2020年7月の勘違いメモ : 気づけば私もニューノーマル生活です

テーマなき雑感の束
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今月は親の手術準備などに追われて七転八倒でした。こーゆー時に限ってディスコン商品の修理問い合わせなどもあり、1秒でも惜しい時に生産性の乏しい行動は疲れます。

我が親の姿をみて心底「私は自然に死にたい」と思いました。マジで。独身だから孤独死が怖いないない。死を迎えられるというのは有り難いことだなぁと感じてるぐらいです。

もーね、歳を取れば体のあちこちが故障するのは仕方ないことです。それを修理すれば生き長らえるのことはよくわかりますが、どこまでも続けるとオセロのように自然が不自然に変わり、そこから先は不自然を維持することを繰り返すことになります。人間はどこまでも不自然なことをする生き物ですね。高齢になると決断力が衰えますが自分の逝き方を想像できずに歳を重ね中途半端に財力でもあろうものなら医療のカモです。

最近は手術に立ち会う機会が多いのですが、医者側も「説明したからok」みたいな空気。医療用語と横文字でまくしたてて終わり。私はこんなキャラなので「私全然分かってないですから」とアホな顔で返答すると「○○の意味は分かりますよね」とマウンティング気味に上から目線。そらー老人大国になるはずです。

「この医者たちは正義マンみたいな脳ミソなんだろーなー、命を助けてあげている、ありがたいと思え的な…」とか全く別のことを想像しながら口ではハイハイ言っておりました。今も高齢時代ですが団塊世代が加わる超高齢時代を思うと恐ろしく感じた7月でした。

過去最高益を叩き出した営業マンと自宅飯で打合せ

株価みたいです。世の中損している人がいれば得してる人がいる。

7/15、本当は大都会の駅で打合せ予定だったのですが、事情が許さず急遽自宅に来てもらい出前とビールで打合せをスタート。自分でも「珍しいパターンの打合せしてんなー」と思いました。

ある程度「ツーカー」で意思疎通できる仲ではありますが相手は普通に億単位の利益を叩き出す会社の人で、私は地方の馬の骨ジジイ。それがジジイの自宅で打ち合わせってね。恐縮です。

これぞニューノーマルでしょ。田舎ジジイですらこんな調子なので外食産業が撃沈するわけです。仕事の打ち合わせをプライベートの延長みたいに自宅でやってるんですから。

それはさておきコロナ禍でも売上を伸ばしてる会社があるんですね。

5月初旬までは外出自粛の煽りで連日ローカル喫茶店での油売りが日課だったらしいですが後半からは猛チャージでネジを巻きなおし、社史30年オーバーの6月は過去最高益を叩き出したそうです。それだけ飛躍しても東京での打合せは日帰りだそうです。ホテルには泊まらない。

以前にもメモしましたがそれがニューノーマル。

会社人間、仕事人間だからといって打合せを全て会社、喫茶店、飲食店でしなければいけない理由もなく、自宅を晒して問題なければ「どーぞどーぞ」です。

個人的には久しぶりに都会の空気を吸えるのでウイスキーでも飲みながら打合せしたいと思っていたことが結実せず残念ですが、この日学んだことは「相手が求めていること、必要としていることを提供すること。自分の利益都合で相手が求めていないことを押し付けてはダメ」という、至極まともな打合せをしたのでした。

年末に向けて飲食店はもっと潰れる

私の今の行動範囲なんてとても狭い範囲です。介護が本格化すると更に狭くなると思いますが、そんな地方の田舎レベルでも飲食店の閉店をバシバシ目にします。

テンポスバスターズも過剰在庫でしょーね

たまたま見た衝撃シーン。このお店で食べたことはないですがネット情報によりますと200席と書かれていました。私は飲食業経営に疎いですが、妄想するに3-40人ぐらいでシフトしないと回らない気がします。全員クビだと思いますが、店内をマジマジと覗き込むと「廃棄処分」と書かれたものもが多く目につきました。

この中のいくつかは別店舗に回され、いくつかは中古厨房機器屋へ売られ、それを買って居抜きで事業スタートというのが今までのパターンですが、今は前例がないほど中古品が溢れていることは想像に容易いわけで、不動産も、飲食も、設備も、どれも前例のない厳しさでしょうね。

こうして使えるものがどんどん葬られるわけですが…

同じカテゴリーで2つ以上持っているものは必ず処分する断捨離を開始

コロナ禍のみならず年齢的なこともありますが…

先日兄嫁さんと靴の会話をしておりました。聞くところによると夫婦共に靴は3足程度しかないそうです。イメージとしてはフォーマル、セミフォーマルス、スマートカジュアルの3足。私の兄はたまに登山をするらしいので登山靴も持っていると思いますが、夫婦で足しても10足以下なんだそうです。これを聞いて「ずいぶんスマートな生活だな」と思いましたが、貧国だと1つの靴を大事に使いますから使い分ける概念だけでも贅沢な国です。

そしてコロナ禍ですよね。

私は元々私物が少ないですが、国内で新事業をイメージして買い足していたものが多少なりともあります。ですが先頃メモした通り高齢者年齢でも無理のない範囲で海外失踪案も再検討したので新事業用アイテムを厳選して大部分を減らすこしにしました。

今のところ年内にみかん箱にして最低3箱は減らしたいと思っています。

手元のメモによると私物は全部で33箱+αなので、なんとか年内に20箱台へ向け整理予定です。名刺だけでも1000枚以上ありますから、そういうものを捨てれば荷物はどんどん減るのですが、それにしても昭和・平成が消費し続けた紙の量って…無駄なことをし続けたものです。

「Go to キャンペーン」…一応このネタにも触れてみる

自分の利用予定がないので一切興味ないですが政策がダッチロールしてわけがわからんことになっとるよーですが、とても簡単な話しです。

このキャンペーンは「今せんでもえーがな」です。

これは春のロックダウンで未来予測せず無利子借金で事業延命した観光業の会社が3ヶ月経った今も売上ゼロが続くからしたいだけ。キャンペーンをしないと貸した銀行も回収できず倒産が増えるので焦ってるだけ。このとき借金をした会社というのは先を読み間違えたと思います。

私のあてにならない勘ですと、この春に借金した会社は「狂牛病の時も乗り切った、阪神大震災も乗り切った、SARSも乗り切った、リーマンショックも乗り切った、東日本大震災も乗り切った。だから今回も乗り切れる」みたいなノリで借りた無呼吸症候群と予想します。ずいぶん早い段階で「世界大恐慌に匹敵する大惨事になる」と言われてましたから簡単に回復できるわけがありません。後世の教科書に残るレベル。

ここで呑気に適当な文字を書きまくっている私もヒーヒー言ってますから。

もし騒動以前から「儲かってるけどわざと赤字決算にしてる」とか「コロナ前から借り入れ自転車操業」だとしたら思考停止で借りる以外に選択肢がないことになります。

今月は「エピセンター」という聞き慣れないキーワードが飛び出しましたが、この対策をしようが無策に終わろうが、日々数値として現れますので、キャンペーンは数日間エピセンター絡みの推移を見てからでも遅くないというのがオジさんの感覚でした。

それでもゴリ押ししたいのは無呼吸会社が多すぎるからですが、いちいち旅行という名の移動行為を政府が言うから行くとか、世間が反対してるから行かないとか、もはや戦時中の空気です。行く方も受け入れる方も覚悟するだけ。それが嫌なら止めるだけ。こんな政策でお金持ちの年寄りが旅に出て散財する思っていたら、その人の脳はお花畑です。誰も行かない。

日本とはレベルが違う広さの島国に飛ぶカンタス航空は来年3月まで国際線中止と言ってるので、去年までやってた「日程表作って、手配して、現地に丸投げ」みたいな旅行会社の仕事は過去の話しになったということです。たぶん解決策のひとつは「旅の全てがスマホだけで完結する」ぐらいの勢いで「モバイルオーダー&ペイ、対面販売ゼロ」の仕組みを実行した会社から再生すると思います。日程は旅行会社の人じゃなくて自分で作るスタイルに変わると思います。これは旅行に限らないですが…。

巷ではワーケーションなる造語を流行らそうと必死ですがアホですね。こんな言葉に関係なく自立して仕事ができる人はいつでも、どこでも、どーやってでも、昔も今もテレワークです。

月初にメモした通りキャンセル料が発生するパターンで手打ち予定がキャンセル料保証案も出てるとか。これね、観光業が実質無利子融資による借金の心臓肥大で絶命寸前です。抗体が3ヶ月で消えて再発する新コロでキャン料免除したらウィズコロナ中ずーっとキャン料免除です。困っていてもロビー活動が弱い業界は声が届かず消えるだけということになります。コロナウイルスも他の病気同様に気をつけるべき病気のひとつとして捉えて仕事をすすめないと世の中なんでもありで収拾がつきません。

こっち方面の方と会話していないので最新状況を存じませんが、関東の知り合いに話を聞くと、自宅でのテレワーク内容がビフォアーコロナと同じ会社は年内倒産予想でした。

世界は「(人が集まらない)新しい生活様式」とか言ってるのに業界はいまだに「(人を集める)パッケージツアー」とか言ってるわけで、歯車が噛み合ってないですよね。人を集めて効率で儲ける時代は終わり、もし集めるなら全行程無人化と距離確保がデフォルト。それを1番最初に確立した会社に莫大な利益が舞い込むと思います。それができない会社はブロックチェーンの仕組みにでも乗っからないとコストを消せず、会社が消えます。

家が買えるぐらいの借金で自己破産する辛さ

今月はいろんなイベントに振り回されており、その最中に電話でこの手の話しをすると精神的にどっと疲れます。私の会社が売掛で卸していた方が自己破産してね、参りました。

弊社の売掛はベンツのCクラス程度でして、回収不能で貸倒損失にするから自己破産しないで人生を少しずつリカバーすることを伝えたのですが、どこにでもありがちな雪だるま式借金。カード返済という金利アリ地獄で寿命が減るアレです。ご本人にとっては辛い時間だったろうと思います。

借金のない人から見れば「その程度の額で自己破産かよ」という視点で冷静に見れますが、借金していると小額でも胃が痛いものです。私もそれなりの借金を返済していた時期があるので自己破産した時の開放感や辛さはよく知っているだけに、ちょっとやるせない気持ちでした。

それこそ今Gotoキャンペーンとかやってますが、売上ゼロで借金だけが増え続けている会社が山ほどあるのでGotoキャンペーンなわけです。もーね、こーゆーことは真面目な人ほど真剣に考えすぎちゃって自滅する傾向で、損切りして別でリカバーする発想にたどり着かないほど心を病むので破産するわけですが…。

お金は戻ってきませんが、相手の誠意は受け取りました。

こういうことを好んで電話連絡したい人なんて誰もいません。誰だって逃げたいことです。電話が鳴っても出たくないものです。でもちゃんと電話をくれて事情を話してくれてね。想像しただけでこちらの胸が詰まる感覚です。筋を通す人は必ず再生を手助けしてくれる人が現れるので復活されることを願っています。

そりゃーお金はこの世界で生きるには大事なのであるに越したことないですが、私が持っていたから正しい使い方が出来るわけでもなく、相手の心を痛めつけるまで売りつけた結果でもあり、そういったことが破産という目に見えるかたちで現れた時、自分の行動に虚しさを感じました。誰もが自分の行動を正当性バイアスで包むからストレスを排除しながら生きられるわけですが、もうそういった誤魔化した人生はどーでもえーです。ホントに。

東京2020開会式の日に「内閣府、2018年10月から景気後退と認定」

景気後退の立役者はトランプさんと言えますが…

私も翌年2月にメモを残しております。

庶民の耳にもリセッションの声が届き始めました
ドイツ銀が冒険し過ぎていて、いつトラブってもおかしくないと言われて数年が経過しておりますが、地味にゲルマニア(航空)が逝ったことに驚きました。そんな噂を知らなかっただけとはいうものの、いよいよ感もあり...

そのメモでも日本電産会長の超高感度アンテナに触れていますが、まだ最近のことですのでネットでも詳細が見れます。会長談は…

「昨年10月まで計画通りに推移していたが、11月、12月になって受注ベースで世界的に全てのセグメントで尋常ではない変化が起きた。46年間経営をやってきて、月単位でこんなに落ち込んだのは初めてだ」

つまり2019年はずぅ〜っと右肩下がりの景気後退年だったことになります。金融緩和の恩恵を受けない仕事をしている庶民に好景気の実感が湧くはずもありません。結果、モノづくりからインバウンドまで中国依存薬で生き延びていたことが今年の10月以降明確になると思います。経済は連続性なので、原因が明快になるには2年ぐらいかかるものなんですね。

2019年はどんな年だったのか…

こういうことにピンとこない人は、ぜひネット残る政府スポークスマンの虚言を追いかけてみてください。景気動向指数が悪化する一方なのに増税してもokと言い続け、増税した瞬間に中国では新しいウイルスが流行り、今年の経済悪化は小学生でもわかるレベルでまもなく8月。7/22は東京オリンピック開会式で盛り上がっているであろう日に景気後退ニュースとは皮肉なことです。

これで増税したわけですから確信犯で豚箱逝きでしょ。

もし私に子どもがいたら今頃就職タイミングですが2021卒は多少なりとも狭き門になりそうで親子二代で不景気サイクルに乗ることになります。そう考えると結婚や出産のタイミングは決ってますね。100年に1度の疫病と25-30年に1度の景気後退を避けるだけで人生のリスクはかなり減らせます。まぁそんなことを言ったところで世の中が変わる由もなく、いつの時代も好きなことに没頭している時間が幸せな時間、幸せな人生だと思います。

〜・〜

来月も多忙になりそうで頭が痛い。

そうそう、最近少しコンビニ利用が増えて気になったレジ袋。

スーパーと違ってコンビニは定価販売でも世間の風潮をマッチポンプ利用してレジ袋代金を取るんですね。それは好きにしてくれればいいのですが、ある程度の量を買って「レジ袋要りません」となるとレジ周りでそそくさとマイバックなどに仕舞うわけですが、その時手伝わない店員の姿ほど不自然極まりないものはないですね。中途半端な量だと店員が手伝って「コロナがー」とか言われることを避けてかどうか知りませんがボケーっとしてるだけなんです。

その店員の様子を見た時「もうレジも人も不要だな」と感じました。そう感じている人、増えてるんじゃないかなぁ。

AIと話して注文の非接触型「次世代レジ」が誕生。パンケーキチェーン店で実証実験へ
コロナショックで売り上げが低迷し、業務の効率化が急務となっている飲食業。パンケーキで知られるエッグスンシングスでは、AIが接客する「次世代レジ」の実証実験を始める。
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