今日はCryptoKittiesのデジタル猫でブリーダーマイニングのお勉強をしたメモです。
いい歳した中年のおっさんがスマートコントラクトゲームで遊んだというメモです。その名もCryptoKitties(クリプトキティーズ)。名前だけは聞き慣れたキティちゃんですが見た目は…。
かなり緩いメモですので期待せずにお進みください。
このゲームを2年後に見たら「そういえばあんなゲームでも楽しいと思って遊んだもんなー」というレベル。オジサンが子供の頃にプロ野球チップスのカードが欲しくて、集めたくて、自慢したくて燃えたと似た、カードゲームのデジタルクリプト版といった感じでしょうか。最近だとポケモンなのか….全く知りません。XCPのぺぺに似た感じだと思います。
CryptoKittiesに必要なもの
1.MetaMask(メタマスク)というウォレット
2.ETH(イーサリアム)小さじ少々
以上です。MetaMaskはクロームで使えるとっても手軽で便利なお財布。これについてはいろんな方が解説されているので知らない方は検索&インストール&設定へGo。
元々はイーサデルタ(EtherDelta)という取引所(というか交換所)と連携させると、メジャー取引所の面倒な登録をしなくても仮想通貨が交換できる便利なウォレットとして有名みたいです。MetaMaskをインストールしたら当然イーサリアムを入れてあげてください。ちょっと遊ぶだけなら約1,000円 で足ります。 ※ゲームが過熱気味のようで、楽しむにはもう少し必要な感じです。最後の方に追記しました。(2017.12.06)
キティちゃんページで登録
なんとも欧米的キャラですがトップページ右上の「Sign in」をクリックするとMetaMaskとの連携手続きが始まります。先にMetaMaskにログインしているとWallet Address 欄に自動的にアドレスがペーストされていると思います。空欄の場合はMetaMaskのウォレットアドレスを入れることになります。
ちなみに、試していませんが、普段はFireFoxを使っているのですがMetaMaskがAdd-onで起動しました!FireFox連携したのか知りませんが人柱になりたい方はどうぞ。オジサンは調べる時間がなかったのでしませんでした。
そしてメアドを入力。オジサンは深く考えず普段使っている仮想通貨専用メアドを入力。(※メアドがMetaMaskと関係していたか調べずに進んだのですが…。オジサンがMetaMaskを登録したのは随分前で細かいことを覚えていません。「こんなルールだよー」ってのがあればご鞭撻ください。)ニックネームは見ての通りお好みのものを適当に。
以上。
これで遊ぶ準備完了です。
トップページをお気に入り登録し、暇な時に「Start meow」して遊んでください。「meow」は「ミャー」とか「ニャー」みたいな意味です。ということで「スタートだニャ〜」みたいなボタンです。ゆるっ。
当然自分のアカウントの猫情報は空っぽ状態ですが右上にコントロールボタンが4つ見えると思います。
左から順番に…
- My Kitties : 自分の猫ちゃんを確認するボタン
- Marketplace : 猫マーケット(ペットショップみたいなもんです)
- Invite : メアドでお友達招待
- パルスマーク : 猫トレード等 のトランザクション確認画面
ここから先はゲームが得意な方だと「見たら分かる」というレベルなんで細かいルール説明はパスしますがザックリと流れだけ触れときます。お好きな方は勘で楽しめると思います。
Step1. 「For Sale」からお好みのデジタル猫ちゃんを選ぶ
猫だか、ネズミだか、ビーバーだか…昭和風に言えば「ガンバの大冒険」的キャラのオンパレード。お好みのものを選んで買うことになります。ゲームに慣れている人なら「ここで売るんだな」というのもご察知の通りです。
右上に「Youngest First」というデフォルト表示が見えますが、クリックすれば4パターンのソート検索できます。この辺も色々とクリックしているうちに「なるほど」だと思います。
ここにズラズラと並ぶ子猫ちゃんは誰かさんの子猫ちゃんです。お気に入りの1匹をお選びください。ちなみにいい歳こいた中年オヤジが選んだ視点は…
- 白
- 尻尾がふさふさ
- お腹の部分が赤色系
- 目が赤色系でセンター寄り
- 顔はキャラ的ではなく一般的風貌
でした。オジサンの割にはいい線突いてませんかね。
この4つのソート検索以外の方法としては、お気に入りの子猫ちゃんが決まればそれをクリックして詳細確認ページを開きます。ページ内に子猫ちゃんの特徴が書かれている「Cattributes」という項目にタグカードが並んでいると思います。私は白い子猫ちゃんを探していたので「Cloudwhite」というボタンを押して現存する白猫ちゃんソートしました。結果は全体から弾き出しているので売買中のものからホールド中のものまで全部表示されます。売買中を探せばお目当の子猫ちゃんに辿り着くのが早くなります。
ただ、希望の子猫ちゃんが見つかるとは限りません。なんでも40億パターン作れるそうで….。「crazy」を選ぶと突然変異の子猫ちゃんとか見つかるかもしれませんね。
高額な猫を見て既に遊んでいる方の売値や特徴を見たのですが「人それぞれ好みはあるけど、どれもみんなきれいだね」ではなく、嗜好はマチマチといった感じでしょうか。ちなみにタイトル写真が最初に買った猫の「ぽんポン子」ということです。
Step2. 「Buy now」で子猫ちゃん購入
売値を見て、好みの猫を選んだら、その猫のページに飛びます。あとは「Buy now」ボタンを押して買うだけです。押すと連携しているMetaMask画面がポップアップ表示されると思います。購入を止めたければ赤ボタン、購入なら緑ボタン。MetaMaskは日本円換算してくれるので見やすいですよね。
ここで緑のボタンを押して購入するとブラウザはアクティビティを確認する画面に切り替わると思います。なにもすることはありません。待つだけです。
少し待つと右側に「Successful」というマークが出れば成功、「Request failed」だと失敗となります。オジサンは一度失敗しましたが、たぶん失敗によるETH引き落としはなかったと思います。少額を手荒く扱っているつもりは無いのですが遊びなのであまり注意して見ていませんでした。(また遊ぶと思うので情報が増えれば書き足したいと思います)
で、ここで失敗するとすればMetaMaskの「Gas Limit」が少ないことが考えられますが別の子猫ちゃん購入で試したら「Gas Limit」が超高額で総額が1,500円や1,700円というのが出てきました。
あまりにも高かったので入力数値は忘れましたが1匹目と似た数値に打ちかえて試したところ無事に子猫ちゃんが届きました。ちょっと変な書き方になりますが猫とは言ってもデジタルのスマートコントラクトなのでETHの取引にはGASという仕送り燃料みたいなものが要るわけで、たかだか200-300円の猫を買うのにGas Limitが高いのもしゃくにさわるので安値入力で試し遊びしました。
これで遊んでる人なんていないと思うので情報が緩くて恐縮です。買う前に色んな子猫ちゃんをクリックしてGAS価格を見て、たまには値下げ入力など試しながらお楽しみください。
Step3. 「My Kitties」で子猫ちゃんを愛でる
購入後は「My Kitties」に購入した猫が届いていると思うのでたっぷり愛でてください。動きゼロです。猫の特徴などが書かれた文字を読んで楽しむだけです。
この辺が仮想通貨聡明期臭プンプンの仕様ですよね。私はゲームに疎いのですが、スマホとかの流行りのゲームとは比べ物にならない地味さ。たぶんサイバーエージェントさん辺りが展開すると「ピグキティ」とか「ピグペット」とかになるんですかね。
ただ、暗号通貨の意味を理解するのは良いと思います。誰の子猫ちゃんか分からないけどトレード出来て、そこに仮想通貨が介在し、ちゃんと足跡が残っています。支払って受け取る。子猫ちゃんの価値は横に置いておき、ブロックチェーンの凄味を緩く学習でき、且つ運営は宣伝もでき、儲けもある。こういうことが徐々に浸透するんでしょうね。子猫を別のものに置き換えれば何にでも応用できます。単なる平面の猫画像の裏はEtherscanで追跡可能です。
ということで子猫ちゃん命名権が付与されますので可愛い名前をつけてあげてください。正直な話し「これは♂なのか、♀なのか….」ちょっと考えました。説明書きを読むと届くのは♀かな….。
Step4. 我が子を「Siring」で「可愛い子には旅をさせろ」
ここからはテスト中のことを書きますが当然ながらすることは1つです。「猫まっしぐらペディグリーチャム」ではなくて、愛すべきパパを見つけて子どもを産ませよう!
「Siring」をクリックして結婚相手を探します。結婚に出費はつきものです。現実も仮想も男前には金がかかり、ほどほとでもそれなりの額。好き勝手書いておりますが選んだお相手はKihanna様。ちなみにこの時まだ命名していないので私の猫は「#21115」という囚人のような番号管理です。
どう見ても私の猫が♂で、相手も頼りない♂に見えるのは気のせいか…..。
ナスビのようなアイコンに「0.0019」と書かれているのが「結婚してやってもいいぞ」という結納額です。このゲームは海外で作られているわけですが国に関係なく持参金概念はあるようですね。
安いのか高いのかよくわかりませんが真ん中にハートマークが付けられるだけで相思相愛のような雰囲気だけ漂っています。当然アプローチしますよね。
ということで、ねるとん紅鯨団風アプローチで平身低頭スタイルで手を差し伸べてみました。真ん中のOKボタンを押しすとStep2と同様の操作のパターンとなります。ところが有ろうことかシステム的に断られました。システムに断られても生身のオジサンが傷つきます。
理由はよくわかりませんが、この時は通信状態が良くなかったのかもしれません。ちょっとPCで動画を見たりしていたのでセッション切れとかかな。
こういう時は過去を振り返らず未来に向かって新しい相手を見つけるだけです。
ということで、再び「Siring」をクリックし、求めている割には「Cheapest(最安値)」から物色。NEXTボタンを押すこと数回。二度目に選んだお相手は、なんと先ほど振られたお相手でした。別れた相手が気になるパターン。
もしこのゲームで遊んでみようと思われた方へアドバイスです。
慌てて相手を決める必要はありません。待てば良い物件が必ず出てきます。一晩寝て起きれば考え方もクリア。ほんの数百円の話しとは言えど超成長期のイーサリアムをドブに捨てるのはもったいないのでごゆるりと楽しまれてください。本当に。
操作に慣れると分かりますが猫の売買価格は時間とともに上がったり下がったりします。詳しくは個別の猫をクリックして時間推移を見たり、自分の猫を売りに出す金額設定を見れば容易に理解できると思います。こんなゲーム四六時中やってる人なんて居ませんから時間をかけてお気に入りの1匹を見つけてください。しかも安値で。
ネタで書いてるわけではなく偶然の再アタック。オジサン、意外と忘れられないタイプ。
結果は無事ゴールインすることができました。ゴールインしたことでkihanna様に0.0019をスマートコントラクトで結納金として上納。無事に子供が産まれれば…気に入ったら可愛がり、気に入らなかったら里子に出すという鬼畜のような繰り返しで「なにこれ可愛い猫」というプリティな子が誕生すると景気の良い里親に拾われて儲かるかもしれないというゲームでした。
実はここまでしか遊んでいません。子供が産まれた後の成長は追記予定です。
ということでブロックチェーンとか難しい言葉は習うより慣れろ。ゲームをしながら、多少の散財は勉強代と思えば楽しい(かもしれない)CryptoKittiesのデジタル猫飼育開始のメモでした。もし「結納とか、そーゆー昭和なこと知らないし、愛なんてお金の問題じゃないし、再婚どうですか?」という方がいらっしゃればお安く種馬として市場へ送り込みます。ご遠慮なくどうぞ。
ただ…性別がよく分からないんですけどね….。手元に届くと♀で出荷すると♂かな….つづく。
【翌日の続編】
翌日パソコンを起動してクロームでCryptoKittiesを立ち上げてSign inを押すとこの画面。書いてある通り「MetaMaskでゲージの鍵を開けろ」とせがまれました。ということでインストールしているMetaMaskにサインインするとクリプトキティも連携してゲージ鍵が開く仕掛け。面白いですよね。たった一つの鍵で複数のサービスを動かせる。小さな学び。
ということで、昨日購入した2匹をご紹介。左がポン子、右がポコ江です。名前に深い意味はございません。Step3でKihanna様の猫とお見合いして振られたけど猛アタックで仕留めたことを書きました。ポコ江は別の方と(200円程度だったかな)結納を済ませました。成功すると「Bun in oven ◯ hours」という表示が付きます。
最初ポン子は17時間と表示されていました。ポコ江は13時間ぐらいだったかな。ここから先は所用時間減が減って0になるまで待つだけ。そして「My Kitties」を覗くと新着。
えーっと、ハズレですかね。たぶん。
新手のガチャです。2匹とも劣化したような…。並びは左右が逆でした。トラ柄の子はトラ柄でした。
これを繰り返して粋な子猫ちゃんをゲットできたらショップに売り出して拾ってもらえるのを待ってお小遣いを増やそうというゲームでしょうね。正にMetaMaskとEtherDeltaの関係を猫ゲーで再現したようなものです。つまりこんなところでETHを使うぐらいなら草コインを買った方がマシと考えるかどうか。
どちらの子猫も無名ですがトラ柄の略歴には「 高校ではNASAで働く可能性が最も高いと評価されました。」って…かなりスッ飛んだ情報。最も課金されやすい成長段階もなくいきなり成人で到着。今後大化けでもするのかな…。
FAQにも書かれていますが「replicated(コピー不可), taken away(盗難不可), destroyed(破壊不可)」で「buy and sell(売買), trade(交換), collectible(収集)」するゲームということでした。15分毎に新しい子猫ちゃんがリリースされるとも書いてましたから、たまに見るとお宝級の子猫ちゃんに出会うかもしれませんね。
ということで目下全4匹を種付け放出。どの子猫ちゃんもMetaMaskセッションは1発で「Successful」でした。全部で92円の出費。2日間堪能したのであとは放置で楽しむとします。
「なんか凄いことになってた!」的変化があれば追記したいと思います。
※後日1匹(Pon KoganeKitty #24583)をマッチメイキングの旅へ出しました。そのことを書く前に秒殺で引き取られました。
(たぶん)自分の持つ子猫ちゃん同士で交配&売却というのが効率が良さそうですね。
最後に。
とりあえずツイートを見ると「1週間で120 ETHが処理された」と書いてあります。今日現在価格だと630万ぐらいでしょうか….このゲームで1日に約90万動くなんて…。「創業者の猫が4.7us$で売れた!ラッキー」とか緩いコメント。これはこれで激ニッチな市場支持を受けてますね。
🌈FUN FACTS🌈
– 120 ETH has been processed in the marketplace within 1 week
– 3.5% of ALL Ethereum transactions + 2nd contract on the blockchain
– 873 users with an average of 15 kitties each
– $4,700 USD kitty sold on day of launch
– 19,264 CryptoKitties released or bred 🐈— CryptoKitties (@CryptoKitties) 2017年11月30日
【後日の続編】
(2017.12.06)
なんだか…別の意味で凄いことになっていますね。このゲームのせいでイーサリアムのトランザクションがうなぎのぼりらしく…。これを書き足すとキリがなさそうなんですが、一連の締めくくりメモです。「こんなゲーム(のようなもの)流行るかなぁ」と思ってましたけど、これによる錬金術に気づいた方がドドドっと押し寄せてるせいですかね。
既に(恥ずかしいので小文字ですが)手前のメモで1匹放出したら瞬殺と書きましたが…なんとなく全体価格が上昇してますよね。たぶん。チラリとお見合い写真を見てみたのですがご覧のような状態で、もの凄くはまってる人もいるようです。で、ちょっと変わった風貌でお手頃な子猫ちゃんをクリックしたらMetaMaskに9,000円とか表示されて「ギョッ!」とか思ってREJECTボタンで撤退するわけですが、こんなことしてたら負荷がかかるのも頷けます。
最初見たときは300円ぐらいの子猫ちゃんも多かったので1,000円もあれば楽しめると思っていましたが、既に1,000円で楽しむのは難しそうな雰囲気です。そのうち熱も冷めると思いますけど…平面ですし。
たぶん手放すには早かったかもしれないですね。残りの3匹を手放せば完全に利益が残りますが…。
どうなんだろう…
たぶん、最初に2匹の子猫ちゃんをお得に手に入れるというのがポイントかな。あとは自分の持ち駒でお見合い(交配)を繰り返したほうが出費が抑えられるのかな。昔からMetaMaskの操作性に慣れた方だと気をつけて遊べるでしょうけど、このゲームのために初めて設定された方が「数字を確認しないでボタンを押しちゃった」みたいな事故はありそうな気がするので、くれぐれもどこかのゲームの課金兵のように散財されませんように。
まだ全容を把握しきれていませんが数日に1度のペースで交配&リリースを繰り返すだけでMetaMaskの数字が増えそうな気がします。もちろんそれは利益なんですが、こういう税金ってどう考えればいいのかな。イーサリアムもなんだかよく分からないステージに突入しているようで、少し右肩下がりなチャートは子猫ちゃんが関係しているのか否や。
以上、CryptoKittiesのデジタル猫によるブリーダーマイニングメモでした。
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