1ヶ月以上海外旅行しており2月は殆どサイト更新しませんでした。こういうご時世ですから世界のどこにいても更新できますがネットから離れた生活を楽しみたかったのでネット接続は平均4日に1度ぐらいでしょうか。メールは確認しても一切返信しておらず放置です。韓国の冬季オリンピックを1秒たりとも見ることなく終わってしまいました。現地の新聞でチラッとだけ見ましたけどね。
さてと…
旅に出ますと色々なことを感じるわけですが、今回は自分の旅経験でもかなりワイルドな部類に入る旅で五感を刺激されまくっています。というよりも、第六感を呼び覚ます旅を楽しんでいます。1ヶ月以上旅をしているわけですが個人旅行の日本人と出会ったのは1度だけで、滞在した安宿で暇を持て余しているような雰囲気でした。たぶん20代でしょうね。しかし会話を交わすこともなくホテルを後にしたため旅の全日程において一言も日本語を話すことなく旅が進展しております。
3月2日だったと思いますが久しぶりにHNKラジオを聴いたら今年の就職活動がスタートしたニュースが流れていました。学生優位の売り手市場だそうですね。オジサンは超就職氷河期世代で就活も未経験なので若い方の就職心理は分かりませんが、インタビューに答える新卒の若者が「福利厚生、ワークライフバランス、適正な就労時間、住宅補助、自分がしたいこと…」などなど。
- 日本の若者は海外を知っているんだろうか…
- ネットでバーチャルトリップ派が大多数じゃなかろうか…
- 毎日スマホやPCを眺めて無駄に時間潰しする日々じゃなかろうか…
そして、旅の途中2度日本人ツアーと遭遇しましたが、1つは平均年齢が50歳を超えた雰囲気で、もう1つは全員が還暦を超えた雰囲気でした。アウトバウンドでも日本人の高齢化を感じます。しかもね、どのグループもお行儀がよろしく、常に時間を気にし、周りを気にし、団体行動が得意ですね。
この旅で日本の若者と思しき風貌の方は1人だけだったわけですが、韓国と中国の若者とは何度となく遭遇しました。人口比率から言ってもっと日本の若者と遭遇してもおかしくないはずですが…如何に日本の若者が内向きでネット生活に麻痺しているかを理解できます。
ちなみに私が初めて1ヶ月の旅に出たのは19歳でした。あれから25年以上過ぎた今再び人生で2度目の1ヶ月以上の旅に出て感じることは、人生で1ヶ月以上海外へ旅することは普通のことだと思います。超就職氷河期であった団塊Jrのオジサンでも2度目ですから今の若者であれば人生で3度、4度と経験するかもしれません。もちろん人生の長期休暇や若者の特権として世界一周もアリですね。
今回久しぶりに長期旅行を楽しみながら「世界の距離は確実に縮まっている」と感じます。かつては後塵を拝していた国々が確実に追いつき、追い越してゆく姿を見ると、世界の中で日本人は何をすべきかを考えさせられる日々です。
旅に出ますとね、日本のどこが優れていて、何が悪い点で、世界は何を見て、どこに向かっていて、世界の人々は何を欲しているかがよく分かります。本当に。日本では当たり前のことで、日本人としての自分ではどうしようもなく感じる閉塞感も、世界では解決してあげると人々が幸せになるであろ問題がゴロゴロしており、それらを見聞きするだけで「仕事が無い、給与が安い、ブラック企業」的問題を小さく感じます。
日本が超赤字国家と言っても世界は広く、日本円という世界でも稀なる価値の高い通貨と通行手形(パスポート)のお陰で殆どの国を「通路故障なく旅行」できるお陰で長らく続くデフレやインフレの意味だって超速で理解できます。もちろん仮想通貨の未来だって自分なりに咀嚼して理解する助けになります。
私が若い時に海外で感じた日本は経済力そのものでした。それは総じて今でも変わっていませんが、既に中年の独身オジサンが旅していますとね、現地の方々から受ける質問の1つは「お前、結婚してんの?」です。中年オッサンが歩いていると家族持ちと思われるのが普通ですが、間もなく50歳が来ようかというのに「独身だよ」と答えるとバンバン質問攻撃を受けます。
アジア地域を旅していると日本の人口問題を解説する必要も無いわけですが、それ以外の地域では純粋に「なんで結婚しないの?」という質問攻撃を受けるのでツラツラと自分の人生背景を説明するわけですが、やはり多くの人は日本のことを超最先端のスーパー優秀国家と思っているのでオジサンのようなエラー商品的人生を不思議に思うようです。しかし、こういう「エラー商品的人生の中年が日本にはゴロゴロしてて、これから人口はどんどん減る国」と解説してあげると不思議そうな顔をして「お前の国大丈夫か?」なんて詰問されつつ私も心の中で「そーだなー、よくないことなんだけど…自分に何が出来るかなぁ」なんて考えることも多い旅ですね。
ということで書き始めるときりがないのでこれは別サイトでまとめる予定ですが、いずれにしても老いも若きも海外から日本を見たほうがよいと思います。特に若い時に出来るだけ遠くの国を訪れるべきですね。アジアやビーチは優先順位としては後回し。還暦を過ぎてからでも間に合います。ザックリ言えば日本から1万キロ以上離れた場所を攻めると、後の人生思考が豊かになると思います。
「1万キロ以遠かぁ、遠いなぁ」なんて思われるかもしれませんが、オジサンが若いころは現地に着いたらホテルの固定電話から実家へKDDIオペレーター経由で「無事到着してるから」なんて電話をしましてね、家族も「なんとかなるもんだなぁ」なんて会話してた時代です。電話代も1分話すと600円とか1,000円とかしましてね、用件だけ伝えたら直ぐに電話を切って旅のコストを気にしていた時代。それに比べれば今はどこの国へ行ってもオペレーター無く携帯電話で連絡できますし、ずいぶん便利な時代になりました。(既に死語ですが)トラベラーズチェックとか…懐かしい。
Henley & Partnersによるとビザ免除で渡航できる最強の国は日本とシンガポールだそうで180ヶ国をパスポート一冊だけで入国させてくれるそうです。過去に戦争の過ちを犯したかつての経済大国の印籠を使わないのはもったいない。
ちなみにオジサンが初めての海外旅行に選んだ国は日本から6,500キロ離れた国でした。
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