「ピンピンコロリ(PPK)」のポイントは身内のトリアージ力

老人社会
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普段は「できるだけ3日に1度はメモしたいなぁ」と思いつつあまりの忙しさにキーボードから遠のきましたが本日はピンピンコロリ(PPK)のメモです。あくまでも高齢者年齢でのPPKメモです。若くしてこれを考える必要性は小さいと思いますが知っていて損はなし。

若い方には無縁ですがピンピンコロリはwikiでご確認ください。最近は女性の方が若くして乳ガンで亡くなられるニュースを目にする機会が増えている気がします。早期発見だと助かる確率が高いことですが妊娠中の発覚などは胸の痛い話しです。

そんな中、我が家系&親類も高齢者が続々と倒れ始めておりますが、改めて「死ねない時代になってるなぁ」と感じます。いゃぁ…本当に色々と考えさせられる日々です。偶然本日の新聞広告でも目にした文字なんですが踊っているキャッチコピーがゾンビですよね。人間がまるで永遠に生きるかのような文字が踊っております。恐ろしや。

 

「ピンピンコロリ」は息が止まっても助けない

少し前にリビングウィルについてメモしました。くだらないメモにも関わらず案外訪問者が途切れない記事であったことに驚きですが、簡単に言えば年齢に関係ない生前の遺書です。詳しくは過去記事でもご覧ください。

でね、私の身の回りでも倒れる高齢者が増えております。

今まで快活に何の不自由なく生きていた人が倒れるのですが、発見が遅れればピンピンコロリだったわけですが、即座に発見するとコロリというわけにいきません。ここから入院生活、闘病生活、介護生活が始まるわけです。

つまり「ピンピンコロリで死にたい」なんて言うものの、目の前で人が倒れると放置出来ないわけですよ。よって救急車を呼んだりなんかするので命拾いしちゃうわけです。こう言ってはなんですが「ピンピンコロリが理想」なんて言っている老人たち自身が命に対して貪欲なわけです。まぁそういう状況を客観的に冷静に見られるドライ感は人間性が疑われもしますが、そんな調子で命を救っているので老人が増え続けてるんでしょうね。昔は人生最期の間際まで畑仕事なんかしながらコロッと逝くのが普通でしたが、今の時代はどこまでも自己満足で延命しちゃいます。

 

「ピンピンコロリ(PPK)」のポイントは身内のトリアージ力だと思う

誰だってPPKが理想ですが夫婦であるほど「あっ!助けなきゃ!救急車呼ばなきゃ!」となります。当たり前ですが、ここで必要なのが夫婦や家族のトリアージ力ではないかと思います。

トリアージというのは昨今災害時に聞くようになったアレで、「患者の重症度に基づいて、治療の優先度を決定して選別を行う」というヤツです。詳しくはwikiでご確認ください。まぁ、私のように40代であれば知っていて当然ではありますが2-30代でこの状況に出くわすと全力で家族を助けますよね。当然です。

ただね、「◯◯の病気になると△△なことが起こる」といった簡単な予備知識は年齢に関係なく必要だと思います。脳がやられるとチョメチョメ、心臓がやられるとチョメチョメ、癌だとチョメチョメみたいな感じですね。全く知らないと医者は人命を助けるのが仕事なのでどこまでも生命維持に協力してくれますが、それが患者当人の余生にとって幸せかどうかは別の話しです。

これは社会に出る前に義務教育で教えてもいいような気がします。

病気の種類によっては1秒を争う中で、「それをすると助かる確率は劇的に上がりますが後遺症発症率も劇的に上がります。なにもしないと(たぶん)助けられません。」なんて言われるとビビりますよね。そこでついつい「助けてやってください」と言うわけですが…ここで冷静に対応できるのはお医者さんぐらいですかね。

「ピンピンコロリ」を実現する5つの習慣 日本の実態は「不健康長寿国」 | プレジデントオンライン

最近は家庭生活でのトリアージ力が鍛えられる日々を送っております。極めて冷静に、私の幸せではなく、家族といえど独立した人間として、それぞれの人生の締めくくり方に最善の方法、対応が出来るように悩む日々です。

結論は毎日を悔いなく精一杯生きるしかないよね

そんなこんなで昨今のニュースで見聞きする若くして亡くなられる方々の経緯・経過を知る由もないとはいえ潔い死に様には頭が下がります。人生は「長生き」もあれば「短命に終わる」こともありますが、生きているということは奇跡的なことなんですね。本当にそういうことを心で感じるような年齢になってきました。

これだけ選択肢の多い時代ですから食べ物も目移りしますが口に優しいものは体全体には毒になるものも多く、楽しみを削って細く長く生きるか、楽しみまくって太く短く生きるかですよね。まぁ食品添加物も世界No.1の日本ですから悪性の病気にならないで済むわけもなく、楽しみまくって太く長く生きる方は稀ですかね。

独身のliving will(リビング・ウィル)は人生に必須となる
最近出入りしている場所がタイトル写真です。救命病棟24時な場所です。病院に直接的にお世話になる病人立場だと近視眼的に見えないことも、健康な視点だと色んなことが見えます。特に面白いのが製薬会社の方々。

ということでピンピンコロリを見送る家族にはそれなりの覚悟が要るよというメモでした。

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