2019年8月の雑感メモ – 増税案内メールが虚しく届いた夏

テーマなき雑感の束
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8月も考えさせられるニュースだらけでした。内容濃すぎ。

・中国の元安誘導がアメリカとの関税戦争にのりしろを作ったせいで株価ダダ下り余波で大騒ぎしても日本円は基軸通貨として数円の円高程度でビクともしないのですが、そのことと国家が別の生き物のように感じました。バブル崩壊以降所得分配方法を操作した利益の積み方で会社が残っても人口が減ればいずれ会社も消えるのにね。そうかと思えばトランプさんもFRBに「金利下げんかぃ!」とな。無茶苦茶。

・そんなこんなでリセッション風が吹きだした?お陰で円高に振れるのをよいことに久しぶりにebayを徘徊してお得な物件を眺めていました。久しぶりに300ユーロの入札を試みたのですが時差が辛くて寝落ちしたら案の定購入できませんでした。750ユーロのリクエストも黙殺されました。急いで入手する必要がないアイテムなので時折楽しみたいと思います。

・バーニーズNYが逝きました。なんか大昔のニュースみたいですが今月のお話し。ビジネスモデルが古いから仕方ないことですが2度目。盤石に見える有名企業も終わりがあります。たぶん誰も信じないであろう書き方をすれば、ルイヴィトンだっていつかは逝きます。その時になって振り返ると「なんでPVCビニールのカバンを買うのに並んでたの?しかも数十万してたんでしょ?」というのも有り得ます。LVが丈夫に感じるのはモノが高くて皆様大事に扱うから。そういえばBBCで話題の動画にも出てましたね。既に日本が豊かな国ではないことを再認識できる動画です。

・令和最初の盆休み渋滞で48キロの文字。確か首都圏から静岡方面だったと思います。それ以外で見た数字はせいぜい30キロ未満。平成の最初頃に比べたら半分以下の渋滞距離ですから人とお金の動きが変わったようです。これだけ減ると道路公団の儲けも減るわけで、メガトン級連絡橋の維持費が問題になる日も近いだろうと思います。今年は免許返納も義務的空気に変わり、インバウンドも急ブレーキ中ですから遅くとも再来年の数値はピークアウトだらけじゃないかと思います。いっそのこと橋を壊していち早く船に回帰したほうが長い目で見ると合理的かもしれません。

還暦の大工さんの再就職がちょっとした話題ですが、これが令和元年の現実なんですね。見た目は若いかもしれませんが還暦のITリテラシーがワープロって…..80歳を超えた私の父親と同じレベルです。その頃はデジタルなんてない時代だから同じカテゴリーで括れる恐ろしさ。世代間のデジタルギャップを埋める代謝は早くてもあと5年、遅ければ10年は必要みたいです。そこを乗り越えると一気に進むと思いますが、その頃になると私も緩やかにポンコツ化します。あとは若いもんに任します。

てなことで今月気になったニュースです。

韓国とガタガタやっている件

今更経緯に触れませんがゴールポストを動かすアレです。このニュースで思い出したのが溶接会社の撮影。かれこれ10年以上前の仕事です。

溶接なんて機械化してしまえば精度が高いのは当たり前ですが、その当時でも人間が地べたに這いつくばって50mを越すパーツを機械のごとく溶接する姿を撮影しました。その会社をインタビューした頃は韓国が右肩上がりの急回復を見せている時期で、それに追い打ちをかけたように「日本人の製造コストでは価格競争に勝てない」空気が蔓延し、日本も若者世代の賃金が徹底的に叩かれまくって低賃金に苦しんでいた時期ですが今でも忘れられないインタビュー内容が「韓国はノギスを作らない」です。

その会話自体は動画で使いませんでしたが当時のブログ文章が残っておりました。

最近当たり前のことばかり書いているので「お前バカか?」と言われそうですが、当たり前すぎて気づけない事もあるのですよ。毎日素材とか製品とか商品とか見ていますとね、脳がマヒします。こちらの会社はスケールの大きい製品ばかりなのですが、Made in Japanの話になり…「たぶん、世界の中で、1つの商品を全て、1から10まで、全てが日本製品というモノが作れるのが(たぶん)Made in Japanだよね。世界中探しても日本にしか出来ないと思うよ。」という話を頂戴しました。

この当たり前すぎる会話が非凡であることに気づくのに数秒かかりました。

モノづくりもグローバル化し、国によっては作業工程が「5から10まで」とか「1から3まで」とか「9と10だけ」と、バラバラなんですね。とても近い隣国もです。国際経済競争に勝つために「うちの国は1から4はしない。その部分は切り捨てて輸入すればいい。5から10までで勝負だ。」という国は多いのです。というか、日本以外は全体を見る事が難しい。

Made in Japan、これは類い稀なことですね。

全体を知り、部分(個)を理解出来る。

文化や伝統の要素も含まれると思うので事の正否は言えませんが、全体を知り得ているというだけでどの部分にメスを入れれば良いかの判断は有利に作用する?とか思っていました。便利な事を便利と感じ、不便な事を不便と感じる能力が落ちている自分を反省しておりました。

ここでメモした隣国は韓国のことで「うちの国は1から4はしない」作戦で突っ走って表層的成功を見せたわけですが、そこが空っぽの状態で突っ走った結果が昨今の韓国です。それが「ノギスは作らない」です。カンタンに言えば加工貿易のお話し。それは国家戦略ですから仕方ないことですよね。さて、続きはどーなりますやら。

実際のところ本当に日本がブーメランで困るのか?ですが、たぶんマスコミから漏れ伝わるほど日本は困らない気がします。機械の中の部品を探せば韓国製もあるでしょうが、一般的にMade in Koreaのモノは家中探してもない。もちろんPCモニターだのメモリーだのとデジタル寄りアイテムは幾つかありますが慌てて買いだめするものは一切なし。それにしても毎度お決まりの国旗を焼いたり、服を切り刻んたり、ビールをぶち撒けたり、車を叩き壊したり、絶叫したり。マスコミも知った上でそういう場所へ群れて撮影してテレビで垂れ流してることはどシロウトでも想像容易ですが、どーして常に群れてあーなっちゃうのか謎です。

ただね、一連の流れから妄想するにあちらの若者も大変ですよね。

今月は諸々の問題が過度に可視化されたばかりなので、韓国の若者も威勢良く不買運動のプラカードを掲げていた印象ですが、そんなことをしてる暇はないはずで。正味の話し。マヂでそんなことをしてる余裕はないはず。人口が日本の半分の国が日本と肩を並べているかのような演出で世界を席巻している分野もありますが、単純に日本人の倍速で動く必要があるのに相変わらず政争の具で日本叩きが続くとしたら、労働者の焦燥感もジワジワ、フツフツと湧き上がってくるのも時間の問題と想像できます。あちらの政権の支持率は上昇と聞いたので結構なことだと思ってニュースを眺める日々です。

確か28日にも「ボールは日本」というニュースの文字を見ました。ゴールもボールもルール無き展開ですが日本がすべきことは理路整然と筋を通すことでしょうね。言葉だけで蹴られたボールは都度丁寧にお戻しすることを繰り返すのみです。以前にもメモりましたが日本人は地震が起きて世界が破局的状況に見えても大人しいですが、プッツンすると飛行機で船に突っ込むようなDNAも持ち合わせており…..今回の件で検索してみると以外と簡単に「肉を切らせて骨を断つ」メモが見つかります。今そこまでカッカした反応の日本人は極一部ですが集団心理は火がついてしまうと厄介なので…おそらく標準的日本人思考だと黙殺ですかね。それにしてもトレーサビリティしてまで日本製品を排除したいそうです。商品が中国製品だらけになったら日本人以外の観光客も減るんじゃないかと思う今日この頃です。

 

数ヶ月後、韓国の航空会社は経営状態が大変なことになると思う件

大昔にメモしていると思いますが、飛行機が乗り入れてる場所は経済指標の参考になります。もちろん昔のようにハブ&スポークなんて時代では無いので一概に言えませんしチャーター便程度でしか消化できない観光資源の問題もありますが、実は韓日路線は圧倒的に韓国の航空会社が日本へ乗り入れることで日本からあらゆる恩恵を受けていただろうと思いますが先にメモしたチョメチョメに加え気絶寸前のアシアナ航空系列にとっては結果ブーメランとしてとゞめの一撃になる可能性が濃厚です。

韓国系航空会社の日本乗り入れ地域は凄まじい数です。

北海道 : KEOZ、LJ、ZE、BX
青森県 : KE
宮城県 : OZ
新潟県 : KE
富山県 : OZ
石川県(小松) : KE
茨城県 : ZE
東京都 : KEOZ、LJ、ZE、RSBX、7C
静岡県 : OZRS
愛知県 : KE、OZ、TW、BX、7C
大阪府 : KE、TW、LJ、ZE、RSBX、7C
岡山県 : KE
鳥取県 : RS
広島県 : OZRS
山口県 : RS
香川県 : OZRS
愛媛県 : 7C
福岡県 : KE、TW、LJ(KKJ) 、ZE、RS、BX、7C
長崎県 : RS
佐賀県 : TW
宮崎県 : OZ、ZE
熊本県 : OZ、TW、RS
大分県 : TW
鹿児島県 : KE、TW、ZE
沖縄県 :KE、OZ、TW、JL、ZE、RS、7C

これだけの場所に定期便を飛ばして金儲けしております。たぶんこれ以外にも4〜5県でチャーター便を飛ばしていますから日本の半分以上制覇されております。特にLCCは全体に占める日本市場への依存が大きすぎ、仮に他国路線が満席で売れまくっても、今回のチョメチョメで売り言葉に買い言葉で「じゃー日本へは飛ばさねー」みたいなことを続けると倒産も有り得ると想像します。代替フライトを激安価格で国内線へシフトしたようですが既存交通と喰い合いになるのは日本も一緒。

文字通り投売りプライス

状況は各社サイトの投げ売り価格を見れば一目瞭然。 赤文字は身売り先探しの真っ最中。青文字は運休確定。各社のキャンペー運賃設定期間を見るとこの状態が3ヶ月程度続くのは確定な雰囲気なので全航空会社合わせると軽く1,000億ぐらい赤字を積みそうな勢いです。そもそもKOSPIもUSDKRWもギリギリで踏ん張ってる数値ですからドル箱路線を飛ばさないのは自害に近い行動。

こんなことになる前であればアシアナはたぶん韓国内企業の購入で収まるはずですが、今回の件で韓国全体の雲行きが怪しくなれば売り先は海外ファンドや国外航空会社傘下も有り得る気がします。秋風と共に悲しいニュースが流れる可能性も無きにしも非ず。

Auction to sell Asiana Airlines begins

日本も羽田と成田を除く全てのローカル(空港)で(質よりも)量を追うLCC単発路線頼みの一本足打法商売は徐々に窒息死ですが、それは初めから分かっていた話しですし、今時そんな昭和商売が成り立つわけもなく、それも淘汰ですね。韓国や中国はほぼお隣の国ですから詣でるのは最後でよいはずです。こういう時こそそれ以遠の国へ詣でてインバウンドのリスク分散をすべきでしょうね。

それにしてもKE以外は救えないでしょうし事態が続けば地獄絵図の予感です。

 

予定より早めに訪れる(と思う)日本の景気後退

よその国のことを心配しとる場合でもないのでございます。

過去の景気下ブレを学んだ大企業は今月中にシュリンクフレーション(お値段一緒で中身を減らす)を仕込み、ガッツリと事前値上げも済ませ、10月増税に備え予め売上が減りにくいマジックのネタを仕込める最後の月でした。それが8月。

消費者ができることは。財布の紐を締める以外に手がありません。

オジサン予想ですが過去の増税と違い、買いだめする人も減ると思います。いわゆる駆け込み需要も低迷。買物の中身を突き詰めると「必要なものを買う」行為にもかかわらず、たった2%のために「あったほうがいいものを買う」という買いだめ発想にはならないですよね。そもそも既に8%取られてることが無駄ですから。

昔と違って情報が先回りしてやって来るので政府が想定している以上の急ブレーキで追加緩和麻薬が注入されるや如何に。それにしても凄い時代になりましたね。1,000万の買物をしたら100万の税金って。最近にわかに脚光を浴びているMMT。ブロックチェーンで数式に挑んだツワモノもいらっしゃるようで常識が非常識になるとしたらちょっとワクワクです。

価値観なんてすぐひっくり返りますから。

And yet, it moves.

体制変化を求めない現政権が続くと未来は10年を待たずして再びの増税か社会保障を削るだけで、その中で生き延びる方法は倍速で稼ぐだけ。今1,000万の給与だとしたら倍。最近「大卒でも大金を払うよ」というアレです。問題は誰でもそれが出来ないので未来は今以上に生きるのが厳しい時代になることは間違いなく…今生まれる子たちの未来はどーなるんでしょーね。痛い目に合うのは自分の世代だけでこりごりと感じているオジサン世代は多いですよね。

軽減税率についてもおかしなことになってますね。

遊園地の売店が管理するベンチで飲食したら10%、その他のベンチや食べ歩きは8%。

基準が不明瞭でも無理矢理捻じ込んでルール化しようとすること自体が官僚の民度の低さ、浅ましさを露呈しております。8%ありきで捉えると無茶苦茶な論法で新しい概念を押し付けるしかないのでこんなことになるんでしょうね。生活に密着したものは下げ、贅沢品で巻き上げればよいのですが…10月以降が楽しみです。

 

かんぽ生命保険と日本郵便による大規模な不適切販売問題

高齢者をカモにした上場企業の元公務員集団詐欺事件ですが、これで一儲け企んでいた政府も株価が値下がりしすぎて手放せない状態なんだそうです。さすがに株価は下がり続けております。

当然の流れ

つい先日のことですがポストに投函できないサイズの郵便物を配達員から手渡して受け取った時、「ところで暑中見舞いのハガキはご入用じゃないですか?」とバッグから取り出されたハガキ。思わず「そんなことまでやってんの?」とツッコミを入れたところ「今はなんでもしないと」なんて返事でした。まぁ全員が営業スタンスであることは良いとですが、猛暑でのバイク配達も厳しい仕事ですから「余計なことを考えながら運転して事故しないといいけどなぁ」なんて思ったものです。

この事件は「ノルマ問題」ではなく「お役所体質問題」なんだそうで、やはり銀行上がりの代表ではダメということなんでしょうかね。アントラーズの経営権がメルカリに移ったと同様、どんな組織も時代の潮流に合った経営者がトップに就かないとダメなんでしょうね。それだけ産業構造が変わるタイミングに生きてるんですね。

昔、大洋ホエールズ、近鉄バッファローズ、南海ホークス、阪急ブレーブスなんて球団もオーナーチェンジで名称を変えて残っておりますが、野球だけがスポーツのような風潮も昭和の話しですし、平成だと球団と蹴球団の二兎追う楽天スタイルもアリだったことが令和になれば更に贅肉を削げ落としメルカリのようなサッカーチームのみなんでしょうね。それにしてもかんぽ生命の体たらくは全くいただけません。人を騙さないと商売が成り立たないということは生命保険業界も衰退産業確定ということです。

 

アメリカで起こったことは、いずれ日本でも起こる

この論法はビジネスから犯罪まで全て応用できる迷言です。

京アニの放火殺人では35人の方が亡くなられた記憶が新しいうちにアメリカでは立て続けに銃乱射でテキサスで20人、オハイオで9人が亡くなられたそうです。忘れそうですがこれも今月のお話し。アメリカのそれは人種差別的「ヘイトクライム」の要素が強いらしいですが2つの死者数を足しても京アニが際立つのは「ガソリンを撒いただけ」という新手の手法。

アメリカでの銃犯罪は今更感ですが、銃禁止の日本でも大量殺人ができることを否が応でも感じさせられるのがなんとも薄気味悪い事件です。ある意味で銃よりもタチが悪い殺め方だと感じます。自害する気満々で犯行に及ぶスタイルが十死零生的で怖いですよね。

 

憲法裁判記録の80%廃棄済の件

もう無茶苦茶ですな。この国はどーなっとるんですか???

この件とは全く関係ないことですが以前父親にiPad進呈のメモに「私にとっての懐メロCDは手元に1枚もありません。全てデータ化してしまいゼロです。」と書き残しました。例えがアレですが一般人でもデータ保存する時代です。少なくとも団塊jrはそーゆー感覚。

傘寿(80歳)親父、とうとうiPadデビューを果たす – en1

この記録破棄は「ルールに乗っ取って」「事なかれ主義で」「臭いものに蓋」という流れは想像できるのですが、道徳的にも高潔な姿が求められる裁判官の方々も日々「これはおかしい」と思われないのか?謎です。今何歳の世代がこんなことをやらかして平然としていられるのか不思議でなりません。

憲法裁判の過程が不明なんて独裁国家じゃあるまいし…ある政治家の結婚が話題となりこのニュースは一瞬で吹き飛びましたが、そんな状態で大丈夫なんだろうか…。

 

香港がガタガタしてた件

お盆の頃から盛大に空港で揉めてましたがどの情報が正しいのか把握していないままです。

たしか「若者が空港を閉鎖に追い込んだ説」と、「政府が早めに閉鎖して若者が閉鎖したような空気にした説」の2つを目にした気がします。まぁ現場の様子を見ると掴み合いのケンカですし、相変わらずお金をもらって扇動するアルバイトも居るようで真実がよく分かりませんが、自由主義の灯りが消えそうなので若者が怒っているのは事実のようです。

我が父親は「もっとやれやれ。民衆の声を拾わん国は滅びる」と申しておりました。このニュースを見ていると日本は資本主義じゃない国に思えてきます。

 

NHK Eテレで放送された映画「ひろしま」

関川秀雄監督の映画「ひろしま」がSNSのお手本のような広まり方をしておりました。

従来の映画批評で片付けられないリアリスティックなシーンは秀逸。もちろん映像化できたレベルですし、映像から臭い、風、煙、温度、湿度、気配などは伝わってきませんから事実に比べれば生ぬるいと思いますが、当時表現できる最高レベルで残した映画だと思います。

ヒロシマやナガサキで学ぶ子どもは平和学習の時間にゲロが出そうな原爆の資料をカラーで学びますから白黒映像は消化しやすいはずですが、白黒でも見る人に与える影響力は絶大で、記録映像のような迫力と生々しさです。

敗戦時前後のカラーフィルムは幾つか残っていますのでこういう白黒映画もAI予測でカラー化が可能になる日が来ると思います。そのリアリティは恐怖です。おそらく私でも目を背けたくなる恐怖。国を挙げて何年も戦争が仕事の時代があり、アジアの広範囲で人殺しを推奨して軍神とか勲章とかね…同じ国とは思えませんがちょっとしたきっかけで事件は起こります。多くの人が見て目に焼き付けといた方がよい映画だと思います。

 

日本の翼(JAL) vs Inspiration of JAPAN(ANA)

下の記事、興味深く読みました。戦略が真反対。

ANAのA380とJALのA350、導入に秘めた戦略は-各担当者が講演 | 旅行業界 最新情報 トラベルビジョン

JRは今月の台風時も昨年同様「前日までに運行中止」を決め常態化させました。もう昔の日本ではありません。リスクを背負わない戦略へシフトしつつあります。先に触れた韓国のアレも類似で、旅行は平和産業なので悪材料に振り回される仕事ですが、そこに規模で挑むANAと利益確保を死守するJALとでも申しましょうか。表現が難しいですがANAはグローバル化の波に乗り一見すると巨大化へシフトし、JALは日本マーケットの適正サイズを見極めるといった感じでしょうか。まぁどちらの会社もLCCをグループから切り離せば身軽になる「トカゲの尻尾切り」という考え方もありますが。

私はさほど思い入れがないのですが昭和の(業界)人は結構な確率で「ハワイが大好き!超好き!」という人と出くわします。おそらく破綻前のJALの戦略に加担したり靡いた世代だと思います。そういえばハワイアンウェディングなんて言葉が流行り始めたのもバブル崩壊前後でしたかね。私もAMERICAN HOLIDAYS経由で何組か送り込みました。

たしかにハワイは楽しい場所ですが「ハワイだけは特別な路線」みたいな昔の感覚を引きずって 大型化していたらコケる気もします。他方で日本の中間層は日々瓦解の一途です。JALの戦略が硬いと感じても足元のマーケットは急速縮小中で「お金は回してナンボ」と考えるとANAが正しいような気も。ANAの戦略で昔のジェットツアーを思い出しました。バブルの頃は、はじめから2機目を飛ばすつもりでオーバーブックさせてマヂで時刻表に載っていない2機目を飛ばした時代があったそうで….A380だと1発で仕事が片付きますね。

機材戦略の勝敗は来年を待たずして決まりそうな気がしますが…。

 

厚生年金と所得代替率

毎月恒例の年金ニュース。今月も2人家族モデルを基本に厚生年金枠をパートへも広げる?みたいなことを言って「そーだそーだ」みたいな声も聞こえましたが、オジサンは厚生年金自体が害悪だと思っております。この仕組みを続けると、フツーのオトナは結婚しても子どもを作る気になれません。50歳になっていない私でも既に1千万の払い損ですが今生まれている子は3千万を越す払い損。完全に現高齢者のみが利益を受ける仕組みですが、それが団塊の世代の滑り込みを待たずして壊れつつあります。ザックリと1970年以降生まれはブチギレてデモが起こってもおかしくないぐらい異常事態なんですが、デモる気にもならない骨抜き状態ですかね。

今回のニュースの怖いところは団塊Jrが70歳になった頃、現行制度維持で経済がそこそこフツーで所得代替率が50.8%、モーレツにハッスルした高成長で51.9%。その差約1%という誤差みたいな話し。それが人口減少などで成長できなかったら36%まで落ちて年金額が試算不可という….えーっと20年後の話しです。

社会保障は更地にして新しい概念を整備しないと国が消える勢いです。

この感じだと私が死ぬまでに日本はガラガラポンな感じです。今の仕組みを惰性で続けることは未来ある子どもたちへ犯罪レベルの所業でしょ。今は社会がかろうじて機能している末期で、表層的には転職、結婚、出産、外国人労働者も提灯記事が役目を果たしておりますが、だれでも人生で最低2-3回は転職し、3-4組に1組は離婚し、出生率は1.42で、外国人労働の闇も露呈済み。それでも相変わらず夫婦世帯のプラス成長を試算する上級公務員のアタマはお花畑?

最近は「日本はもはや先進国ではない」的記事を目にすることも増えました。現在還暦以上の元気な世代がご存命中に自分たちの所業が否定される社会で猛省されてください。まあ無理ですよね、こんな広告を目にするぐらいですから。もちろん広告内容はモデルさんですけどね。

老人にならないそうです。キャッチが不自然で気持ち悪っ。

〜・〜

今月は増税後の手数料改定メールがバンバン届きましたが、それと同じぐらい多かったのが【ゆうちょ銀行】のフィッシングメール。ゆうちょは高齢者ユーザーの宝箱ですし、文面の日本語が珍しく整っていたので引っかかった前期高齢者は多いと思います。なにせ私でも一瞬悩んだぐらいですから。

そ、れ、よ、り、も、

景気後退を示唆する情報が増えてきました。歴史全体を見ると右肩上がりを続けているので不景気砲による市場ショックは回を追うごとに谷が鋭角に深さを増すばかり。再び立ち上がるのが嫌になるし物理的にも立ち上がれねぇ〜って世代が多い国なわけでちょっと悩ましい問題です。2月にもメモを残しております。

庶民の耳にもリセッションの声が届き始めました – en1

2月に持株の6割を整理しましたが今月1割追加。残りは3割。基本的にオジサンの株購入はワンパターンで、IPOから始め分割で利確しては次の原資の繰り返しで積む方法ですが幾つかの銘柄はダラダラと持ち続けておりました。でも次はショックが大きそうですし、その後も無理なく積み上げるには軍資金が心もとないので、今となっては自分の感性が反応しない銘柄は一旦整理。

一頃「TYO: 7816」などは大相場を演じてくれてストックの楽しさを教えてもらった銘柄のひとつですが、個人的にはキャンプブームもピークアウト済と判断し全て手放しました。このメーカーのキャンパーは「オシャレに自己陶酔」タイプが多いことで知られております。株は買いましたがアイテムはなにひとつお世話になりませんでした。そんなもんですかね。

なんとなくドイツから不穏な空気が漂っております。本当にショックが走るとEUも盤石でないことが露呈し、よもや英国のブレグジットが結果オーライな日が来ようとは誰も想像していない展開ですが、有り得るでしょうね。過去のショックは今ほど予測できなかった時代のリセッションですが今回は現時点で誰でも容易に「そろそろでね?」みたいな状態。おそろしや。豊田と鈴木が仲良くするそうで、日本は令和元年からトップスピードで衰退下降中です。いやいや、そんなことより今年も終わりが近づき結果が残せていない自分の衰退に頭が痛い。

今年仕入れた年に3度、同じ幹で違う色の花をつける変わりアジサイが満開。花を愛でて現実逃避中。

雨がよく降るなか爽やかに咲いております

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