ガラスの天井という言葉すら古い「LEAN IN」

ありがたい一冊
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2月も終盤。今月は辞典に触れる時間が多く、散在したデータを俯瞰的に見る難しさを感じています。いずれ死ぬわけですが、こういった「脳の機能が継承されたら凄い」と考える科学者が居るのも頷ける、とか思う今日このごろです。忘れるスピードは早まる一方です。

さてと...

女性と社会の関わりを調べるも、そんな本のストックはほとんどありません。久しぶりにこの本を引っ張り出して読むと、やはり発見があって助かりました。フェミニズムが叫ばれた頃から今までを横断的に調べて今と比較しても数字は散々。部分的に給与が上がり株価だけは爆進中のようですが、非正規雇用が2千万を超えただの、新たな貧困層が生まれているだのとネガティブ素材には事欠きません。

この本は、未婚女性に役立つ要素が大きいと思いますが、帯にあるザッカーバーグ氏の推薦の言葉にもあるように「ノウハウと既存の情報とを組み合わせた」内容が面白い。著者が心のストレスを客観データで減らしてきた様子がよくわかり、数字で示されると男もギャフンとなる面白さがあります。

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日本はお金が循環しても自分事と感じられないサービスが多いので、そろそろスウェーデンのように強制休暇を取らせる時期に入っていると思いますが、スウェーデンのように一般的な乳離れの時期で区切るのを止めて、子供が3歳になるまでを休暇対象にしてもいいような気がします。

女性で社会復帰したい人のスピードを強制し女性休暇365日、男性休暇730日にすると、男はストレスとプレッシャーで凹むでしょうね。そもそも女性は十月十日の出産苦労がありますし、これぐらいの割合でバランスが取れるような気がします。今まで女性が感じた社会復帰の難しさを男性が感じるというのも新常識になるかもしれません。

この本には書かれていませんが、ただでさえ愛情を与えることが難しいひとり親や共働き。半端なことをしては未来は暗くなる一方。「会社が回らねぇよ」とか言われそうですが、それも職業によるかと思いますし、会社の制度見直しも必要ですね。今しておかないと45年後は「日本の経済は回らねぇ」というのは決まっています。既に人口対策は遅れていますので、ドラスティックな変革が必要だと思います。

なにより今の問題は変化を決めるマジョリティが男性ということ。男が作った枠組みでパターン行動の繰り返し自体が女性にはストレスだということが分かっていないのですから、女性の背負った荷物は大きいというものです。9時5時という労働時間のルール自体が「男はパターン化しないと能力を発揮できない」みたいにも感じます。

この本は恵まれた環境での女性サクセスストーリーで、成功者の匂いも少なからずします。その時点でアレルギーというのはよくある話しですが、そのアレルギーは読んだ後に「やっぱりな」でもお勧めです。この女性のキャリアの積み方や働いている会社のスピード感は今のビジネス界最速でしょう。「成功するにはこんなスピード感が要るのか」なんて角度で見ると再び「やっぱりな」感があるかもしれませんが、仕事を楽しもうとする前向きな姿勢には感心します。

女性の働き方に啓蒙を促してはおりますが、その前に思考を変える必要があり、そうなると世間とはズレたことをする必要もあったりします。それも昔と違って正にこの会社のせいでソーシャル全盛ですから実行しやすくなったということなんでしょうね。しかしね、データは嘘をつかないとはいってもデータ通りには物事は進まないというのも現実で苦労するわけです。モヤモヤしている方へおすすめの一冊です。

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