毎年この時期は恒例の枯葉祭りですが、今年はそんな気持ちになれない空気。
で、今年はなんとなく玉置浩二祭り。
まぁ過去にも何度か開催した祭りですけどね。
私は音楽感性ゼロですが、なんとなくファルセットが群を抜いて上手い、地声と裏声の境目が全くわからないように、流れるように、ささやくように、包み込むように歌う歌手に聴き惚れる傾向があります。
そして今年は秋の李香蘭祭り。
最近ではMISIAさんがやらかしてくれました。
中国の「歌手」という番組の海外歌手枠で突如降臨し…この楽器は篠笛?ですかね。そのアレンジが若干サムライ的でもあり大陸的でもあり迫力を感じさせる仕上がりで、完成された内容に度肝を抜かれました。クレジットを見ると亜細亜的アレンジがお得意のジョニー・イムさんの編曲で演者も日本からベテランを擁した布陣が伺えます。正に真剣勝負。
御本家を食う表現内容が素敵です。オープニングで完全に心を掴みますが、4:54辺りからの畳み掛けるように繰り出される篠笛が、えも言われぬ高揚感へと引き上げてくれます。
でも、まぁ、李香蘭の数奇な人生に重ね合わせると玉置さんのファルセット一強ですね。この曲も30年を越す歳月を経て多くの人の人生を背負う曲になりました。
この映像の何が凄いって、この歌のみに関していえば日本語というアイデンティティで表現できるまでにメロディが東南アジア(というか中華圏)に浸透してるってとこですよね。この曲のアレンジも無限にありますが、今のところこの編曲インパクトが最強だと思います。そしてMISIAのファンでなければこんな凄いことを海外で楽しまれている事実も知り得ませんし、それがスマホでサクっと見れる簡便さ。日本(のテレビ局)はTVerのような無駄をしてイノベーションを後退させるのが得意です。
最近はもっぱら南米移住の本ばかり読み漁っておりまして、それらを読みながらこの辺りの曲が流れてくると、なんとも切ない、悲しい空気が漂ってくるのですが、それがなんとも心地よい。
それはさておき、今月気になったことは…
誰も攻撃してないのに勝手に壊れる日本の東証システム
システムだけに限りませんがイケてないシステムのお守りに終始こだわってきた老害どもの成れの果てにも見えたお粗末な事故。率直に「もう先進国ではない」と感じます。年々確実に世界を後退しております。すっかり過去の話に感じますが今月の出来事。
メルカリ「オファー」終了でもユーザーは価値より価格
一億総価値破壊機能が消えるわけですがコメントを斜め読みするとそんなことより10%手数料が高いだの安いだの。若者はモノの価値よりも仕組みのバリューを評価してるんですね。遅くとも10年以内に後悔する日がくると思います。
経済財政運営と改革の基本方針 2020 (骨太の方針2020) → 日本、やっとデジタル化へ
ニュースサイトのカテゴリーに「IT」があること自体が時代遅れに感じますが、いよいよ世界最後発デジタル化に踏み切るそうで、ついてこない人はふるい落とされます。二地域居住推進も書かれておりましたが、住み方の概念も変わりそうです。
2030年の6G登場とライフタイム
世界予測では5Gの用途が拡がりすぎて10年後には6Gが登場予定なんだそうです。5Gは人体には影響がないらしい?ですが、10年後の都会はミリ波だらけ。還暦を待たずして6Gかぁ…。ミリ波が届かない場所は希少価値になりそうです。
10/3 時事通信 : 中小企業からは「(経営が)限界に近い」
9月最終週から私の肌感覚もこんな感じ。ニーズがない会社の痩せ我慢比べ。私のように親の介護が近すぎるとGoToシリーズの思考は最初に抹殺するわけで…そうそう、例の10万円ですが私の場合は車の維持費(車検)で4割消えました。残りは楽天ポイント支払い。
10/21「持続化給付金」をだまし取った疑いで大学生逮捕
「知らなかった。簡単にできた。使いきった」というニュースを見ましたが、誰が見たって確信犯。やられる国家や税務署もずさんですし、やる大学生もカス。ネイティブ世代は自分のネット行動に足跡が残らないとでも思ってるんですかね。
10/23 朝日新聞 : 公的マネーが大株主、東証1部の8割
私もかの大暴落後に少し拾いました。上下しながら全体的には上昇中ではありますが、ANAの飛行機売却ニュースの通り不景気の本番はこれから。完全に不景気の株高。こんな無茶苦茶な相場ですから経済は安定に向かっているのではなく、無理矢理維持してるだけ。
GPIFの購入値段を確認後に買えば損する確率が減るという安易な相場となっております。それを維持し続けられる保証はなく恐慌へ向かう道も残されております。
この日の朝のNHKだったか「CAが子どもの頃からの夢で就職浪人してでも頑張る」インタビューを見ましたが、こればっかりは叶わぬ夢になるんじゃないですかね。私は未来に消える仕事のひとつと感じております。
10/25 ANAのトヨタに社員出向受け入れ要請に思う
4月にこの業界に大惨事が起こるメモを残しましたが、その通りになっております。
暮れのボーナスゼロで住宅ローンがどーたらこーたらの文字も増えております。まぁ氷河期世代の苦労に比べればカスみたいな話ですし、人口減少の日本では倍々速で落伍者を増やさないと金融資本主義を肯定できません。新たな借金漬けを増やすことによる借金格差で金持ちが更に儲かる資本主義なので、これでコロナの感染者が欧米同様に増え始めたら年末年始は氷柱だらけになりそうで嫌な空気です。
本当の不景気が訪れるかどうかはこれからですが、普通に考えて人間の行動が鈍りウイルスが活躍するこの先4-5ヶ月は生活の厳しさが増しそうです。
たぶん日本車のハイブリッド栄華は長くないですよね。出向して共学できることは多いと思いますが…やはり人生は「自分がしたいことと、すべきことは違う」ですね。自分の意思を曲げるのではなく、その時々で臨機応変に対応することも大事だと思います。
10/28 三菱重、従業員の出向をトヨタ系などに打診
全日空に続き三菱もですか。そしてトヨタですか。
今から75年以上昔に私の祖父は「これからは自動車の時代」といって大阪で働いた時期があるそうですが、そうこう言ってる間に時代は流れてもまだガソリン自動車の時代なんですかね。
先日トヨタで車検をしましたが、検査前のチェックから終了までの所要時間は1時間半。
つまり車検という儀式を通過するだけのことに金を払ってるわけです。そこへ「フィルターが、タイヤの山が、オイルが、定期メンテが」という前時代的トークで値を釣り上げて売上確保に努められる姿に虚しさを感じました。間違いなく私より遥かに賢い大学を出た人がロボットのように店舗内をルーチンな行動。
今年の三菱グループは元気がないニュースばかりですね。
三菱ギャランとか言ってた頃を懐かしく感じます。
10/28 カンボジア国立銀行がソラミツと共同開発の中央銀行デジタル通貨を正式運用開始
嫌でもブロックチェーンの時代が来るわけですが…
このニュースを聞いて直感的に感じたことですが…
たぶん日本を代表する印刷会社は偽造防止を駆使した海外紙幣印刷などの仕事もしておられると勝手に妄想しておりますが、そういった仕事が消えてブロックチェーン企業にとって変わるということなんでしょうね。
なぜ22歳の孫は祖母を手にかけたのか
ツイッターのトレンドに「要介護4」と書かれていたので見たらこんな内容でした。
どんなことで騒いでんのかと思って30回ぐらいスクロールして斜め読みしましたが、その多くは「介護がなんたるかを知らんな」という感想です。まぁデジタルネイティブ年齢で知り得るわけもないですが、この事件で私が気になったポイントは要介護4ではなく祖母を孫が介護した展開。
皆様気軽に「特養へ」とか書かれてますが、現時点でこの国は「最期は自宅で頼むよ」という流れでして、それは年々その度合いを増します。この22歳の親は一般的には私に近い年齢だと思います。つまり私が自分の娘にそういうことをしてるわけですが、「その気持ちも分かる」という同世代がいたとしたら日本は亡国まっしぐらです。親がクズというのは言うまでもないことですが、そうなった親の闇を知りたいところです。だってその親とてフツーの子として生まれ育ったわけですから。
たぶん皆様自分の親を施設に入れることの想像力欠如でしょうね。
自分を産み育ててくれた親を姥捨山へ追い込む自責の念を消化しながら老いや介護と立ち向かう必要があるわけですが、そりゃ22歳の孫では理解不能ですし、その年頃はもっと遊び、もっと学び、もっと恋をする時期でして介護してる場合ではないはずですが、おそらくあと15年もすればこの事件は「あー、あるある」の常態化が予想されます。なぜなら今は高齢出産がフツーですから。
それにしても…認知症対応は最も急がれる問題だと思います。
認知症でなければ心を砕いて互いが通じ合うこともできますが、脳が壊れたら、それはどんなに体が健康で二本足で歩き、手で食べ、普通に会話ができたとしても人間としては壊れているわけで、それがこれから爆増する手前でこのニュースですから先が思いやられます。
竹なんちゃらとかいうインフルエンサーが経歴詐称でどーたらの件
ユーチューブのレコメンでちょいちょい見かけたので私も何度か動画を見てます。間違いない。
結構良いことを話されてますよね。ほんと。正論。だけど私が動画を作ってた立場ということもあるけど動画を見てると赤いパトランプがぐるぐる回ってサイレンが響きますよ。冷めた視線で「へー」みたいな感覚で見るわけですが、若い人だと崇拝するのもわかります。
まこなんちゃら社長とかの動画もカットだらけで会話を繋げてるだけで「この人無編集だと会話がつまらないのだろうなぁ」と、冷めた視線で「へー」みたいな感覚で見るわけですが、若い人だと崇拝するのもわかります。
で、こういったニュースを見て「そりゃそーだよね」で終わるだけですが、自分が鈍い嗅覚で嗅ぎ分けられるようになったことに「自分も歳くっちやったなー」とか思います。
例えばユニクロの社長でもサントリーの社長でも….稼ぎのよい人は世の中にたくさんいらっしゃるわけで、そういう方々がユーチューブで「チョメチョメ○億」みたいなサムネイルを付けた動画を作るわけもなく…信者の皆様ご愁傷様です。
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今月は幼なじみに子どもが産まれたニュースを受け急遽出産祝い手配。確か1つ年下の47歳。奥さんはもっと若いと思いますが詳しくは知りません。私のような結婚しない国賊もいれば、しっかりと子孫を残す人もいるわけで、それもまた人生。
慌てて手配した先が北海道の会社で到着は4日後。トホホ。
でもね、今年はコロナウイルス一色で明るい話題がないなかで奮起しているのは頼もしいと思います。2020年は何ひとつ明るいニュースがない。今年病院にお世話になる人の苦労たるや、よくわかります。出産も大変だったそうですが、奇跡的に立ち会い出産のタイミングに恵まれたんだそうです。もはや子どもは希少価値です。
少子化を語る時いつも感じることですが、「人間(ヒト)」について問う内容ですが、その対策は移民という言葉で「モノ」のように置き換えようとする展開が「やっぱり How do I live on such a field? だよなぁ」とか思うのでした。
確か去年「2020年はオリンピックベビー」とか言ってましたが、世の中一寸先は闇です。
そうそう、タイトル写真ですけどね、今満開のアジサイです。
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