もう2ヶ月も続いてる西側でいうところの戦争、ロシアでいうところの特別軍事作戦ですが「マリウポリ制圧」のニュースが届いてきたので良し悪しは横に置き(置けないけど)事態は前進しているようですが、ニュースを見て「なにか似たような記憶がある」と思ったまま思い出せず寝落ち。
アゾフスタリ製鉄所の地下に立て篭もるはウクライナ兵と民間人らしいのですが、いかんせん現場の写真や動画がないので実際に現場で何が起こっているのかさっぱりわかりません。
人を殺し合ってる場所であることは分かっていますが事実が見えてこない。しかもウクライナ兵は普通に考えて兵士の数が少ないことは想像容易なことで、ドローンを使った攻撃というのが目につきます。
岸信夫防衛相は新たなウクライナ支援策として、防衛省・自衛隊保有のドローンの提供を発表。軍事転用可能なドローンを送ればロシアは「敵対行為」と捉えかねません。国民的議論もなく、政府内で「戦争加担」の道を切り開いてしまっていいのでしょうか? https://t.co/pUpAi7XszI #日刊ゲンダイDIGITAL
— 日刊ゲンダイDIGITAL (@nikkan_gendai) April 20, 2022
アメリカが送り込んでいるのが「Phoenix Ghost」なるドローンで、日本も加担したらしいですが、その殺傷能力は横に置き(置けないけど)多くのドーロンに搭載されているカメラは日本技術であることが多く、4Kや8Kの実力を持つ画像データがネットに出回ることになり、それはそれは悲惨な状況が伝わって参ります。
上空から隠れている人を狙い撃ちする動画があちこちに転がっております。
こんな武器を使っているからウクライナ軍が善戦してるんでしょうね。
でね、寝起き一発思い出したのが「99年の愛〜JAPANESE AMERICANS〜」「白旗の少女」「集団自決」でした。ここでつながるキーワードは沖縄戦。
「歴史は韻を踏む」とかいいますが、今現場で起こっていることを冷静に見ますとゼレンスキー大統領が戦況の全てをリアルタイムに把握することはとても難しいはずで、それは日本の大本営と最前線の2等兵の構図に似た部分が多分にあると思います。
それぞれのキーワードの意味ですが、「99年の愛」はご存知橋田壽賀子さんのドラマで結果として日本人DNA同士で争うシーンなどを思い出しました。日本のそれと違い、ウクライナはロシアと地続きですから多分にそういうことが含まれていると思います。
ひとりやふたりの話ではなく、何千人、何万人単位の親戚。
(ウクライナは歴史的にそういう場所ですから)
「白旗の少女」や「集団自決」については人が人でなくなるプロセスであり、愛国民・非国民は横に置き(置けないけど)事実として手榴弾で自決したり、崖から飛びおりたり、青酸カリを服毒したり。赤子が泣くと米兵に見つかるのでガマの中で殺傷して自分も喉を切って自決なんてこともあり生き地獄とはこのこと。そんなことを思い重ねていました。
毎日新聞の過去記事タイトルに「避難先に軍 逃げ場失い、9万4000人もの住民が巻き添えに」というのがありますが、まさしく今のマリウポリはこんな状態と察します。
でね、どの沖縄情報もいまは「事実」という認識ですが、平和だからこそ私でも文字にできるわけです。でもね、いまウクライナで起こっていること、特にドネツク州やルガンスク州で起こっていることについて私は歴史をあまりにも知らなさすぎるので情報を判断することができません。
なにも書けない。
多くの日本人が見ているのはロシアが侵攻した日以降の出来事だけであり、それ以前の脈略を汲み取らずして物事を語れません。
(時間は途切れずつながっている)
余談ですが「戦争にもルールがある」という文字をよく見ます。私は50歳ですが「戦争にルールもへったくれもない」と思います。もちろんルールは知っていますが、ルールを守れば戦争を正当化していいわけでもないし、もしルール通りの戦争なら報道すら不要。世界で最初にアメリカの瞬殺ジェノサイドになった広島や長崎はそのことをよく知っている。
(それは死体も転がらない、蒸発して消えた出来事)
戦争は理屈抜きに「してはならん」というのが戦争経験者が残してくれた教訓です。
やはり年齢が下がるほど戦争を頭脳ゲームのごとく捉えるようですが、兵士は有事に活躍するわけで、その仕事は見る位置によって理論は真逆。互いに国防と人殺しの対立。殺されたらゲームオーバーですから必ず「戦争にルールもへったくれもない」方向へ向かうわけです。
(そして戦争で負けると主権なき日本のようになります)
ニュースで「民間人が多数」「人道回廊」「人間の盾」とか頻繁に聞きますが当たり前。
そもそも世界のほとんどは民間人が平和に暮らしているはずの場所に少数の軍隊が武器を使って殺し合ってるわけで同じことが日本で起こったら日本全国「民間人が多数」です。
でね、こういった事に疑問を持ったら「なぜそこまでして侵攻しているのか?」を自分で考えないとダメですよね。大事なことは「テレビを見る、ラジオを聞く、新聞を読む」ではなく「自分の疑問が解決するまで調べる」です。
私もそれなりに旅つながりな人脈を持っていますが、知り合いで「マリウポリいいよねー」とか「ハリコフ綺麗な街だよねー」とか「ルハンジクの飯うまいよねー」とか聞いたことがない。コロナ禍以前の世界最強パスポートを持つ日本人は世界を自由に行き来できたにもかかわらずいまもって謎の地域。
(トリップアドバイザーですらろくな情報が出てこない)
なんで?いやホンマに。フツーの場所ならなんかデータが出てくるでしょ。
ウクライナは物価が安いのでバックパッカーのゴールデンルートですが出てくる情報はキエフ、リヴィウ、オデッサなど西側ばかり。世界を知っているバックパッカーも東側は未開地らしい。誰か「2015年のマリウポリはこんな場所」とか「2008年のハリコフの動画」となど東側情報を持ってないですかね。もちろんロシア語やウクライナ語で検索すれば出てきますが、現地フィルターではなく外からの視点が見たい。
だから気になって調べる。
何をメモしたかったかというと、今の西側諸国は大量に武器輸出しております。もちろんロシアも侵攻して人殺しをしております。やられたらやり返すの繰り返し。しかし私はどちらも賛成しません。戦争はよくない。
(戦争は理屈抜きに「してはならん」)
カップルがケンカして亀裂が入る時はどちらかが我慢の許容を超えた時だと思うんですね。
どこまでも大らかに寛容が続けば離婚は起こりません。しかも世間的には「いきなり侵攻」みたいな展開だとそこがスタートに見えますが「本当にそこ(2/24)がスタートか?」ということ。
そういう意味で今回の出来事は全く合点がいかない。なにか欠落した情報があるように思う。
ウクライナ東部のそれぞれの街を時系列で眺めたい。
だから気になって調べる。
至極単純な話として「そこに住むロシア系住民が助けてくれ」と言ってるらしき場所に「ロシア軍が入って大量虐殺した」という話は全く合点がいかない。なんでこんな論理破綻してる情報が日々まことしやかに右往左往してるのかフツーに気になる。
だから気になって調べる。
するとアルゴリズムというのはある意味非情で突如YouTubeのおすすめ動画に上がってきたRuben Gisbert氏の映像を見ますと「いったいこの地で何が起こってんだよ」と思わざるをえないわけですが映像は秒殺でバン。
(これは当然。YouTubeはアメリカの国益で動く会社)
それにしても2022年でなお「迫害」とか「弾圧」というキーワードがウクライナに存在したことに背筋が凍る思いです。
「迫害」とか「弾圧」なんてキーワードをリアルな感覚として瞬時に捉えられるのは50歳の私でも難しく、半世紀さかのぼった時に大人だった人が辛うじて理解できる言葉だと思います。辞書では緩い説明ですが実態は文字から直接感じ取ってください。
「害を迫る」「弾で圧をかける」わけで、いずれも命を落とすキーワードです。
いや、ほんと、真実を理解できる時期も昔ほど遅くないと思いますが、毎日洪水のように暴力シーンを浴びせられ、ウクライナは「もっと武器をよこせ」と言う。感情にほだされて子どもが駅前で募金を募る。大学教授が「プーチンのネクタイの色が黒い」と言い、ニュース解説者は「対話の距離感がおかしい」「テーブル端を握る手がホニャララ」などトンチンカンな解説をし、直接インタビューしたわけでもないのに「パラノイアかも」みたいなタラレバ文章に「ウンウン」と言ってるのが日本人みたいです。
まさかとは思いますが日本の経済支援金でウクライナが武器を注文したらホワイトハウスが追加支援発表なんてことを想像するとゾッとします。
(いや、ほんと、デフレで平和すぎる…)
寄付金が「何に使われるかは知らん」では済まされない話だと思うんですよね。
今日も今日とて下の動画が公開されましてね、ほんと、たわいもない、たった1分24秒の動画なんですがコメントを見ると9割以上がアンチプーチン。この現象が「怖い」と思ったのですよ。
(当然のことながらロシアの行動は許容できませんょ)
(6月に入り非公開。日本のテレビ局もプロパガンダに必死)
【追記】ご覧的おり「動画は非公開」になっております。マスメディアの情報操作は自由自在。
ほぼ全員のコメがこの少女のトークがヤラセで演出という見立てです。私も演出だと思いますがトークの真偽は分かりません。本当かもしれないしウソかもしれない。それらのカキコを見て直感的に「あ、日本で戦争が始まったら昔と同じことするな」と思ったのでした。
なにせ真偽不明情報にあっさり同調するわけですから。アメリカは「少女を使ったプロパガンダやんけ」ってどの口がゆーとんねん、みたいな話です。
(認知機能絶賛崩壊)
繰り返しますがたった1分24秒の動画ですよ。
こうなりますとね、誰だって認知戦に陥るわけで、そもそも論として戦争が起こったとき自分はどういう立場を貫くのかを平時から心得ておく必要があります。そのことが今のネット情報から見て取れます。なかでも大事なことはそれらを判断する上での根源となる基礎の有無ですかね。だから戦争体験者の声には真剣に耳を傾けとかないといけません。
(テレビを見るから思考がおかしくなるとしか言いようがない)
話がだいぶそれました。
とりあえず争いごとを止める必要がありますが、ロシア視点で見るとウクライナによる迫害や弾圧が横行した場所は徹底的に締め上げて一掃する必要があり、だからこそ「マリウポリ(陥落)」みたいなローカル都市名が日本の新聞紙面1面トップの見出しにデカデカと載るんでしょうね。
ちょっとずつエンディングに向けて緩く締めていきますが…
「ところでプーチンさんてお幾つなの?」と調べたら69歳なんですね。そこで昔のメモを思い出しました。
この方はKGB時代に国家崩壊という大惨事に立ち合い、それなりに国を復興させた人ですが年齢からして最後の大仕事をやらかしてるように見えます。他方で79歳の大統領ってね。私の親年齢でしてリアル要介護年齢でございます。
それにしても世界はよろしくない方向へ進んでますね。
賢い人ほど長いものに巻かれる。
私はチャランポランな人生ですから「毎日が反省と自己再生の繰り返し」ですが、賢い人は自己肯定による成功体験があるから歩みが強くあり、それを否定できない危うさもあるんじゃないかと思います。
挙げ句の果てに「え、こんな動画があったの!」と思って調べると「その動画こそプロパガンダ」みたいな情報にあたりましてね、日本的に言えば社会的地位にある人が自信満々に論破してドヤ顔みたいな文章を読むと「なにが正解で、世の中どないなっとんねん」となるわけですが、そこまで織り込み済みで物事を見抜くには人間の本質に立ち返らないと不可能でしょうね。
いまの世界体勢が維持されればよいですが、長いものに巻かれる人も、よもや自分が親友と争うかもしれない時代に向かい、家族を疎開させ自分自身がそう行動しているなんて想像してないし出来ないでしょうね。
マスコミの論調は「プーチン大統領はキエフ陥落に失敗、挫折」ですが「見てきたような話をする」とはこのこと。ロシアは外貨が欲しいとか言われていますが「Everyday Low Price な日本円を欲しいと思う?」とか妄想しながら今日も情報に溺れております。
そんで次はモルドバですか。インフレが更に高まるわけで…だから気になって調べる。
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