あらゆるモノのコモディティ化に立ち向かうには

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昨年から難聴が続き年末年始は少し回復していましたが2月に入って再び酷い時期が続いてたので月末に耳鼻科に駆け込んだら「午後の診療は臨時休業」という看板。がっかりしながらスマホで病院のHPをみたらいつもお世話になっていた医院長がお亡くなりでした。

とても元気そうな印象でしたが命というのは儚いですね。たぶん末期の病でも他人の幸せを助ける仕事をされていたかと思うと、ちょっとした切なを感じました。もう3月です。あまりにも時間がはやすぎて「これだから1日1日を噛みしめるように生きることが大事なんだな」とか思う今日この頃です。

さてと…

たぶん2年前にクラウドと聞けば最先端な印象でしたが今では当たり前の感があります。従来のサービスをクラウドに乗っけ直すことを新サービスと言うのかどうかは知りませんがiPhoneほどの革新的再定義で無いことは確かだと思います。

最近のオーブントースターはスチームという付加価値で攻めているようで、確かに食感も美味しいのですが革新的再定義までは辿り着いていない感じがします。既に完熟しているかもしれませんし、その付加価値を「必要・不要」で分けると生活を楽しむには欲しくても不要かもしれません。

最近ガスコンロを眺めていました。

生活に必要ですが1度買えば買替えは稀な商品です。形があるものですから最後はデザイン勝負もできますが、私が惹かれたのは極限まで削げ落としたシンプルなものでした。携帯電話と一緒で便利な機能があっても結局は使わない代表が真ん中のグリルだったりします。使わない機能付きコンロがデザイン処理も中途半端に意外と高かったりします。

インターネットは通信ですがMVNOが増えているということはネットや通信界隈もコモディティ化し始めているんだと思います。だからこそ先に触れたクラウドという言葉に古臭さを感じる。「そんなの当たり前」と言い始めた頃にはコモディティです。WEBのデザイン処理は出来ても通信にデザイン処理はできませんので、ここから先は価格競争すら落ち着き始め「低基本料金+従量課金」に落ち着くことでしょう。

それだけ変化スピードが早いということですが、この速さが曲者。

少し前までは最低でも5年-10年というモデルを考えられたのですが、今は2-3年で旬が終わります。中小零細企業の資本力でリリースと開発継続は至難です。商品サイクルが速すぎて、いよいよシンギュラリティが垂直状態に突入した感じです。

(だからクラウドファンディングとかに向いちゃう)

先日FBの投稿数低下記事がありました。ユーザー機能の利用率が概ね低下傾向とのことです。ざっくり言えば「いいね!するのも面倒」ということ。おそらく完璧にマーケティングに乗っかると疲れたり飽きたりするんでしょう。それ以上に浴びせかけられる情報についていけないと言うのが本音ではないかと思います。自立タイプは別でしょうが参加タイプは苦痛な場所。リアルで知り合いが増え携帯電話に登録すると自動的につながる疲れでしょうかね。

社会スピードが全て等しく加速しないので難しいですよね。

事件が増えたからといって裁判スピードを倍速なんてほとんど不可能。パランスが取れなくなっていることは確かで、新たに技術進歩させなければ解決できず、それをすると更にスピードが増す。消費期限との格闘も体力勝負といった様相です。

コモディティ化の悪しきスパイラルから抜けるには、変化に対応できる人との繋がりを増やすしかないですよね。モノは成熟しても人間は変化しようと試みる。そういう人との繋がりが増やせない業界は消えゆく運命なんだろうと思います。

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