は人口減少で人が消える市町村が激増しますから自ら手をあげなくても「じゃぁ、この辺にすっか」みたいな流れになりそうではありますが…いやいや。

このニュースの内容に参りました。

「町の財政はあと5年は大丈夫だが、10年後を見据えると資金も底を突く。人口減少が進む中、交付金をもらえるなら(調査受け入れを)考えるのも一つの手」

このリーダーの元で働く職員は…

「処分場建設に直結しない」との前提で職員に応募是非をアンケートし、回答した87人中53人が容認だった

規模の経済を追えるのは東京だけで、それもあと数年の話しで、それ以外は総崩れになることが分かっているのにまだ同じ方法を試みるらしく…困ったものです。

とにかく日本はお金至上主義の国になっちゃいました。

航空業界の苦境本番はこれから

各航空会社共通大変ですよね。

かつて従業員を満足させれば顧客も必ず満足すると言い切ったヴァージンもヘロヘロで、それこそ規模の経済を追えない状況で各社リストラの嵐です。仕事が無い状態。

その規模の経営者が知り合いにいませんが、ホールセラーから聞き及ぶ情報によると、1年は耐えられる内部留保がある会社でも人材を含め例外なく全てを半分リストラしてこの状況を凌げるギリギリの状態らしく、早い話しが2-3年は半分の規模になったマーケットの取り合いになる予想だそうです。

特に9-12月は生き残りをかけた顧客争奪戦と閉店が同時進行するらしく

ワクチン効果で盛り返すことができるのかどうか…。

オリンピックも「スポーツのため」というより「スポンサーのため」に是が非でもワクチンありきで開催決行の雰囲気ですがどーなりますかね。

逆オークションってまだないんやろか?

先日ノートパソコンを新調した時に思ったことが2つ。

1つはお目当ての中古PCを探すのが面倒で「予算299,999円で、このスペックでパソコン買う意思あり。その証拠にお金も預託して即決可。誰か送りつけてこい。」というサービス作れよという件。

そのパソコンが16インチなのでサイズの合うケースが少ないこと。これも例えば「予算3,000円でハンドメイドケース作って誰か送りつけてこい。」というサービス作れよという件。

いつまでも中のひとが儲かるサービスでなく、本当に欲しいものが手に入る仕様のサービスを誰か作れよ、と切実に思いました。

そういうことを調べることに苦はないですが「時こそ金なり」です。

東急ハンズ三宮店 閉店のお知らせに思う…

急にローカルネタですが…

たまたま首相退陣の日にツイッターで目にしたのですが…

私もたまぁ〜にお世話になった三宮ハンズが閉店だそうで…

自分でも驚きですが、この場所によく出没していたのが20年前。もうそんな月日が経ったことに愕然です。歳くっちゃったなぁ。

何がメモりたかったかというと、私の中では「東の横浜、西の神戸(三宮)」という印象の都市で32年も続いたお店が閉店するというのはただならぬ事態です。かつてこの辺の寿司屋を夜な夜なハシゴして朝まで飲み明かしたことを懐かしく感じます。もちろん仕事ですが。

私が関西を後にした時にメールをくれた方が事務所を構えていたのが三宮だったので「10年後は大変なことになる都市のひとつになるよ」と言い放った記憶がございます。確実にそのように歩んでる都市のひとつだと思っています。灯台下暗し。

このお店がある場所は賑わいの中心地で、32年も経営してれば「在って当たり前」の存在感を放っているハンズですが、これが消えるとなると近隣の衰退は避けられないでしょうね。こういった「量販店」はこれからも瓦解が続くと思います。

もう量を売る時代は終わりです。もしかすると地方は商業施設という概念すら終わるかもしれません。このニュースを見ながらアメリカのモール衰退を思い浮かべ、全国の大規模モールもいずれ同じ道を辿るだろうことを妄想をしておりました。

アフターコロナでは過去と事情が異なりますがパリのカルチェ・ラタンのようなサイズ感をいち早く見直した場所が生き残るような気がします。なんと申しましょうか…お金を落とすために加工された街ではなく生活の延長に経済の営みが垣間見えるぐらいのサイズ感まで小さくして需給がトントンじゃないですかね。

街中に住んでいると、それなりの都市感に麻痺してるので「なくなって残念」ぐらいの感想だと思いますが田舎者から見るとかなり刺激的衰退ニュースです。これから各地で類似現象が起こると思いますが、それは「この都市では規模の経済が営めません」と言ってるのと同じです。ジジババユーザーの百貨店閉店ではなく比較的ユーザー年齢層が低い雑貨量販店閉店ですから。

〜・〜

今月は父親の手術対応に振り回されました。厳密には7月末のカテーテル手術から振り回されてているのですが、あまりにも内容が濃すぎて3ヶ月ぐらい全力疾走し続けた感覚。やはり身内や親戚が生死を彷徨い始めると大変です。

私の家の周りは収穫目前の稲穂がたわわに揺れておりますが…

9月もこんな感じなんやろか…

健康第一というのは真実です。

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