クラーケンでETHステーキングに参加してみた

暗号通貨
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■クラーケン撤退とETEステーキングのメモはココからジャンプ(^^)

今日は(暗号通貨と相関関係があるやのように言われる)ゴールド(つまり金)が史上最高値と聞いてFTXのポートフォリオを眺めたのですが、このところ単位に麻痺して「そんなに下げてない気がするけど」とか呑気なことを思っている今日この頃です。

今日は暗号通貨と相関関係があるやのように言われるゴールドが史上最高値とか聞きましたが、暗号通貨界隈はお通夜なのかしら?

ちょっと話がそれますが…

1、2月は十数年ぶりにクラシックを聴き倒しております。

脳が「声」や「歌詞」という雑音を取り除いたやすらぎを欲しているわけですが、そこへアマゾン傘化のオーディブルが聴き放題になったことを知り、とりあえず30日間無料をスタート。

これはちょっとヤバいですね。

今はたまたまiPhone新調特典としてアップルTVの3ヶ月無料のサブスク中ですが、おそらく更新しないと思います。その他ありとあらゆるサブスク登録ゼロ。

しかし実際に始めると完全にハマった。これは課金継続する可能性アリ。

なぜか?

ぶっちゃけ読みたい本は少ないのですが今後はサービスのスピードが上がると思います。文字のデータ化なんて簡単ですし、声だってCoeFontみたいなサービスでどうにでもなる時代。

少なくとも私の耳はしばらく音楽から朗読へシフトしそうです。

 

ちなみにいま聴いてるのは河口慧海のチベット旅行記。32時間を越す大作。聴き放題!

面白過ぎて時間が足りない。

前置きはここまで。

2月は確定申告時期ということもあって世間は暗号通貨の追徴課税額ネタで賑わっておりますが、私の場合ほぼ放置プレイ。心配事はゼロですが、徐々に増えゆく数字を見るに「未来はどこかのタイミングで面倒臭いことする時期が来るかなー」なんて思います。

そんなとき目にしたのが下の記事。

クラーケン・ジャパン、イーサリアムのステーキングを開始/ Kraken started Ethereum Staking in Japan
(English follows below)  クラーケン・ジャパンは、暗号資産(仮想通貨)イーサリアムのステーキングサービス※1を開始しました。 イーサリアムのステーキングとは? 現在、イーサリア...

ここでは細かい説明を割愛し、旧型日本人がお得意の「銀行預金」ならぬ「暗号通貨預金」程度の説明に止めます。

ちなみにこれから書く事はメリット・デメリットがありますが、そのことには一切触れません。私がしたことをダラダラ書いてるだけですのであしからず。

もとい、正しくはビットフライヤーさん解説によると…

ステーキングとは、対象の暗号通貨を保有しブロックチェーンのネットワークに参加することで、対価として報酬が貰える仕組みです。

これまで仮想通貨では、価格が安い時に仮想通貨を購入し価格が上がったときに売却することによって得られる売買差益を目的とした取引が一般的でした。一方で、ステーキングでは、対象の仮想通貨を保有することで継続的に報酬を得ることができます。

ということで久しぶりにMEWを覗いて重い腰を上げました。

ETHのステーキングに関しては以下の記事などが参考になると思います。

イーサリアム2.0、ステーキングのリスクと報酬 | CoinDesk JAPAN(コインデスク・ジャパン)
イーサリアム2.0がスタートした。プルーフ・オブ・ステーク(PoS)メカニズムを搭載した新たなブロックチェーンは、現在のイーサリアムブロックチェーンよりも数倍の ...

そこで最も気になるのが「ほんで、ナンボ儲かんねん」となるわけですが…

より多くのバリデーターがネットワークに参加するにしたがって報酬は減少し、年率4.5〜7%となっていく。

先の記事にも書いてある通り「年率4.5〜7%となっていく」わけです。今がそれ。

ほんで「バリデーター」ってなんやねん、ということですが…

バリデーター(Validator)とは、ブロックチェーンに記録されるデータの内容が正しいかどうかを検証するノードのこと。バリデータは、ブロックチェーンネットワークを稼働させるための重要な役割を担っており、記録されるデータ(トランザクションデータ)が正しいものであることを検証している。主にPoS(プルーフオブステーク)を採用しているブロックチェーンで使用される。

余計ややこしく感じますが…

例えば電車やバスなどの乗り物でパスを使うときに有効期間というのがあります。今ではスマホや機械化で馴染みがありませんが昔は改札で切符に日付が入ったスタンプを押すのが普通でした。その意味は「駅員が確かに切符をチェックしたよ」ということ。そのスタンプや切符が英語だと「validation date(検査日)」 「period of validity(有効期間)」「Scope of Validity(有効範囲)」と書かれているわけですが、その駅員と似たようなことを自分がステーキングするETHが担うという意味。

ということでクラーケンに口座開設することにしました。

ここでは過去に幾つかの取引所での暗号通貨のやりとりをメモしていますがクラーケンについては一度も触れていないと思います。そして多くの方は「バイナンス推し」だと思いますが私は未だに使っておりません。バイナンスが日本で未登録云々みたいな事は横に置き、その使い方が株でいうところのデイトレ的なのであまり興味がない。

しかしクラーケンも一度は日本から撤退して再挑戦の身。それでも躊躇なく口座を作ったのは理由がございまして、頭の片隅に昔のテレビ番組の記憶が残っていたから。

それは2014年にNHKが放送した「密着 ビットコイン最前線」という番組。

今から8年前です。(もうそんなに経ったのか…)

おそらく多くの日本人はこの番組で初めて「クラーケン」という名前を聞いたと思います。

その頃の日本はマウントゴックス事件で大騒ぎでしたから世間で「ビットコイン」という単語はある程度知られていたわけですが、それはほんの一部の人たち。

それを物語るのがタイトル写真。2016年でも限りなく0円に近い位置。

つまり、ビットコイン無価値。その番組内でこんなシーンがあります。

ビールを買いに行って「1杯1ビットコインだよ」と言われればその価値で使えるんです。

今日は「1BTC = 4,397,629円」ですからトンチンカンな話です。

でも見方によっては純粋に「あ、この技術で世界は変わる。お金(ドル)の価値はゼロに向かう」と思って事業を始めた人がいるわけです。クラーケンというのはそういう時代から稼働してる老舗の取引所です。

この番組では旧態依然とした銀行を説得するシーンがあります。営業に難儀しているシーンで番組は終わるのですが、結果は今の世界を見ての通り。

この番組の半分は中国の浮かれ騒ぎですが、それはそれで興味深い点があります。例えば「当局が規制する」というシーン。この頃からやっています。ある意味マッチポンプ。番組ではその界隈では誰でも知ってる宮口礼子さんも登場。

(この番組を知らない人は探してでも見て思考を豊かにしてください)

この番組を今見返してひとりひとりのその後をサーチするとイノベーターとしての動き、嗅覚、壁の越え方などが垣間見れてとても面白い。あれだけ火葬通貨と揶揄され、今でも鉄火場の域ではあるけれど無価値なデジタルデータに価値を付与するプロセスを痛快に感じます。

ご興味ある方は是非に。

(前置き長っ)

ということで一部を(リスク承知で)躊躇なくクラーケンへ放り込みました。

キリのよい数字をポン!!!

そしたら4-5日後に金利(ステーキングリワード=報酬)が…

2022.2.22

てなことで、これを今後数回メモする予定です。

(10回ぐいら連投すれば満腹だよね)

基本的には売買益ばかり注目されますが、私はクラーケンの成長スピード、将来性、スピンアウトして活躍する人の先見性などをとても面白く感じます。

よくニュースで「人間の仕事がなくなる」とか言ってますが、クラーケンは(連結だと思うけど)既に従業員数が2500名を超えてるんだそうです。日本的に言えば中堅企業ですが、過去にない産業が生まれ、そこに従事する人。

よく「変化できる人であれ」とか言いますが、クラーケンのような事業展開を見ると「変化を素直に受け入れる素地が大事」と感じます。自分が変化するのは苦手でも社会変化を拒絶しなければ結果として変化の波に乗ってチャンスを掴めるんじゃないかと思ってみたり。

まぁこんなことをメモしつつ、他方で似非NFTを掴んで「これが二次流通かぁ、なるほど」とか学んでおります。やはり何事も身銭を切って体験しないと理解できませんな。

ま、どんなにリワードが多くても日本の税制では萎えるよね。いや、ホンマに。いわゆる消費経済下で買物したら半分が罰金という夢のない国で「新しい資本主義」とか言われてもポカーンです。

続きは追々。以上「クラケンでステーキ食べた」の巻でした。

〜 以下ステーキング追記 〜

2022.2.27

2022.03.27

2022.04.24

 

2023.2.11 追記  – クラーケン撤退の件 –

このネタ、久しぶりに続報を書きます。

昨年末にクラーケン・ジャパン(Payward Asia株式会社)の日本事業撤退が発表されました。

2度あることは3度あるといった感じで、忘れた頃に戻ってくると思いますが、とにもかくにも1/31に日本では事業停止だそうです。

最古の仮想通貨取引所、Krakenが日本から2度目の撤退 「1月末までに出金を」
世界各国で仮想通貨取引所を運営するKrakenは12月28日、「クラーケン・ジャパン」として提供していた日本での事業を停止すると発表した。2023年1月31日に廃業する。

となるとETHステーキングはどうなるのか?

個人的には1/31には戻ってこないと思っていました。

もし戻ってくるとしたら、それはクラーケンが立替精算する話で、企業規模からして不可能ではないと思うけど「クラーケン本体の決算はややこしーなるよなー」なんて思います。私が社長だったらしたくない。

そこでチャットアクセスしたら、間髪入れず下の回答でして。たぶんボットによる自動応答だと思いますが、この内容は数日後公式に日本語でもアナウンスされました。

「まあ、そうなるよね」ぐらいのことですが…

イーサリアム(ETH)のステーキングサービスをご利用されているお客様へ

イーサリアム(ETH)をステーキングする際のイーサリアムネットワークの制限により、1月31日より前にKrakenによりETHをアンステーク(ステーキングの解除)することができません。ステーキングされたETHは、3月に予定されている「Shanghai」のアップグレードを待つ必要があります。アップグレードが実施された後、KrakenはETHのステーキングを解除できるようになり、その後、1ヶ月間の引出し期間を設ける予定です。引出し期限の終了後には、他の暗号資産と同様に、ETHを日本円に変換し、法務局へ供託します。

なお、「Shanghai」アップグレード完了までの間の報酬分(ETH2)は継続して付与されます

お客様がステーキングされたETH以外の資産を預けられている場合で、それらの資産が日本時間の2月1日 午前0時(00:00 JST)までに引き出されなかった場合、ステーキングされたETH以外の資産は、上述のとおり、自動的に日本円に換価され、法務局へ供託されますので、ご注意ください。

つまりステーキングについてまとめると…

  1. イーサリアムネットワークのルールに沿い、クラーケンの一存で契約解除できない
  2. 解除予定は上海アップグレードを待ってくれ
  3. アップグレード後に1ヶ月間の引き出し期間を設ける予定だ
  4. その1ヶ月で引き出されなかったものは法務局へ供託される

ということですが、たとえばステーキングETH以外の通貨(日本円、ビットコインなど)はすべて1/31のうちにすべて引き出しといてくれ。そうじゃないものはすべて円換算して法務局へ供託されると書いてあります。

 

これだけしつこくアラートの案内メールが届いてますから「知らなかった」話は通用せず1/31まで放置していた方は容赦なく法務局へ供託されるだけです。

ということで私もいくばくかの日本円と、まったく記憶にないETHの端数を初めてスマホのMEW walletに移動させました。

イーサリアム、テストネットでステーキングの出金処理に成功
仮想通貨イーサリアムは、テストネットZhejiangでステーキングの出金処理に成功。これは、実施目標を来月に定めている次期アップグレード、Shanghaiに向けたテストである。

そして、よくある話として「Shanghaiアップグレードが延期されたら?」という件ですが、おそらく契約解除できない状態が続くものと思われます。

ぶっちゃけどこの会社でも起こりうることで、クラーケンは倒産したわけではないので信じて待つしかないことになりますが、わたしも気づけば出川組よりは古いので驚かないでけで、最近はじめた人はおっかなびっくりで「やってらんない」といった印象になりますよね。

 

そしていまよく聞く話題が「仮想通貨なんてネズミ講みたいなもんで、はやく始めた人の養分になるだけ。」という意見ですが、それはフィアット通貨も一緒で、日本円も1世紀かけてやってると誰も気づかないし、価値があると思うだけで、それが証拠に資産のほとんどが年寄りと一部の金持ちだけでしょ?その中でどう稼ぐかのゲームです。

あちこちの交換所に口座を作って、日本風にいうと休眠預金が幾ばくか残っていますが、あの当時ETHは今のような値段ではないので、クラーケンが撤退しても「残念」ぐらいの気持ちで済みますが、ガチで最近になって運用されていた人だと泡吹いちゃいうよね。

 

ということでこちらが最新版、もしかすると戻ってこないかもしれない価値の額。

10ETHを預け入れた時の日本円の価値「3,328,660円」に対して「0.36117ETH」の利子が付いたけど、利子を含めても価値は「2,126,396円」へ目減りしてるぞ!ということです。

120万円も下がった!というよりも、FTX倒産騒ぎでもっと下がっていたのがここまで戻したというのが今。

私は取引価格が3万円台のデビューですから利益は500%越えですが、最終的にクラーケンと共に海に沈むか?手元に戻ってくるか?さりとてこの10ETHで何かを売買するでもなしといった、摩訶不思議な時代を生きてますね。

2023.2.10 Breaking NEWS

クラーケンは本土でもステーキングから撤退したら大騒ぎの巻!

クラーケンの和解、暗号資産下落に拍車──先物市場で2億ドル以上の清算が発生 | CoinDesk JAPAN(コインデスク・ジャパン)
クラーケン(Kraken)のリキッドステーキングプラットフォームに関するアメリカ証券取引委員会(SEC)との和解は、暗号資産(仮想通貨)市場の下落に拍車をかけ、 ...

そしてとうとう見解の詳細が出たわけですが、つまり、ひらたく言えば、米SEC委員長の言葉にあるように「プラットフォームが破産したら、トークンを預けていた人々は破産裁判所に並ぶことになるだろう」ということですね。日本は倒産ではないですがプチ事象として起こってるでしょ?

米SEC委員長「我々はステーキングなどの技術には中立」
米SECのGary Gensler委員長は、CNBCの番組に出演し、仮想通貨取引所クラーケンのステーキングサービスを証券法違反とみなしたことについて説明を行った。

しかし、アレですな。日本の場合ステーキングを募った年に撤退するわけですから、もはやコングロマリット華僑のようなスクラップスピード。昭和脳には馴染まないやり口をアメリカ企業がしてるわけですから、グローバリズムがいかに世知辛いかを学ぶよい機会でもあります。

まぁ、米テック大手のリストラ祭りを見ますとクラーケンも織り込んできたということだと思いますが、どーなることやら。

後日続報ネタが舞いこんだら追記します(^^)

2023.4.28 追記  ケースクローズ

どうやらロック解除されたようです。めでたしめでたし。

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