あらゆる業界で勝敗が見え始め、淘汰が始まった

AI
この記事は約3分で読めます。
スポンサーリンク

「カメラのキタムラが絶不調」というニュースと「ニコンのDLシリーズ発売中止」がほぼ同時。それよりも東芝問題が大きすぎてニュースとしては霞んでいますが全て不景気な話題。

キタムラのユーザーはカメラマニアが多く、店員さんのプロ説明に驚いたことがあります。でも今のキタムラさんのイメージはリサイクルショップです。

ニコンの伝説となったDLスペックを見ると驚くポイントはありません。ハイスペックのコンデジから撤退するだけですが、カメラ事業のダメージが大きい印象を受けます。

いずれこういう時代がやってくることは想像していましたが、思ったより前倒しでやった来た感じがします。ずいぶん昔に「どのメーカーで揃えるか悩む」といったことを書いた記憶がありますが、とうとう画像や映像分野もあらゆる枝葉で淘汰が始まったと感じる今日この頃です。

さてと…

1月末頃のニュースだったと思いますがユニクロが商品開発を365日から14日へ短縮というニュースがありました。これには素材調達から実店舗陳列までが含まれているそうです。ということは、売れ筋を仕込んで生産する時間は実質7日ぐらいじゃないかと思います。

(勝手な想像ですが)

ZARAやH&Mあたりが競合ですが、ビッグデータとAIを駆使すると「なんとなく出来そうだね」となるから困りもの。ユニクロさんは世界の顧客から見てどんな印象なんでしょうかね。プロテニスプレーヤーのスポンサーですが、日本人から見てユニクロが高級な印象でないことは確か。一方ZARAは(なんとなく)一歩先のデザインセンスがあるように感じます。

(勝手な想像ですが)

H&Mのリクルートページを見ると「会社の全部門において、いつでも才能ある人材を探しています。インスピレーションに溢れ、スピード感があり、刺激的で、絶えず変化する環境が、あなたのキャリアにおける可能性を無限大に広げます。」と書いてありました。

もはや経営スピードが麻薬化しており、そのうち主要マーケット国の端に工場があり、どの国にいても1週間で新製品や売れ筋がリリースされるのも遠くないことかもしれません。

ところで最近ユニクロで服買ってます?

私はめっきり減ってしまいました。なんでですかね。年齢とともに購買意欲が下がっていることは確かですが、山ほど目にする広告やCMに全くなびかなくなりました。ここのところ海外に出かける回数が減っていますが、海外でZARAを見ると「ちょっと入ってみようか」となる不思議。

ZARAは「多品種、少ロット、短納期」ですが、これって10年ぐらい前?の町工場の戦略に似ていますよね。

話しを戻しますが各社で製品の住み分けが始まってますね。

ファストファッションは正に冒頭のコンデジ。しかも安値分野。たぶん問題は国内消費が伸び悩むことだと思います。ハイスペックのDLシリーズがボツになったということは、それだけ美しい画像や映像が世に出回らないということでもあります。

他方でテクノロジーの進化に人間がついていけなくなっていることでもあり、今は未だ過渡期ですが「そのスペック要るの?」って聞かれると要らないって答えそうです…。

3Dカメラやテレビが不発に終わったときもそうですが、そもそも人間の眼は距離や奥行きを自動認識できるので無理やり3D感があります。

360度見られるカメラも楽しいのですがwikiでも人間の視野は「上側で約60度、下側に約70度、耳側に約90~100度」って書いてました。人間の認知能力を超えた技術ってどこまで必要なんですかね。遠くのものを間近で見られること以外はパッと思いつかないな。

share
AI自動化
スポンサーリンク
en1.link

コメント