寝れなくなったので真夜中に現在進行形の大雨についてメモしてみる

(自然)災害
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相変わらず雨が止みませんね。ちょっとそわそわして寝られなくなったので文字でも打ってみようかと思います。それにしても雨が止む気配が全くない雰囲気です。

災害の全体状況を捉えられないマスコミ

現在進行形の災害ですが事の発端は昨年に引き続き2年連続九州地方が大雨にあいました。数十年に一度というのは詭弁です。2年連続ですから。その数時間後には中国地方を横断しはじめ、最悪なことに長時間停滞。結果は中国地方全域が水没する事態。

そして一夜明け少しずつ状況が見えたかと思うと本日は岡山、京都、岐阜といった辺りが大雨になってしまい局地的豪雨が半端ない状況となっています。おそらく岡山のニュースが全国を駆け巡ったのではないかと思います。

しかし昨夜から気になっていたこととして高知や愛媛にも雨雲が引っかかっており「ニュースになってないけど人が住んでないのか?」と思っていたら案の定大変なことになっています。

#野村町 #大洲市 #吉田町 #南予 #救助 #氾濫 #大雨 #愛媛 #宇和島市 #松山市 …etc

土地勘がないので詳しいことがわかりませんが雨雲を追っているプロであれば過去のデータからピンポイントで指摘できたと思います。そんな折でもテレビは呑気に歌番組。お偉い政治家も酒を酌み交わしていたようで、同じ国の人ではない印象。

なんでそわそわしたかというと、現在夜中の2:45。現地は水没し、氾濫し、停電し、孤立し、バッテリー切れが予測され、もはや情報発信する術すら失いかけている状態で歌番組をやっている神経に嫌気がさし、さりとて遥か彼方でなす術もない自分の無力感たるや….。

メディアの文章も自力取材ではな無い故に「・・・ということです」という他人事な表現が散見され暗闇の中で救援を待つ方々の恐怖感たるや想像を絶する状況ではないかと思います。

平成30年7月豪雨 - Wikipedia

自治体発信情報に格差を感じる

さすがに今回の大雨は歴史に名を残す災害だと思います。

昨日日が暮れる前にそわそわしたので宇和島市のホームページなどで様子を見ておりました。避難勧告が連発されているのに全くニュースになっていないことへの違和感たるや。もちろん同時刻は岐阜でも大雨に見舞われておりあちこちで災害が頻発している状況というのも分かりますが、ここまでコントロール不能なことを露呈すると非常事態で「退避命令」でも発信しない限り誰も振り向かないんじゃないかと思うぐらいでした。

こう言ってはなんですが「えひめの防災・危機管理」サイトに書かれている指示情報も文字の羅列でものすごく分かりにくい。

例えば時系列で書かれていればやっかいな雲の動きを推測して「次はあっちが危ない」と想像力を働かせそうなこともちょっと難しい。自治体が悪いなんて言うつもりはありません。その地域ごとに限られた予算やマンパワーで作っていかないと仕方ないこと。さりとてこの規模の災害が起こったわけですから改善すべき点は多そうです。

 

防災速報の弊害も感じる

私のスマホもそうなんですがピンポイントで災害情報が届きます。それはそれで有難いことですが、自分の身が安全であればokというものでもないですよね。困っていたら助け合うということが大切。本来はより大きな視座で見る仕組みがあり「個」と「全体」の把握が災害規模を小さくしてくれるんじゃないかと思います。もちろん私の立場は「個」ですが安全を確保できたなら全体を見て困っている人を助ける。

こうして文字を打ちながら毎日新聞だけが愛媛での被害拡大情報を発信し始めている感じ。

全体を捉えた情報発信が出来なければマスコミもキー局の存在意義もなし。地名すら知らぬ場所からツイートされても、その単語を知らなければ拡散力も伸びず、どうやってキャッチアップすればよいのか。無力感でいっぱいです。

私も利用しているYahoo!防災速報ですがわざと分かりにくくしてるんじゃないかと思うぐらい全体像が掴みにくい印象です。現在地連動をオンの状態でも「個」と「全体」の両面から把握できるようにしていないと結果として「自分には関係ない」という感覚になります。それはちょっとマズイと感じます。

 

これから先の大災害は公助到着まで時間がかかる

当たり前ですが少子化で高齢化で人口減少です。健康にテキパキ動ける人が減る時代。今でこそ今回のように消防庁の要請で広島に向かっていた名古屋消防局が急遽岡山集結なんてコントロールが出来ていますが、10年後、20年後はそれをする人すら減る時代ですから今までにない自助努力が求められそうです。今風に言えば自己責任といった感じでしょうか。

今回は前例のない大雨でこの状態。台風でもなければ地震でもない。荒っぽく言えば雨が降っただけの話しですが度を越すと人間の作った防災なんて1日で木っ端微塵です。そのど真ん中に巻き込まれてしまうと打つ手は無いと思いますが、命が助かっても助けが来るのに1週間ということも未来では有り得ると感じました。

今は都会も地方も両方ある。ネットを全く使えない人も縦横無尽に使いこなす人も両方いる。色んなことが噛み合わないタイミングというだけで済めばよいですが…。ツイッターの拡散も大切ですがこれだけの文字量から真偽確認も無理な話しです。なんでもかんでも民間任せ的な進め方もいかがなものかと。

それにしても毎度のこととは言え、こうして災害に合うたびに「人間として大切なものは何かなぁ」なんて考えさせられますよね。テクノロジーを駆使しした今では雨雲レーダーでの事前予測も常識ですが、どんなにテクノロジーを進化させても災害規模が膨らむ印象です。全く追いつけない規模で倍返しされて打ちのめされる感覚。

それにしても今回の政府の対応は甘く見すぎている感があります。政府対応は最後の砦ではありますが、たった1日でこれだけの被害ですからいつもと状況が違うことは察しがつくと思いますが「単に大雨ってだけだろ」という印象。今更ネジを巻いて一所懸命なフリをされても失ったものの方が大きすぎる気がしてなりません。

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