超高齢化社会メモ : 負動産・情報誌・アプリ・災害

老人社会
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今日は昨今の行動やニュースから超高齢化時代のメモです。

つい最近神奈川県の人口が増え続けているニュースを見ました。増えているのは便利だからですが、これは数年後大変なことになりそうですね。横浜や川崎の利便性は理解できますが横浜に関しては高齢者と医者の需給が壊れるかもしれませんね。どこかでメモしていると思いますが大都市は超便利なんですが、便利故に人も多いので「時間の無駄」が激増します。例えば病院への移動時間や待ち時間。

どんな場所でも「住めば都」ですが、このイケイケな残り香はもってあと2-3年ですよね。10年後の自分の年齢を考えて行動しておかないと身動き出来なくなることも有り得ます。私は40代前半で動き、既にアラフィフですが、10年後は還暦目前。その頃の社会情勢、年齢で引っ越しは無いと思っています。

そんなこんなで最近感じたことのメモです。

凄まじい勢いで下がっている地方の不動産価格

都会の賑やかな空気から離れてしまうのが良いことやら悪いことやら。ネオンなき生活が普通になると食生活まで変わってしまい、最近はさつまいもとかトウモロコシが主食になりつつありますが、超多忙の合間を縫ってプチ不動産見学してきました。いやはや、そろそろ始まってますね。価格崩壊。

とある物件を見ました。もーね、目を閉じて契約したっていいぐらいのお値段です。

当初1,200万の土地が900万になり500万へ。叩き売り状態。心理的瑕疵物件ではなく物理的傾斜地物件。それでも車が9-10台は止められる土地の広さです。その持ち主は(たぶんお子さんのいる)東京へ移住されており「とにかく処分したい」そうですが問題は傾斜地という点。これを調べ上げたら役所にも傾斜地の施工データが残っていないという場所故に買い手も右往左往している感じでした。

雰囲気から察するところ施工データが無いのは役所の管理不足と思われますが、人口減少時代ですから地域の人が入れ替わってしまうと施工書面が出てくる確率は限りなくゼロでしょうね。そういう場所で自然災害に見舞われても正に自己責任ですね。恐ろしや。

でもね、売り手心理は半額以下で叩き売ってでも手放したいわけですよ。もはや値段の問題ではない時代に突入しようとしています。今でこそ値段が付きますが、まもなく買い手が減るので値段が付かなくなる前に手放す作戦でしょうね。賢い作戦だと思います。

目立たない場所に隠しているかのような標識。見逃しませんよ!

一瞬「駐車場にして投資物件にしちゃう?」とか思いましたが瞬殺しました。地方都市は車が必要と言えど、その運転手も消える時代ですし、これから先も土地は余りますから駐車場にしても10年での回収は無理でしょうね。リフォームして終の住処なのかなぁ…。それにしても「とっとと手放せばよいの」にという空き家がゴロゴロしてますね。皆さんどうされるつもりですかね。嗚呼、恐ろしや。

今の日本社会&経済では金融商品以外で資産を増やせるモノは(たぶん)ゼロですよね。でもね、どんなド田舎でも「ここだったら住んでみたいなぁ」という場所はあるもので、そういう場所の土地価格は安くても「案外いい値段するね」というものです。

 

地方のタウン誌は現時点で高齢化している件

なにげなくペラペラとめくって眺めていたのですが、改めてすごい時代ですよね。ローカルマップの主人公が概ね初老以上で構成されていました。若さが…無い。企画参加者や雑誌編集の当事者が気づいていないかもしれません。

老人マップになってる…

まぁビジネスモデルの新陳代謝が少ない地方都市ではありますが、最も若くて45歳前後とおぼしき風貌。中心世代は還暦前後と推察します。これを見て自分を戒めました。よくファッションブランドの社長はブランドイメージを優先するのでメディア露出が低いなんて聞きますが…顔が見える商売が大切なんて言いますが…ここまで若さなき顔が揃うと次は我が身ですね。

顔を出すことへの拒否よりも、そのことが地域全体のイノベーションを阻害している感さえあります。これから先の時代は若いだけでコンテンツ化するかもしれません。希少価値です。「若い」ことが武器であることを改めて思い知らされました。

 

アプリのニュース配信がバリアだらけな件

身体が健康な時は全く意識できないことですが、探しても適当なものが見つからないということは足りていないサービスでしょうね。必要な方にとっては有償でも欲しいものですが、どうしてもマネタイズが難しいので無いわけです。どこかでだれかが再開(発)しないですかね。

かつてヤフーのタブレット版ニュースアプリにニュースの自動再生機能がありました。少し前のiPhone用アプリに(たぶん)Shin-kan news(って名前だったと思う)ものがありました。後者のデスクトップ版は今で健在です。アプリの動きは新幹線のアレです。

新幹線車内の流れるニュース。【Mac App Store : 新幹線ニュース】

文字ニュースを「ながら視聴」できるアプリが無いんです!動画は要らない!文字と写真だけで充分。

健康だと理解不能ですが、身体が不自由になるとニュースを吸収する速度が極端に落ちます。身体のどの場所でもいいのですが、例えば足が悪い、手が悪い、目が悪いということが積み重なると情報吸収スピードを極端に下げてしまうので予想外、想定外のスピードで老化が進みます。もっと言えば痴呆が進みます。たったこれだのことがiPadのようなデバイスで見れるだけで情報でバリアフリーに貢献すると思います。極めてシンプルな機能で事足りるのに…。

どのアプリも「ゴチャゴチャしたものをシンプルに見せるフリをしながら広告で儲ける」ことばかりされてますけどね、欲しいものは有償でも「シンプルなもの」です。「そんなの要らねーよ!」「色んなアプリで代用できるよ!」という声が聞こえそうですが、歳を重ねないと分からないことです。

まぁ他人様の力で成せないことは「自分でアプリ作っちゃえ」ですかね。

 

台風第21号 (チェービー)と関空と北海道地震と経済と…

今年の雨は爪痕が酷いですが、今後ジワジワと効いてくる被害が関西空港ですよね。昔から言われていたことですが見事に不幸が重なりました。スタートアップ企業のビジネスモデルを一笑に伏す「過去に例がない」という言葉遣い自体がキケンというお手本のような展開です。

「想定外」というよりも「自然をナメているだけ」でしょうね。マズいと感じつつ「自分だけは大丈夫」と思って空港に出かけた人も多いことでしょう。お仕事ならいざ知らず、お遊びで出国のために空港へ向かって一夜を過ごした方は自縄自縛です。

そんなニュースを吹き飛ばしたのが本日の北海道地震。阪神大震災以降は自然災害の破壊力が増しているように感じますが、実のところ人間が壊れないように作ったものがあっさりと壊れているだけの話しで、自然界に不自然な構造物を頑丈に建てて満足しているだけです。

毎年日本のどこかが自然災害に襲われておりますが、災害復興が追いつかない雰囲気からして年々規模が大きくなっている感があります。本当に巨大地震が来たら国家終了の雰囲気すら感じますよね。

「備えても憂いあり」災害に備えて7日分の非常食を更新 – en1

「平成30年7月豪雨」でもメモりましたが雨が降っただけでこの程度の爪痕ですから巨大地震で津波が発生したら関空とて木っ端微塵です。今の日本の人口規模で復旧に要する時間は覚えておいた方がよさそうです。まもなく超高齢化社会で災害復旧だと時間がかかるでしょうね。

関空も新千歳もインバウンドのハブですが両空港が同時に停止中です。国際線復旧の遅れ次第では不景気風が吹くことと思います。早く復旧するとよいですが…。

『文明が進めば進むほど天然の暴威による災害がその激烈度を増す』

iBooks 天災と国防 – 寺田寅彦

 

 

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