ご存知中古物件の個人売買サイトですが、情報更新を楽しみにされてる方が増えていると思います。どうみても儲かるサイトに作り変えられるであろうサイトですが、現在は誰でも無料で情報交換できるしつらえです。ありがたいですね。
確実に世代交代が始まっている中古物件売買
ここでも何度か中古物件に触れたことをメモしておりますが、さすがに超高齢化社会到来を感じさせることがジワジワと進行中です。巷では東京の不動産が超バブルの様相なれど、その終焉も感じ始める記事をチラホラと見るようになりました。
人が多い場所で生活していると日本全体がどういう状態か分からないですし、分かる必要も無いですが、人間の体で例えると4大都市圏が上半身、それ以外の地方が全て下半身なのに、下半身の老朽化が激しく、下半身は車いす生活という感じがします。
家いちばサイトに限らずここ2-3年の傾向を見て感じることは、明らかに売買する世代が変わっていることです。不動産の有無ではなく売買の主役入れ替りが始まったようです。それだけ老害が握りしめた物件が本人の意思では采配できない年齢になっていたり、多死社会に突入したということでしょう。目に見えてゴミと化しつつある寸前になって手放す算段をしても既に遅い感がありますが、稀に私のような変わり者が見ていますから売却の可能性はゼロではありません。
とうとう孫世代がネット代筆で売買を手伝い始めた
2016年頃の売買主役は物件の持ち主自身でした。ですから掲載される物件も僅かで増えませんでした。それが2017年になって私の世代前後(45-55ぐらいかな?)とおぼしき方が親の負動産切り離しに動き始めたようです。それが2018年になって私より若い2-30代とおぼしき方が祖父母の負動産切り離しに動き始めたようです。
売り物件の文面を読めば分かりますが、今までは「親が他界し空き家」「相続したが空き家」「資産整理」という売り文句が圧倒的でした。それがここ最近「祖父母がチョメチョメ」という表現が増えているようです。
持ち主世代は「子や孫のために」と思って維持してきたものがいずれも激減。微増世代が「負動産相続は困るので資産から切り離してくれ」と言ってるわけです。時代が変われば価値観も変わりますね。物件説明文で圧倒的に多いと感じる言葉が「両親の他界」ですが、それ以外にも…
- 介護で玄関の階段が大変
- 高齢で維持管理が難しくなってきた
- 中古を購入しリフォーム民泊するも撤退
- 移住断念
- 別荘を使わなくなった …etc
地方での売却は始まったばかりでも叩き売りが常態化へ
都内で億ションは珍しくない話しですし、中古マンションでも片手近い額の物件はチラホラ見かけます。人が多いと普通のことですが地方から見ると異常です。家いちばの物件を眺めていると首都圏で稼いでいる人なら地方で3-4件買えそうな雰囲気ですよね。そういう選択肢もアリですよね。
年が開けると平成が終わります。
昭和が長かったとは言うものの高度経済成長以前の話しとなれば私でも昔話の感覚です。それが「大正」というキーワードになった瞬間に大昔の話しとなります。それと似た感覚が来年には訪れると思います。つまり昭和物件が一気に古臭く感じる時代への突入です。平成でも築30年ですから昭和が古臭く感じるわけです。自動車でもボートでも、ありとあらゆる昭和物件が売却困難になるのかもしれませんね。
それにしても皆様、使わない土地や家屋をお持ちですね。中には3千坪とか2万坪とか…。ちなみに私が気になったの物件は香川県高松市鶴市町でした。素晴らしく手入れされた物件。現状渡しを買っても修繕費は馬鹿になりませんので…。
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