夕張市の記事に思う「人口1万人未満は自己自治生活圏」

ひとりごと
この記事は約3分で読めます。
スポンサーリンク

先日山間部を走っていたのですが…

車で30分走れば買物できるとはいうものの不便。車を運転しながら「対向車が来たら最悪だ」とか思いながら時速2-30キロぐらいで様子を見ながら走っていたのですが対向車ゼロ。冷静に考えれば猛暑ですし山道で車に出会う方が「あんた何してるの?」ってもんですが30分ほどで酷道を抜けホッと一安心。ある意味お金が重要ではない場所?か。

××百貨店と書かれた2階建の建物があったり野菜の直売所があったりと田舎の空気をたっぷり吸いながら「××信用金庫」の文字。都会でもお世話になる機会が少ない信用金庫ですがどんな組織か気になってネット検索したらHPから直ぐに読み取れるディスクロージャーは無く「PDFを見ろ」というリンク先を開けると預金約1,000億円の文字。山間部にこれだけの資産がある驚きと、いつかは合併しないと残れない悲しさと。

さらに読み進めると住宅ローンが増えている!ネットにつながってないと不便と思ったり最高のリスク管理とも思ってみたり。色々と考えさせられるドライブをしている今日この頃です。

さてと…

時々ネットでひょっこりと記事になって「あぁ夕張市どうなってるかなぁ」なんて思います。機会があれば行ってみたいと思いますがこればっかりはなかなかチャンスが巡ってこない。今までの人生で夕張のご縁はありませんでした。

札幌まですぐそこでも夕張市は苦戦。街を残し、借金を返済し、復活を目指すパターンです。

財政再建団体に指定された自治体は過去にも沢山あるようで借金350億というのが当時話題でしたがそもそもの原因を調べると「政府が後押しするリゾート開発後の負担増」というのが目につきましたが常磐ハワイアンセンターのようには出来ず破綻。ところで時々出てくる「リゾート開発」という言葉。日本には馴染まないと思うのは私だけか?航空会社の宣伝による洗脳もありますが日本でリゾート地といって思い出せる場所はゼロです。そういう風土ではない国なんでしょうね。無理やり当てはめれば沖縄の更に離島ぐらいですかね。

夕張市の資料によると昭和35年をピークに人口は減り続けたようです。今や8,851人(令和3年10月時点では7,120人)。札幌市の人口が1,962,630人で、その横の北広島市の人口が58,920人で、同じ「市」でも大違い。

(「市」ではなく「町」レベルの人口)

確か1万人を割ると自治体として機能不全に陥ると聞いた気がします。ついでに給与も気になって調べましたが安いとは言ってもさすがは公務員。しかし給与は削ればいいという単純な話しでもないですよね。

どこでいつ起こるかは誰にもわかりませんが財政再建団体に指定されると民事再生のような努力が始まりますが数々のネットに転がる内容をつなぎ合わせると当たり前のことが起こっています。

人が減り、学校が減り、病院が減り、公共施設が減り、給料が減り公共機関が減る。あらゆる税金と水道代が増える。人口1万人未満に市というくくりすら無駄に思えます。

今年は中華系デベロッパーの投資に踏み込んだとのこと。これも行く末がきになる決断です。こうやって世界中に中華ネットワークが広がります。私が過去に驚いたのはフランスのレマン湖近くの風光明媚な場所にある中華料理屋とカナディアンロッキーの山奥にある中華料理屋。本当に中華味の料理が出てきたから驚きでした。資本主義下とはいえジワジワと中華ネットワーク下の町が増えることが良いのか悪いのか…。

この観光PR動画ですが…ネオンやショッピングが無いことへの違和感は無いのですが…たぶん最強コンテンツである「人間」が映っているシーンが少ないせいか寂しさを感じます。無音再生だと楽しさが伝わってきません。ちなみに私が車で走りまくっていた町の人口は1,000名ほど。考えさせられます。

share

コメント