2019年6月の雑感メモ – 酷い事件が目立った月でした

テーマなき雑感の束
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いよいよ私の親も認知が始まったようで、介護が必要になりそうな気配です。その対応準備に右往左往しておりました。初動が命。すっかり更新が滞っておりますが、同世代の介護ブログが鬼のような数ありますから皆様人知れず介護と向き合っておられるようです。介護は大変なことなんですが、今までは通常営業でこれからが本番を迎える国かと思うと凄まじい時代を迎えそうです。

しっかしまぁ酷い事件が連発しましたね。ほんに冷和な感じです。

今更メモする拡大自殺の件

忘れた頃にこういう凄惨な事件が起こりますね。

オウム事件以降は報道番組や紙面でジェットエアーテントを見ると「なんかややこしい事件が起きたな?!」と過剰反応します。今回も無差別殺人ですからテロですが…今回は発生直後から今までにない、かなり高度な議論が繰り広げられた気がします。行間を読めない人が文字だけで瞬間沸騰し、その後で行間を解説する人の意見にも目を向け熱が冷め…。

鬱憤の晴らし方が無差別すぎて…

立て続けに類似事件が続きましたが、親が子を殺した件の親年齢は76歳でした。それよりも高齢の親を持つ身として「あぁ、体力、気力、精神のいずれもギリギリだったろうなぁ」と感じながらドラクエがどーたらみたいなニュースを見ました。変化できない高級官僚の高給で上場企業の株価が維持されると同時にネトゲ廃人が生み出されるロジックは恐ろしいものがあります。それで力強い経済とか、ちょっと頭がオカシイ。

こういう事件はまだまだ増えると思います。今はほんの序章。

というのも今が人生で最も活躍すべき年齢に差し掛かっている氷河期世代は「社会や会社に必要とされる」ことを徹底的に粗末にされ続けてきた棄民世代です。先の子殺しのように粗末にする社会を形成した親世代が現役を退きはじめていますが今もって社会を動かす最高位に位置しており、悲嘆にくれ、気が気ではない親御さんが大勢いらっしゃるはずです。

川崎の事件は僅か数秒間の犯行となれば教育機関も送迎リスクを回避するゆとりはないですよね。もはや本業の勉学以外は切り離し、欧米同様家族が送迎するのが常識の時代に変わってもおかしくないほど類似事件が後を絶たない印象。

もう少しリアルな人間に興味を持てる、関係性に糊代のある社会設計にしないとダメですね。若者に必要なインフラの断捨離にはリミットを設けないと再び同じ事故がおこる…というよりも、未来ある若者支援を給与からして削ることを止めないと生き辛くてドロップアウトも止むなし。

ニュースのコメ欄が炎上気味なことはよいと思いますが…そういう公の場に書き込んだ際に他人の目にはどう映るかという視点は希薄ですから総じて若者や独身のカキコと妄想しておりますが、何様のつもりか「極刑を」とか「情状酌量を」とか1億総裁判長なコメント判決を書き込む神経がよーわかりませんが、とにかく一言物申したいぐらい残酷なニュースにげなんりでした。

 

米中貿易戦争の行方

えらいことになってきましたね。

中国の安い人件費にどっぷり浸かった生活をしていたのは日本だけではなくアメリカも同様で、今更関税引き上げが生活に及ぼす影響が大きいことを知るアメリカ国民もどーかと思いますが…10%→25%ですから影響がデカイわけですが中国も表面上は一歩も引かない印象。

国益のためなら手段を選ばない大統領はメキシコ関税にも手をつけて、そっちの方が大騒ぎでしたよね。トヨタがミャンマーへ行くのも分かる気がします。この流れだとインバウンドも受け入れ国をアジア圏以外へシフトしておかないと垂直の崖でピタリと止まる日も遠くなさそうです。

The Great Forgetting: How China erased the Tiananmen Square massacre

このご時世でも棚ボタで偶然生き延びてる会社もあると思います。

が、、、

すでにリセッションしていたとすると…クジラでジャブジャブにお金を蒔いた後で打つ手なしのはずですし、国内消費は右肩下がりですし、物価は右肩上がりですし、いかに新卒で給与上昇なんて言っても景気を振り回すほどの影響力は無く、久しぶりにバダバタと倒産が増えるかもしれませんね。それでも日銀様は口では「躊躇なく金融緩和」なんだそうです。

 

ロボットが摘むラズベリー

偶然目にしたこの記事。

もうすぐ人間の仕事を奪う? ロボットが1日2万5000個のラズベリーを収穫

人間よりもたくさん摘んでくれるらしいです。ひと頃のAI騒ぎはすでに稼働段階に入ってるみたいですね。応用が利けば林檎、ミカン、サクランボ、イチゴ、オリーブなど人手不要の時代が来るわけですが、最初の設備投資費は重たそうに感じます。

最新のデータを吸い上げて地域、気温、生育状態の平均値を弾き出し、店頭陳列から逆算した食べごろを百発百中ピンポイントで命中させるサービスなどはサブスクリプションで小銭回収ビジネスとして登場すると思います。

 

交番襲撃という日本のネガティブトレンド

数年前は何度も足を運んだ吹田という地名。身近すぎて驚きでした。

日本は精神科病床がダントツ世界一という国で、事件の首謀者もニースによると精神障害者保健福祉手帳を持っていたようですから精神疾患だったわけです。症状は人によって異なることですが幻覚、妄言、躁鬱などで大勢の方が悩まれております。

かつては経済大国のひとつで、今でも田舎では穏やかな空気が流れる国に400万人もの精神疾患患者がおり、少子化とは逆に増え続けております。

政府曰く最近の日本は超好景気だったらしいのでバブルで踊り狂って毎日がハッピーでもおかしくないぐらいウハウハなはずなのにオジサンもそんな空気を感じません。なんですかね、社会を覆うこのドヨーンとした空気。まぁこういうものは気の持ちようでどうにでも転ぶことなんですが、あまり良い「気」を感じませんね。

この親御さんはテレビ関係の方なんだそうですが…まぁ生きるためにお金という糧はある程度必要なんですが、お金に不自由がない方の子がこんな調子というニュースばかりです。どーなっとるんですかね。

 

キャッシュバックという名の金利もどきドーピングの行方

メルカリが借入金500億なんだそうで…。

どのサイトのキャッシュバックドーピングもピークアウトしたようで息切れ具合は還元率を見れば一目瞭然です。ヤフーも1%とか50円とか小粒サービスばかり。メルカリも表層的には自転車創操業に見えますが実態はどーなんでしょうね。連結業績への影響は軽微らしいので本業は順調なんだろうと思います。

今JNBがVisaデビットを使うと1,000円キャッシュバックとかやってます。たぶん色んな金融機関が似た対応だと思います。今銀行に1,000万円預けてもたぶん金利は800円に届きません。必要なものの購入に使われた際の1,000円キャッシュバックはありがたいサービスですよね。

忘れた頃に5000円到着

たぶん銀行はメルカリのそれを見る限り己で利益を生み出せないので一見「どーやって500億も借金させてくれんの?」と思うようなことが実現するんでしょうね。今まではモノとお金が別々に動いていたから銀行が偉そうにふん反り返ることが出来たのですが、これからは価値とお金がリンクするのでモノであろうが、時間であろうが、仮想通貨であろうが「そこに価値を感じる!」と思う人が増えれば増えるほどフィアット流通は減り銀行は決済手段のひとつになり下がり、存在意義が小さくなります。もちろん人間は目に見えることでしか価値を自己消化しにくいので暫くはモノ交換だと思いますが、少なくとも5年後は激変してるでしょうね。

〜・〜

一般的には8050的事件が増えてるように見えますが、それは先頭年齢を指しただけのことで7949とか7848とか7040とか…団塊Jrを先頭に氷河が溶けるまで続きます。既にその世代の7割を切り捨てる発表がなされたばかりですが、たった3割を民間丸投げで救うことを声高に選挙するんだそーです。たかだか5億、10億の予算で解決するはずがありません。失われた時間は取り戻せませんから。

この手のニュースは家族崩壊、社会崩壊的に通じるため負のインパクトが強いのですが…まぁ、ほんの序章かと思うとやるせない感じもします。それだけ取り返しのつかない格差社会に突入して何十年も経過しておりもはや後の祭り。

てなことで6月の雑感メモでした。

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