幹細胞による再生医療とライフタイム

老人社会
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最近この種のニュースが賑やかです。

これだけ高齢者が多いですから外国から見ると「長寿国」ですので、そのまま順張りでアピールして商売に結び付けられるという意味でも新しい産業に成り得るわけですが、その手の動画も続々とyoutubeにアップされており「いよいよ本格的にスタートしたんだなぁ」なんて思っていた矢先、Yahoo!ニュース 特集でも持ち上げられ多くの人の目にも触れることになりました。

脊髄損傷の治療に光明 自分の細胞で神経再生、札幌医大の幹細胞治療 – Yahoo!ニュース

知らない方にとってはサッパリな内容ですが、簡単に言うと自分の体の中にある体性幹細胞(のひとつである間葉系幹細胞)を取り出して、1ヶ月程度かけて培養して増やし、それを再び体に戻す作業をすると、壊れ(かけ)ている骨、筋肉が再び再生するという銀河鉄道999如き「機械の体で永遠の命」な響きの治療です。一般的には骨髄の幹細胞を培養していたのですが、最近は脂肪由来の間葉系幹細胞の医療が流行っておるようです。

この治療の結果を平たく言えば「足の関節の痛みが消える」とか「動かなかった手足が動き始める」という有り得ないような奇跡が起こる治療です。それはそれは人生100年とか言い始めるわけですが、今はそれなりのコストでして、たぶん未来もそれなりのコストで、正しく999的体を手に入れられる人と手に入れられない人との格差が生まれ始めたとも言えますが、死ぬのが早いか遅いかだけのことでもあります。

この内容は年金では体たらくな厚生省HP「再生医療について」にてたっぷり書かれておりまして、firefoxだと「安全な接続ではありません」となりますが、それ以外だと医療等提供機関一覧がズラズラと確認でき、そこに書かれた医療機関のいずれかがネットに動画を上げて盛り上げておられます。

厚生労働省のホームページから、再生医療等提供機関の名称や再生医療等の名称が確認できるようになりました

たぶん昨日のラジオだったと思いますが75歳以上の高齢ドライバーの半数が事前検査で「認知症や機能低下のおそれがあると判定されていた」らしく、現状70歳を超え始めると老化が激しいわけです。つまりお金があれば健康なうちに再生医療で老化を食い止められたりしますが…。人間が生きる理由を突き詰めようとすると再生医療は大事ですし、そもそも生きる意味を問わない生き方だとどてーもいい話しでもあります。

未来は「再生医療済だと80歳を過ぎても運転OK」みたいな時代が来る?とか妄想していました。

でも確実に副作用がある薬を打ちまくるのとは違い自分の細胞を培養していますからリスクが小さければこれからどんどん注目される医療分野だと思います。昨今透析医療の在り方が話題ですが、こういう情報も知らないと損かもしれません。

動なかった足が動き始めるかもしれない…

数百万から数千万円で受けられる治療とはいってもいずれは死にます。世に永遠なし。若い時から時間を大切に生きることが一番悔いなき人生かもしれませんね。

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