この世界の片隅に

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どくだみの花が咲きまくっています。なんでもこの草花は生命力が強いらしく根元から引っこ抜かないと毎年うっそうと茂るそうで、お隣さんの塀のコンクリートブロックの隙間からでも成長するたくましさ。引っこ抜いてやろうかとも思いましたが害もないので放ったらかし。「どくだみ茶ってこれだったのか」と初夏を感じている今日この頃です。

さてと…

気になりつつも放ったらかしでしたがやっと見ました。

今では人口減少に歯止めがかからない中核都市の呉市でのお話しですが…30分を過ぎた辺りから徐々に戦争の話が始まり緩く核心に迫るストーリー展開で徐々にはまってしまいました。

展開の早さに荒っぽさと素朴さを感じながら、途中途中の献立話しに和みつつ…この感覚が監督の狙い通りなんでしょうね。何ら派手な見せ場は無く、最大のインパクトは原爆。

広島弁が心地よいのですが、この空気感は全都道府県の歴史で作っても心地良さそうな感じがしますね。野に咲く草花を料理しているシーンを眺めながら「今戦争になったらコンクリートとアスファルトだらけで生き残っても餓死だな」とか思っていました。知恵を使う場も無いですね。

それにしても毎日毎日空襲警報とか疲れたでしょうね。

今だとJアラートが携帯で鳴りまくることになりますが勘弁してほしいと思います。ある女性の生涯にフォーカスしたようなストーリーですが今も昔も他人と違う行動をするということは平時でもビジネスでも勇気が要りますし戦時下での日本人特有の「世間体」過剰反応もチラチラと垣間見れて楽しみました。備中備後で言うところの「風(ふう)が悪い」というやつですね。

軍靴の音が聞こえませんように。

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