最近は緩ネタ系のメモが多いですが本日は生薬配合のレトルトカレーメモです。
しょっぱなから話がそれますが、そのむかし友人とスリランカをウロウロしていた頃(‥大昔ですけど‥)日本の独立系カレー屋社長の遊び&仕事半々の旅に遭遇し、滞在ホテルでホテルシェフとカレー勝負したのを思い出しました。スリランカ人と日本人のカレーはどちらか旨いか?みたいなことでした。
その後帰国して日本で営業している店舗にも足を運んだと思いますが、ふと思い出しました。本題と全然関係ないですけどね。
いやいや、本当にそんなどーでもいいことは横に置き、少し前ですが絶賛ポンコツ進行中の両親が食が細くなって困ったメモを残した頃のことですが、たまにはカレーも食べたくなりますよね。
手作りカレーは大人数で食べることが多いと思います。しかし老人は食が細くなり沢山は食べられません。そこでレトルトカレー登場です。本来レトルト(カレー)は保存食・非常食の要素が強くスーパーで買うことも少ない私しでしたが、歳をとるとこういうものを食べる機会も減り、よけいに欲しくなるのかもしれません。
たかがカレー、されどカレー。
しかしスーパーで売られるレトルトカレーのお値段がお安いこと。特に大規模小売店舗。
大量生産といっても1袋が税込で90円以下だと別の意味で恐怖です。今年はブロッコリーが298円!なんて数字も目にし「ブロッコリー農家儲けてんなー」と思ったものです。野菜がそんな価格なのにチョメチョメハムメーカーの紙箱すら無いバルク的レトルトカレーは激安価格が恐ろしい。ただでさえ免疫力が落ちている老人には厳しいと思って探したのが富山・廣貫堂のやくぜんカレーです。
素材にこだわったカレーです。
メイン商品はポーク(豚肉)とビーフ(牛肉)で、どちらのお肉も漢方飼料で育てているそうです。中身のスパイスは見ての通り。食べた感想は一言で言うと粉っぽい。それだけ表示に偽りなくスパイスが使われているのだと思いますが、舌のうえでの滑らかさが足りず、少し(小麦粉の量が多いせい?か)ザラっとした印象です。故にスパイス感が際立ちますが辛さ指数は中辛でも低いと思います。
いわゆる日本的カレーの滑らかさに舌が飼い慣らされていると絶対に物足りなさを感じると思います。またスパイス文化ではない日本人にはマズいと感じる方もいらっしゃると思います。そういう先入観ではなく、北海道で供されるスープカレーのような別ジャンルとして捉えるのがよいと思います。
全然知らなかったのですが漢方和牛という育て方があるんですね。検索すると色々な情報が出てきます。今までの常識だと和牛はサシや霜降りによるとろけるような口あたりが高級とされ、事実口あたりは最高なんですが脂が多いことが牛にも人間にも優しいかは謎ですよね。
餃子にも登場した例の皿。
お値段はちょっと張りますが外食の値段を考えれば家食の贅沢としてアリだと思います。
口においしいものを選ぶか?味に物足りなさを感じても体にやさしいものを選ぶか?ですね。問題はこの量すら年寄りには多くなりはじめております。一般的なレトルトカレーの内容量は180-200gで、健康体の生活だと物足りない量なんですが老人には半分でも良さそうです。レトルトを半分に分けた90g×2個の商品を出すだけで売上が伸びませんかね?たぶん伸びると思いますよ。高齢化ですから。
今回はパスした「赤ワイン」「黒豆」「イカスミ」を足したポーク系「富山ブラックカレー」も美味しそうです。
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