大量の安価なコンテンツでPVを稼ぐメディアを淘汰するALIS

ICO
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たぶん一昨年の冬頃から賑やかになりはじめたと記憶するフィンテックやブロックチェーンですがALISという会社がICOの真っ最中。元々日本でICOする可能性が低かったようで突如現れた感がありますがなにはともあれじっくりとホワイトペーパーを読むに尽きます。

日本語で読めるというのも有難い。しかし…正直P.15辺りの数式で目がテン。それはさておき若い人も頑張ってますね。

結論は「信頼(trustworthy)」に尽きる

このところあらゆるネット媒体が手段化しカオスです。PVやフォロワーは内容が酷くても報酬が発生することがおかしいと思っているのに止められない(ほぼ)独占状態。先日もYouTuberがドッキリな悪ふざけで逮捕。インスタ蝿の青汁ステマもDeNAのWELQ事件も同様。ザックリと10年ぐらいこんな状況ではないかと思います。

どれも手段が目的と化しています。

そこにALISが登場し「社会的信頼が無い人でも、素晴らしい記事を投稿したり、素晴らしい記事を発見した人には信頼を付与し、報酬を与えるプラットフォームを実現する」ための資金集めICOということです。ALISが言う通り「無駄な広告やステルスマーケティングから解放され、信頼できる記事・人々にいち早くアクセスできるようなメディア」を望んでいる人は増えている気がします。なにせニュースでは毎週カオスな人が登場しますから。

大切なことをサラっと書いてます。「評価経済圏作るよ」と。これは大事なポイント。赤線引いた通りです。いろんなプラットホームがあるけれど、とにかくALISは「信頼」を1から醸成する方向のようです。(ただ、この「信頼(trustworthy)」についてはモヤモヤしているのですが、それはまた別の機会に。)

 

変化スピードは更に加速

ファウンダー自己紹介に「ブロックチェーン技術に出会い、AI・VRよりも世の中の進化スピードを早められる手段だと確信し、ALISを立ち上げる。」とあります。でも事実でしょうね。スマートスピーカーを例にしても日本語ハードルで2-3周回遅れですしVRが凄いといってもあの潜水メガネいつまで着けてるの?ってなりますよね。ブロックチェーンのインパクトブローは激甚。

今までの常識から見れば現在の仮想通貨はバブルですが今後起こりうる社会変化は天変地異ですから振り返って見ればほんの小さなシズル泡に過ぎないような気もします。少なくとも10年、20年という単位で揉まれながら成長することだと思っています。

全く土俵の違う話しではありますが…つい2-3年前まで保育園に通うような小さな子どもが感覚的にスマホを操ることやスマホ子守がニュースになっていましたが今の赤ちゃんはAIと会話しながら育つ世代です。赤ちゃんが大好きな「Incy Wincy spider」をアレクサが流し赤ちゃんが喜ぶ。

歴史は繰り返すとは言えど××バブルとか幼稚なこと言ってる時ではない気がします。ここから先は本当にスピードが早い。

 

信頼の信頼たる所以

仮想通貨という言葉は毎日のように聞き、それなりに勉強し、儲け話になっても換金しちゃうと約半分は税金でもっていかれることも知りつつ持っていてもいざICO案件となると敷居の高いこと。なにはともあれ投資金の準備→取引所での口座作成→入金→仮想通貨購入→ウォレット転送→トークン購入。どんだけ手間なことか…。

2-3日様子を見ていましたが…結果として1週目で最低目標額に達せず残念。ただですね…とにかくオープンでクリアな面々が頑張っていらっしゃる様子です。セール中もユーザーとの丁寧でスピーディーな対応が見て取れます。なんと申しましょうか…デジタル最先端なのにヒューマンな感じ。色んなホワイトペーパーや進捗状況を見ていると雑なICOが多すぎてバカ真面目で丁寧に見えちゃいます。そこで私も1週目の最後に少しだけトークンを買うことにしました。

世界中で信頼性の低い情報にうんざりしている人は確実に高齢化し、静かに情報収集場所の取捨選択が始まっていると思います。そういう目的を持った仮想通貨の使われ方を望んでいる人が増えないのもおかしい。コツコツ頑張って欲しいと思います。

久しぶりにこの手のことを考えると疲れます。田舎もんですから。

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