2019年4月の雑感 – 平成から令和へ

テーマなき雑感の束
純天然にがり 宮崎サン・ソルト株式会社 直売店
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時間の流れが怖ろしいほど早く過ぎ去ってゆく日々で困ったものです。4/20頃を境に湿度を感じ始め、暫くすれば「今年も暑いですね〜」なんて言いだした頃には今年も半分終わります。いやはや…本当に早い。今年は自分のことに殆ど時間を割けないまま半分が終わろうとしています。

先週は税理士と打合せしたのですが話題は10月からの増税へ。

まもなく10%増税ですが税理士曰く「予定通り上げたらリーマン級を超える不景気がやって来るから上げないんじゃないかなぁ」とか「コンビニの売上は凄いんだけど利益が伸ばせない仕組みになってて」とか「人が足りないとか言ってるけど、人が消えてるわけじゃないから暫くしたら人は足りてるニュースが増えるんじゃないかな」とか「全て確認してないけど肌感覚として各社共通(売上)数字が悪いですよ」とか。自分でも感じていたことが税理士の会話で確信に変わる瞬間は薄気味悪いですね。

みんな言わないだけで心の中では感じてるようです。たぶん投資界隈だけが賑やかだ(った)と思います。でも昨今のポイント還元祭りの乱発ぶりを見るとドーピングし過ぎて麻痺してますよね。

てなことで、この2ヶ月間で目についたニュースを幾つかメモです。

世界貿易機関(WTO)敗訴

韓国の水産物輸入禁止措に対する結果ですが、いまだに風評被害なんてキーワードが踊っていることに違和感たっぷりで、論点を外交失策でまとめるのも違和感たっぷり。

相変わらず臭い物に蓋をする国民性というか平和ボケというか。

チェルノブイリは安全ですから食べて応援なんてことにはならないわけで、人類史で片付けられない智のレベルで原発は安心安全なんて言い切れないのにまだ使ってるわけで、あれから8年ですが東京オリンピックも終わり10年の節目でも同じことをしていたら日本の未来は暗い。

 

ノートルダム大聖堂の災難

パリに行けば用事がなくても車で横を通る確率が高いお寺ですが…このニュースを見たお陰で古い写真を見返してノートルダム周辺の写真を見ながら色々なことを考えさせられました。そもそもこの建物はカトリック教会で、見た目の石だけによって作られておらず木造建築というかなり複雑な建物でして、その木造部分がダメになったみいたです。まあ800年を越す歴史ですからそういうことも仕方ないと思います。

2012年12月のノートルダム大聖堂

一般的な観光では上の写真で記憶されることが多いのですが今回焼けたのはこの奥で下の写真。実にけったいな造りの建物です。とんがった所が焼け落ちました。

2009年のノートルダム大聖堂

このけったいな造りを中から見ると綺麗なステンドグラスが楽しめるわけですが、日本だと内外に知られる建造物という意味ではお城が焼ける感じでしょうかね。改めて色んな角度からの燃えている写真を見ると色んな意味でフランスの要となる建物だったことがわかります。

日本は他の国に比べ歴史あるチョメチョメが多いはずなんですが案外辛抱できず100年程度で「1世紀も経てば環境も変化するので新しいものと融合した…」みたいなことでぶっ壊すわけですが…まぁ宗教施設で金があるから維持できる話しですから比較できませんが、大事にすべきものは色々とあるなぁ、とか思いながらニュースを見ていました。

修復するんだそうですが…「Is paris burning」がピッタリな展開です。

 

氷河期世代対策 「人的資本投資について」

30代であれば救われる人もいらっしやると思いますが40代となればちょっと難しい問題。この問題のスタート年齢を探るには、極端に出生率が止まった年齢を調べればよいわけで、そこから下の年齢が長期に渡り冷や飯を食い続けてる問題です。

先日仕事の知り合いが「面接を受けて落ちてショック」なんて言うもので「オジサンなんて30代の頃100社ぐらい履歴書送ったよ」なんて言うと驚いていました。たぶん今でもバックアップデータを探せば一覧表が出てくると思います。

1971生まれ感覚で恐縮ですが…自分自身が転職を辛く感じたのは丁度30歳の頃。

それは2000年の頃。平成だと12-14年ぐらいかな。

実にこの頃オジサン世代を先頭とする若者が結婚して子どもを作っていれば今のような少子化にはなっていないので、昨今の話が棄民扱いというのも当然の流れではあります。

当時は従来の遊び方が淘汰されつつ、本当に今までになかった新しい技術が目立ち始めた時期で、社会の何かしら大きなうねりの中で自分にとっては全く得体の知れない変化のはずなのに、自分のすぐ側で変化しているようにも感じていました。それが仕事を旅からITにシフトしたきっかけにもなったわけですが、IT分野の仕事の取っつきにくさはストレスでしたね。とても。

当時よりも数倍速な時代に対策が必要なわけで、年齢によっては変化についていけない人も山ほどいらっしゃるのではないかと思う次第です。しかもオジサンの頃は、自分が嫌いなことでも自分が変化すればなんとか社会についていけたのですが、今はそのことすら織り込み済みで社会が変化する方が早く、そのように煽り、そういうビジネスモデルを組み、変化の速度、仕組み、仕掛けを理解して行動しないと対策から漏れることになります。これを3年間の集中プログラムで完結させるそうで、3年後「国としてすることはしました」で終わるのですからさあ大変。これも助成金で釣っている節を感じる資料を察しながら喜劇を見ているようでした。

この問題が騒がれる度に思うことは「自分が幸せならOK」という方程式は難しいということ。社会は支え合って成り立っているので支える人が減れば「自分の最後が不幸せ」になる確率が上がります。年齢階級別出生率で言えば40歳から上はオワコンです。

それにしても新たな呼称とか…本質より表層が好きな方々だこと。日本を壊してきた世代が考えそうな呼称です。

 

パンデックスは口に合うけど不健康じゃないかな

パンダエクスプレスが再上陸だそうで。いつもパンエキと呼んでいましたが…。

手っ取り早く日本人の口にも合う甘辛い味付けの中華風惣菜がテイクアウトできるので、アメリカに行けば一度ぐらいは口にするお店で以前は神戸ハーバーランドのフードコートに存在しておりましたが撤退し再トライだそうで。たぶん別会社が版権取っての再チャレンジなんでしょうね。

ある意味ゆるキャラ

名物オレンジチキンは確かに美味しいのですが、あれを来る日も食べ続けるとブタになっちゃいます。それぐらい美味。もう少しオイリー度合いが下がれば人気が出ると思うのですが相変わらずのレシピなんでしょうね。最後に食べたのが2006年みたいです。懐かしい。

この程度のロゴでも波に乗れれば席巻できるわけです。有り得ないパンダ柄…。

 

自家製豆腐作り(意外と簡単)

我が親も色んな病院を頻繁に出入りする歳になっておりまして、その都度赤飯なんぞ準備しますと「また豆ご飯かよ」というぐらいの頻度故に「何か他にご所望は?」と尋ねたところの回答が「豆腐」ということで、今時豆腐ぐらいは自分でも作れるということで作って差し上げました。

「にがり」と「無調整豆乳」

案外簡単に出来て美味しいものです。今回選んだのは宮崎サン・ソルト 純天然にがり。ケースは使った後の豆腐カップ。隙間が出来ていたせいで角が欠けていますが、まずまずの出来です。

豆腐づくりは簡単

次回は大豆をミキサーにかけて布で濾した一手間をかけたいと思います。

 

アシアナ(航空)の解体

とりあえず「機内食にはコチュジャン付き」の印象ですが…。

2-3度お世話になっているはずなんですが売却されるんですね。ちょっとびっくり。

よその国のことを心配してる場合では無いですが、流石にね。GDPは10位前後ぐらいだったような(テキトーな)記憶がありますが、そもそも日本より人口が少ない国で航空会社が日本と同じような体制で運行しているわけで、要らないですよね。

他の航空会社を見てないけどサイトを見る限りヨーロッパ便とか使えそうな気がしますが…時間調整できれば行きたいぐらいです。

ヨーロッパが48,000円+α

財閥弊害故の解体というよりも、現時点で淘汰させないと人口減少に間に合わない感じですかね?エアプサンとエアソウルも同じ運命だそうで、合わせて約100機が路頭に迷うわけです。当然日本のローカル空港も受難です。平成はお金で遊びすぎ、その後始末が今も継続中に加えて人々のグローバル化と平均化でしたが令和のニッポンは日々縮小かもしれません。改元日を待たずしてパジェロやマークX退場が行く末を物語っております。

アシアナ路線 : 羽田成田福岡関西沖縄千歳、名古屋、宮崎、仙台(※エアソウルコードシェア)

エアプサン路線 : 福岡、関西、名古屋、千歳、成田

20年後といえば私も生きていたら70ぐらいでして、既に死んでいてもおかしくないわけで、その頃の日本や韓国は大変なことになっていると思います。

A380-800とか運行しとる場合では無いですよね。ANAもFLYING HONUで喜んでいる場合ではないと思います。スターアライアンスも受難です。

A380、2021年に生産終了へ エミレーツ航空、39機キャンセル

 

ボルトガルに学ぶこれからの日本人の生き方

下の記事が気になりました。

日本人への教訓か〜衰退国家がスタートアップで息を吹き返す ポルトガルにおける劇的な起業環境改善 | 2ページ目 | LIMO | くらしとお金の経済メディア

この最後に「日本人の未来に向けた教訓」が書かれておりました。

なんとなく脳内自動翻訳が次のように読みました。

  1. 令和から日本は長期にわたって衰退する
  2. あらゆるものが消えて縮小する
  3. 集団ではなく個(人)としての自立が主役となる
  4. 自分が他人にとって有用で有益な人となる

どれも記事に関係なく大事なことですが…

ポルトガルとの比較はともかくとし、日本の危機が再びこれから始まることが伝わってくる記事でした。(今更ですが)日本でスタートアップエコシステムが機能するかは難しいと思いますが今25歳の世間一般の賞味期限は残り10年ですから若いからといって集団行動(雇用される)側で落ち着いていると結果茹でガエルというのも有り得ます。それでも知恵を絞って生きる必要があります。

 

プリウスミサイルと免許返納時期について

あまりにも高齢者ドライバーの事故でプリウスが度々登場するのでそういうニックネームなわけですが、池袋での事故も胸が痛くなる内容でした。真っ二つに引き裂かれた自転車が衝撃の強さを物語っておりますが、それを運転されていたのが87歳です。田舎の農業用道路に登場する87歳ではなく、都内豊島区池袋です。そういう時代なんですね。

私の父親も80歳を越えて車を所持しておりました。

今年の1月だったと思いますが、父親の祖母見舞いに同行し高速道路運転を助手席で見たのですが、かなり危ない!当たり前のことを書きますが、前しか見ていません。それが大問題!バックミラーもサイドミラーもほぼ無視です。これで免許更新させている公安委員会や警察はかなりおかしい。おまけに左車線をはみ出た運転をしたので助手席からハンドルを握り右へ寄せるよう指示したのですが、本人は真っすぐ走っているつもりのようで怪訝そうな顔をするわけです。自分の立場が認知できなければ免許更新してはダメです。

でね…

長距離運転が必要な時は呼び出してくれれば同行するので運転を止めるように言ったら「ハイハイ」と右から左へ受け流す返事。こういう人は自分で頭を打って事故らないと自分の行動がおかしい事に気付けないわけです。それがつい最近、私が知らない時にこっそり車を運転し左側を自損していました。左に寄せる悪い癖が発生です。この件でようやく真っ直ぐ走れないことを自覚し、4月25日に売却しました。免許返納は少し先ですが車がなければ返納しているのと一緒です。

その免許を何歳で返納すべきかを考えていたのですが、一つの目安は健康寿命だと思います。それ自体はどんどん伸びておりますが、その事と運転能力は別のお話し。健康寿命の1-2年前に運転を止める準備が必要でしょう。男女で異なりますが、今だと68-75歳ぐらいでしょうか。そんなことを声高に言うと年金受給引き上げにも影響するので言えないでしょうが、言わないとこの国にとっては希少価値である若い命が消え続けることになります。政府がどんなに「元気な高齢者が多く、まだまだ働ける」なんて言ってもね、それは人によりますよ。全員が健康ではないですから。

ベンツミサイル発射阻止!

車を手放すと生活のリズムを変える必要があり、高齢でノロマな行動力で足となる車を取られると、なにごとも早めの行動が必要になり…いやはや、こうやって高齢化社会は完成します。

 

2040年の人口動態が恐ろしい

人口の約半分が65歳以上の一人暮らし時代まであと20年。

未婚もさることながら死別も増えます。

我が家系も私で途絶えますが、そんな時に時代錯誤も甚だしい「墓を買った」という馬鹿親に参りました。黙っており、書類も隠していたので気づけませんでした。世間が墓じまいして「骨なんて土に返せば良い」と言っている時代に。

それを電話口で伝えると「売るわ」と言いましたが売れるわけがない。よもや世代が途絶えるなんて発想は親世代の常識には無いようですが、己らが未来を考えずに社会設計した結果を子の世代が後始末するというタチの悪い展開です。

20年後、30年後の社会の空気ってどんな感じですかね。

今は似非好景気で「人が足りない」とか言ってるわけで、2040年の頃は社会で支えられない状態になっているはずですから老人は静かに去るのみですが…なかなか大変な時代です。

にんげん誰もが最期はひとり

 

Pray for Sri Lanka

オジサンの第二の故郷スリランカでテロだそうで大勢の人が無くなりました。普段は穏やかな国(民性)でして、まぁ長らく続いていた「タミル vs シンハラ」のチャンバラも終わって平和がやってきたと思っていたのですが…襲撃された教会 St Sebastian’s Church は私も行ったことがある場所です。懐かしや。

写真をいくつか見ましたがかなり酷い惨状ですね。即死も多そうです。

Blasts reported at churches in Sri Lanka

20歳の頃にこの辺りをウロウロしておりまして、その後30代でもウロウロし、気がつけば40代でもウロウロしていたスリランカ。憎しみしか産まないテロなんて御免ですな。

当初の犠牲者は数十名でしたがあっという間に300名越え。心の傷が癒えるには暫く時間がかかりそうです。もしかして50代でもウロウロするかもしれません。

Air Lanka

 

年金の受給開始年齢が70歳から75歳へという空気

年金が貰える詐欺とでも言いましょうか…。

60歳からもらうと最大30%減額、70歳でもらうと最大42%増額、その分かれ目が65歳ですが、それを70歳に引き上げて支給額を減らす作戦です。前々から書いておりますが、年金が破綻しなくても受給額が減っていれば結果破綻しているのと一緒のことだと思うのはオジサンだけかな?

ちなみに現在の健康寿命は(都道府県でバラバラですが)平均71-75歳辺りです。ちなみに75歳を越すと要介護者は激増します。つまり、仮に70歳から年金を受給しても元気なのは1-2年です。でも70歳までは働け!という理論。

オジサンの平成31年思考では60歳から貰うような気がします。一見30%の損ですが、そもそも長生きするとは思えない生活ですしとっとと逝けばよかです。とても70歳まで生きている気がしない。政府がそこまで織り込み済みで年齢を引き上げているとしたら凄技ですが、たぶん団塊Jrや氷河期世代を切り捨てたくてのことでしょうね。

ま、それはそれで良いと思います。劇的に人口が減る苦しみを後の世代がどう受け止めるかですから。

というか、私もあと10年もすれば受給年齢なんですね。怖っ。

 

ネオプレン(クロロプレンゴム)のカバン流行ってる?

ど田舎では見ませんが、県庁所在地周辺をウロついているとちょいちょい見ました。

たぶん流行り始めたのは1年半ぐらい前のことだと記憶していますが今がアーリーアダプターの最後らへんですかね。

人生で2度は絶対に行かないと思った文化性乏しきオーストラリアで「なんちゃらエスケープ」という名称で着火した人がいる商品ですがロゴ入りバッグだと4-5万するんだそうです。それが高いか安いかは横に置いておき、ネオプレンという素材は過去に取材したことがございまして、素材としてはお安いものです。

すると早速激安バッグが登場という流れ…お値段「1,851円 + α」のそっくりさん。

素材はものすごく安いものですから。

確かBUILT(ビルト)製品もクロロプレンゴムですよね。

しかも革と違って人工物ですからいくらでも供給可能。これで一儲けしている方々がいかに阿漕な商売かよくわかる内容です。2007年にアニヤ・ハインドマーチから「I’m Not A Plastic Bag」というバッグが発売されて物議をかもしたのですが、あれからもう12年経つことに驚きました。

そのバッグも定価は2,000円ぐらいのお品でしたが大騒ぎして4-5万で売買されていたことを覚えています。限定なのに次々と湧いて出てくる様相でしたよ。私の知り合いも発売日に購入して持ち歩いていましたが、それを見たのも数日間。

ちなみにネオプレン素材は折りたたむと折りじわが付きやすく、使い込むと素材内部の気泡が潰れ、特徴である弾力性やクッション性が失われます。撮影中にお聞きしました。

つまりブームが過ぎると希少性がない限り素材劣化が進み転売も難しいアイテムでしょう。たぶん今シーズン使い、夏が終わる頃にはメルカリやラクマで登場し、来年には「なんでこんなもの買ったんだろぅ…」みたいなアイテムじゃないかと思います。

 

ポイント還元ドーピング祭りの行く末

LINEドーピングは続く…

LINEの2019年1~3月期連結決算が103億赤字の理由がキャッシュバックの大盤振る舞いらしいですが…GW突入前日に届いたのがヤフオクからのメールです。

ドーピングも末期症状

50%割引とはいっても上限が1,500円ですから驚きませんが…オジサンの生ぬるい肌感覚として、そろそろポイント還元ドーピングが切れそうな感じがしますが…みなさんの肌感覚はいかほど?やっぱり切れるとお金欲しさに打ちますかね?

この種のキャンペーンのお陰で安く買い物が出来たものもありますが…いよいよ個人売買打ち止めで中古でも流通が停滞するような気がしてきました。見せ方次第とはいっても半額「50% OFF」の文字はインパクトがありますよね。このメールが届かない人にとっては「このな割引やってんのかよ」ですが…すると相次いでドーピング…

メルカリも地味なれどドーピング

一応平成から令和にかけて売上確保に必死のドービングが続くということで…上場企業の在り方も考えさせられる一連の還元ドーピング祭りです。消費税が上がる前でコレですから上がったらアレですよね。

てなことで平成最後の雑感でした。令和になりますが新聞紙面で改元記事がみられるのはこれが最期のような気がしています。

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