私は料理下手ですが、料理を作ることがストレス発散になるタイプなのでちょいちょい最新の調理器具を調べることが楽しみの一つだったのですが、最近物欲がないものでサッパリ疎遠。最後にはまっていたのはコンベクションオーブンだったので、もう6-7年前の話になると思います。
その頃から電気フライヤーの存在は知っていましたが、こんなにも便利とは。
事の発端は高齢の両親が時折所望する冷凍食材の調理。親ですら何年も天ぷらを作ったことがないぐらいスーパーの惣菜に助けられていますが、揚げたてを買うことが少ない惣菜の揚げ物は常にヨレヨレ。これを電子レンジでチンしてパクリというパターン。しかし美味しくないですよね。あのベタつき。母親はイモとエビが好きで70歳を超えてからフライドポテトの類も食べるようになったのですが、それも冷めた惣菜はちょっとね。
老い先短く、いかに不健康寄りな食材イメージといえど少しは口においしいものを食べさそうじゃないかということで電気フライヤーを漁りました。最大のポイントは美味しく出来上がるかどうかですが調べているうちに容量が大きめのものを買った方が重宝する情報にたどり着きました。
最初からノーチョイスで選んでいたのが下の製品。フォルムがかわいい。
私用ではなく実家用なのでデザインはどーでもいいのですが、これだと容量が1.6L。もちろん老夫婦にはこれで十分なんですが、ちょっと大きめのエビフライを並べてみたり、2種類の冷凍食材を放り込んだ時に触れ合わないようにするには「ちょっと小さくね?」と思い、結果選んだのが下のタイプ。ご覧の通りお値段は6,900円です。
容量が3.5Lですから先の2倍以上違います。正確に見ていませんが全体寸法も2倍近く違うはずです。でもね「大は小を兼ねる」ので後悔はありません。
これで冷凍のコロッケ、エビフライ、フライドポテトを試したのですが「なんじゃこの旨さ!」という出来。油を使わずに熱風だけでこれだけ美味しいものが調理できるんだったらもっと早く買ってあげればよかったと思うほど。欠点は操作音が大きいこと。まぁ年寄りにはちょうどいいのかもしれません。
でね、おかず的に食べると塩(ソース、醤油)辺りが定番ですがフルポテ的に食べようとすると意外と「どーやって作ったらいいんだ?」となり、ちょっと知り合いに尋ねたら「和風だしを振ったら美味いよ」って言うわけです。昔ありましたでしょ?コンソメ味とかバター醤油味とか選べるやつが?マクドかロッテリアかウェンディーズか覚えていませんが。
でね、「そんなさー、味噌汁のダシじゃあるまいし、味の素でウマいとかホントかよ?」とツッコミを入れたらマル秘アイテムを伝授してくれたのがコレ。スカイ・フードさんの「四季彩々和風だし」です。
正しく「和風だし」。
中身は「化学調味料無添加、減塩20%カット」と書かれております。正直お高い部類の調味料ですがマジで倒れそうなぐらいめちゃウマです。後悔させません。和風だしですがコクの旨さが際立つ逸品です。
健康志向の無添加タイプ商品は総じて薄口で「ダシというには薄すぎるやろ」という経験則からさほど期待していなかったのですが、届いた商品を舐めてみると激ウマ。超アタリの予感。これを出来たてのポテトでシャカシャカするもよし、ふりかけるもよし、付けて食べるもよし。どんな食べ方でも美味しいですが、いわゆるパウダーのまぶされ加減が均一ではなくテキトーで、濃い味や薄味などバラバラ感によるジャンクフード感を際立たせるにはフルのが一番です。ナイロン袋でも紙袋でも、その辺にある袋にポテトとダシパウダーを入れて振ってください。
当然のことながら普段の料理に使うには贅沢すぎる和風だしなので、どんな料理も格別な味に昇華させちゃうマル秘アイテムです。
まだ自分好みの「(冷凍)食品、温度、時間」の関係を把握できていませんが使いながらマスターしたいと思います。ということで「Innsky ノンフライヤー SA35【2019モデル】電気フライヤー 3.5L 」で作ったフライドポテトにスカイ・フードさんの「和風だし」を振って食べたら気絶するほど美味しかったメモでした。
余談ですが、後日「これで鮎が上手に焼けんかと思って買ってきた」といって鮎を出されましても「鮎をノンフライヤーで調理すんの?」と思いつつ検索すると「190度で18分」なる文字。
いとも簡単に出来てしまいました。「190度で18分」ですと外はパリッとした感じで中はジューシーを維持しております。確実に火が通っておりますが、中をもう少ししっかり焼きたい場合、19分が適当で20分だとパサパサ感が増す感じ。
頭が右向きだったのでソフトで反転させた写真というのは内緒です。
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