LEDGER – NANO X[レジャー ナノエックス]の使い心地

暗号通貨
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本日のお題は「暗号通貨をハードウォレットで管理する」です。私が暗号通貨なり仮想通貨なりを知ったのは2016年ごろで、具体的に動いたのは2017年から。

(ビットフライヤーが登場した年)

知ったのが45歳ごろ。あれから6-7年経過し、その後は多くの時間を介護に費やしておりますが、あっという間に50歳を突破。基本的に持ったまま気絶してるだけです。

守銭奴な話をすると、いわゆる10バーガーという域を超えていても日本は半分税金で消えますから「100バーガーぐらいじゃないとメリットないなー」とか思いつつ、そうこうしているうちに価格が下がることを妄想しています。

現時点でブロックチェーンを1ミリも知らずに生活する社会で昨年末には「ポータブル量子コンピュータを119万円で発売」という記事を見て「そーか、ブロックチェーンなんて理解しないうちに次のステージに入っちゃう人もいるんだなぁ」なんて思います。

ポータブル量子コンピュータを119万円で発売 消費電力は60W、常温動作 スイッチサイエンスから
スイッチサイエンスがポータブル量子コンピュータ「Gemini Mini」を発売した。量子ビット数は2で、価格は118万8000円。
交換所とのやりとりに疲れた。資産が目減りする日々…

交換所(取引所)というのはバイナンス、コインベース、クラーケン、クーコインといった場所ですが、どこに預けてもハッキングされる可能性はあります。倒産する可能性もあります。グローバル事業は事業閉鎖する会社もあります。

私が味わった苦い経験は…

  • Zaif経営陣がガラガラポンして交換所の価値を下げたことによる目減り
  • LiquidがFTXに身売りして交換所の価値を下げたことによる目減り
  • FTX Japanが倒産して業界全体を冷やした目減り
  • クラーケンの日本撤退による手続きの手間

こんな感じ。

トドメのクラーケンは最古参のひとつでありながらあっさり2回目の日本撤退。これがグローバル企業ですが、私も暗号通貨に出会ってあら5年以上歳をとったので、50を過ぎて手続きに時間が取られる無駄が腹立たしいですよね。

クラーケンでETHステーキングに参加してみた
昨年末にクラーケン・ジャパン(Payward Asia株式会社)の日本事業撤退が発表されました。2度あることは3度あるといった感じで...

お金は稼げばよいですが、時間は稼げませんから。

 

以外と盲点なのがビットコインの管理(←インディースクエアウォレットが消えた件

管理方法はいくつもありますがビットコインによるビットコインウォレットはないですよね。

王様通貨ゆえに自前で整えずとも周囲が準備して「うちのウォレットて保管してください」という話ですが、そのウォレットが消えることもあるわけです。

地味に困ったのがインディースクエアのウォレット。

そもそもはカウンターパーティーのウォレットで、そこでトークン発行して遊ぶことができます。そんなことで盛り上がっていたのも10年前となれば、変化して当然ですが久しぶりにiPhoneを見るとご覧の有り様。

“IndieSquare Wallet”をインストールできません

もちろんIndieSquare WalletはPCから操作できるので慌てる必要はないですが、日本でのアプリサービスを放棄したというのは最低です。

Home
Counterparty is a metaprotocol that extends the functionality of the Bitcoin blockchain with asset i...

ちなみに上のサイトをクリックしてカウンターパーティーの「Mainnet Server」に入ると下のような画面が出ます。

文字通り「Enter your 12 word passphrase.」の場所に12単語を放り込むと自分のアカウントへたどり着けます。あとはよしなに。私はこれを機にレジャーナノエックスに送付。1分も待たずに移動が完了。

今頃カウンターパーティーで自分の仮想通貨(トークン)を作った
今日のメモ内容は海外では4年前、日本では2年前に流行った周回遅れメモです。知っている人は誰でも知っていることなんですが...このカウンターパーティーはザックリ言うとビットコインの親戚みたいな暗号通貨でシンボルコードは「XCP」ですが、この「XCP」の中で自分の暗号通貨(トークン)を発行できます。

つまりね、こういったサービスが突如途切れることが日常茶飯事のダメ業界であることは知ったうえで遊んでるわけですが、歳と共にお付き合いするのが面倒になってきたので「自分で管理しようかな」という結論に至りました。

 

LEDGER – NANO X[レジャー ナノエックス]を選んだ理由

それはね、昔からある老舗だから。本当にそれだけ。

ハードウェアウォレット&コールドウォレット - 暗号資産のセキュリティ | Ledger
Bitcoin、Ethereum、XRP、Moneroなどの暗号資産を安全に保管します。 暗号資産の安全を確保して、安心をお届け。

その他はまったく検討していません。

だけど決定する時に見た「Bluetooth接続で身軽に操作でき」とか「新しく登場したBluetooth対応のハードウェアウォレットで、暗号資産とNFTを安全に購入・取引・運用しましょう。すべての暗号資産を一箇所で管理」という文字は決定打。

正直いって、ハードウォレットがどんなスペックかも知らず、現時点で最新機種を選んだものの「えーっと、いままでBluetoothが使えなかったということ?は、軽い文鎮だったの?」と思いましたけどね。

結論から言うと「えーっともこんなレベルなの?」というスペックです。

 

レジャー ナノエックスのスペック

こんなレベルってどんなレベルか?というと…

  • 材質 : ステンレススチールとプラスチック (←まぁこんなものかな
  • 重量 : 34グラム (←USBメモリと大差なし
  • コネクター : USB Type-C 
  • 認証レベル : CC EAL5+ (←現状最高スペックらしい
  • チップ : ST33J2M0 (←2015年技術らしい。メモリは2MB
  • バッテリー : リチウムイオン100mAh (← 長時間の連続使用はむずかしいよね

 

レジャー ナノエックスの操作感

操作は2つの丸いボタンだけ。つまり「左のボタンを押すか?右のボタンを押すか?2つのボタンを同時に押すか?」の3パターンだけ。

操作手順はたったの3つです。左、右、同時。ただそれだけ。

電化製品を買ったときに「取扱説明書をじっくり読まなくても勘でだいたいの操作はできる」って人は問題なく操作できると思います。

 

レジャーナノ(エックス)の特徴

このエックス(X)モデルからBluetoothが使えること以外は、それ以前の機種と大差ないものと勝手に理解しております。

そして「5,000を越すトークン対応している」からなんでもかんでもホールドできるわけではなく、例えばビットコインを保管したかったらビットコイン用のウォレットスペースを作ることで保管できる仕組みのようです。そのことを「1アプリ」と表現するそうです。

ざっくりとしたイメージとして基本的に「スマホとレジャーナノエックスだけで操作完了」しますが、PC用アプリ「レジャーライブ(Ledger Live)」との連携で、より使い勝手が増します。

昭和風に言えばレジャーナノは銀行カードで、スマホアプリやレジャーライブは通帳といった感じでしょうかね。(ぜんぜん違うけど…)

上のスクショはレジャーナノエックスに作ったビットコンスペース(つまり1アプリ)のファームウェアをPCのレジャーライブからアップデートしている画面。

「使用中248KB 容量1.78MB  アプリ3」と読めるのは2MBの容量を持つレジャーナノエックスの中にビットコインやイーサリアム他合計3つのウォレットスペースを作ったことで248KBを使用したことで、残りのスペースは1.78MBあるという意味でしょうね。

この数値から保管できる通貨の種類も想像できますが、これを見た瞬間「しょぼっ!この会社だいぶ儲けてんな」と思いました。先行者利益。約100通貨保存できるということです。

余談ですが、私も介護がいそがしくて暗号通貨なんて触ってらんないと思って買った「The Metaverse Index(MVI)」もあったと思います。(たぶん)。商品自体がマニアックな類ですが使えることにちょっとびっくり。最新のBlurありますした。

ENJやSANDら15銘柄を含むメタバースインデックス「MVI」、Index Coopが提供開始
仮想通貨インデックス商品を提供するIndex Coopは新たな指数商品メタバースインデックス『MVI』を提供し始めたことがわかった。ENJやSAND、MANAなど多くのNFT・ゲーム系銘柄が組み入れら...

 

セキュリティソフトを解除しないとシームレスに連携しない

私はウクライナ問題があってもカスペルスキーを使っておりますが、見事なブロック。にっちもさっちも起動ません。画面は真っ黒。

そこで保護機能を全解除したら「レジャーライブ(Ledger Live)」が起動し、レジャーナノエックスとも接続。

 

レジャーアカデミーは勉強になる

各種交換所(コインチェックやGMOコインなど)にも専門用語の解説ページなどがありますが、体型的に説明がなされている場所を見た記憶が薄く、どちらかというとブログ形式でメーリングリストから送り付けられるものを読んで学ぶサービスが多かったように感じます。

つまり、いままでの暗号通貨界隈の情報は個人がパズルのピースを組み合せて知識を増やすようなことだったと思います。(たぶん)いまも残る熱烈なファンによる下支え通貨はXEMやXYMなどが続いていると思います。その昔はTENXなんて通貨もサークルが生まれていました。仮想通貨のカード決済対応の先駆けのような通貨でしたかね。

たとえば「51%攻撃」という言葉も、その事例が起こっていたので「あぁ、こーゆーのを51%攻撃って言うのか」といった具合。その都度知識をアップデートする時代がありました。

でね、レジャーナノXのスマホアプリを触っていたら下のような画面がございまして…

この「ラーニング」というのが「レジャーアカデミー」ですが、これが秀逸な構成で、その界隈の人であればご存知オライリーの本のような読み心地でした。

O'Reilly Japan - 発行書籍一覧

余談ですが、たとえば私もたまに使っているポッドキャストサービス。若い方(といってもおそらく本日現在40歳以下すべて)だとVoicyのような音声メディアは「まるで新しいサービス」といった触れ込みで接したと思いますが、私の世代でもサービスは存在していたので驚くことはなにもありません。違いはマネタイズ出来るか否かです。

ちなみにオライリーでポッドキャストが取り上げられたのは2005年。今から18年前に書籍化されていました。この本が発売された当時、わたしの周りで音声メディアを始めていた人は数人。

Podcasting Hacks
次世代のラジオと称され、注目を集めるPodcast。この新しいメディアを使って情報発信を行うための実践的な情報を提供するのが、本書『Podcasting Hacks』です。ニュース、音楽、映画レビュー...

なにを言いたいか?というと、いままで存在してない概念、新しいサービスをグランドデザインとして学んだ時の「あ、これからこういう時代が来るのか!」という発見、気づきを与えてくれるような構成がレジャーアカデミーには書かれています。

PCでも読めます(当たり前だけどね)

Web 3.0とは-知っておくべきこと | Ledger
Web 3.0はインターネットにおける新しい章の開幕であり、ウェブの構造を変え、個人が力を取り戻すものです。 こちらで解説します。

昔はもっと難しいことをダラダラ書いて説明が必要でしたが、かなりシンプルになりました。

いまはWeb2.0から3.0へ移行途中。試行錯誤の最中です。

なにが原因でスタックしているかというと、最近話題の成田なにがし氏の話ではないですが、日本は高齢化がイノベーションのスピードを遅くしているようなことで、Web2.0企業が今まで蓄積したフィアット資産を武器にWeb3.0企業を買い集めてピースを埋め始めています。

他方でWeb3.0企業は、(とくに日本の場合)参入障壁が日々高くなり始め、規制が強くなり、ビジネスモデルが波に乗れないという事情も。

それがライブドアコインのような流れ。

ライブドアが「livedoor coin」発行を計画、「ALIS」吸収合併と「シンクロライフ」譲受も発表 | あたらしい経済
ライブドアが「livedoor coin」発行計画を発表 ミンカブ・ジ・インフォノイドが、同社子会社ライブドア(livedoor)の事業において「livedoor coin(LDC)」を発行する計画が...

私もALISやSynchrocoinのICOに参加しましたが、おそらく金額的に唯一成功したALISですら中身は記事広告だらけと聞いていました。それがWeb2.0界隈でガチの記事広告会社に吸い込まれたわけで、だから悪いという話ではなく、Web2.0企業も生き残りに必死。

かつて「信頼できる記事・⼈々にいち早くアクセスできるようなメディアを創造すること」といった会社が…

 

1世紀かけて作られたフィアット通貨界隈もステーブルコイン抹殺に必死。

今は新旧で殴り合いの真っ最中です。

真っ最中と見せかけてCBDCのような1コインの世界へ突き進んでいるようにも見えます。

さりとてWeb3.0界隈が正常か?といえば、最近は「BlurとOpenSeaがブロックするしない」が話題です。プラットフォームビジネスの洗脳が解けません。

 

こんな一文があります。

ブロックチェーンとは、私たちがデジタル主権を持つことを可能にすることで、個人が力を取り戻すことです。

これをアナログに置き換えると、紙とハンコにこだわる中高年がいかに自分の力を死守しようとしているか簡単に理解できますよね。

この文だけを見ると「よいことだ」となりますが、これによりブロックチェーンはミドルマンの仕事を消すことで社会の2極化が加速することにもなり、今後生まれる子は生身の体とデジタルが常時併走する社会でもあります。

(今までが中央集権すぎたということですが…)

別の表現では「勝ち組・負け組」と言われますが、それを踏まえて次のリーダーは正しい使い方を示す必要があり、なによりそんなことは私のような中年ジジイではできなくなりつつあり、ブロックチェーンが必要な域と、あえて曖昧な状況を残す域もあるかなー、なんて妄想しています。

 

– ₿₿₿ –

 

ということで、めでたくレジャナノデビュー。

使った感想ですが、慣れると便利ですね。本当に。交換所都合に振り回されないでいつでもやりとりできる。

自分で送金し、自分で受け取ったわけですが、平時であれば処理スピードから画面反映までとてもスムーズ。ストレスなし。

今回はカウンターパーティー、アメリカの交換所、リトアニアの交換所、日本の交換所から移動させましたが、日本以外はどれも一瞬でスマホに反映されました。

(おそらく日本だけは送金ミスまで気を配っているような気も…)

 

さて、下のリンクはレジャーナノが買える私のアフィリエイト画面です。

このアフィリエイトは商品を買うと(だれでもレジャーライブ画面内で設定できるのですが)私と購入者それぞれに10ドル相当のビットコインがもらえるようです。

たかが10ドル、されど10ドルという方は是非に。

ということで、自分のハードウォレットで暗号通貨管理するためにレジャーナノエックスを買ったメモでした。

Ledger - 最初で唯一の認定ハードウェアウォレット
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