給与所得控除のメモ(年収10000万円がまったく高給取りではない件)

ファイナンス
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暦の上では立春を過ぎたと思いますが全国的に寒さが厳しいですね。2/9だったと思いますが久しぶりに3時間ほど雪を見ました。

本日のメモは会社でもなく、高所得者でもなければさほど痛くはない話しです。

ただ団塊Jr世代近辺だとこのニュースが的中する人も多いのが事実。具体的に痛みを感じるのは皆んなの憧れのようなキーワード「1,000万プレーヤー」から。少し前までは「1,500万の壁」でした。それに「1,200万の壁」が足され、いよいよ今年からは「1,000万の壁」に突入します。

厚生年金の限界論も出ています。年金基金も当たり前。iDeCoも当然な響き。NISAもそろそろ3年目?ぐらいですかね。

気がつけば国家は白旗を上げ、資産運用も個人スキルとして当然な時代になっていますが、まだまだついて行ける人は少なく、ついていくことが正しいかも疑問ではあります。

給料が360万-660万以下の所得控除は(収入金額×20%+54万円)

給料が660万-1,000万以下の所得控除は(収入金額×10%+120万円)

たぶん上の2つぐらいは多くの人に当てはまってほしいと思います。「1,000万プレーヤー」は全体の5-6%ぐらいらしいですね。1,000万を超えないとルール変更は無いのですが「1,000万プレーヤー」に昇格すると御上に召し上げられる額が年に2万、3万と税額が増えます。

(その2万、3万が社会の役に立てば問題ないけどね)

ここでありがちな話として節税の意味も含めた「1,000万プレーヤー辞退」の賛否意見。

よく「年収が高ければファイナンス力がある」という論理をどう考えるかです。壁を越えると税金が増えるけど、壁を超えないと収入も増えていないという事実。

私もこの「ファイナンス力向上」意見には賛成で、少々税金を取られようがファイナンス力が高いにこしたことはないです。いざというときに事業で勝負することだって出来ますしね。ただ、そのことと「個人の信用」という言葉を並列で連想させる考え方は嫌いなタイプ。

今まではそういう考え方が主流であったと思いますが、これからは切り離して理解される時代になる気がしています。例えば「ファイナンス力は無いけどマーケティング力は凄い」とか「ファイナンス力は無いけど顧客サービス対応能力は高い」とか、今までは見える化できなかったものが少しずつ明確にされ、分類の1つとしてファイナンス力もあるといった感じ。

ファイナンシャルプランナーといった資格を持っていたところで、それが誰にどんな益をもたらしているかさっぱりわかりません。ファイナンシャルプランナーであってもファイナンス力のない人は沢山いることでしょう。こんな言葉遊びの時代はそろそろ終わるんじゃないかと思います。

従来の考え方とこれからの考え方を分けて考えられるようにしたいと思いますし、これからの若い世代はグローバルに分けて考えることが自然に出来る人たちだと思います。

(それにしてもさ、社会全体では年収2-300万の人が確実に増えてるのも問題なのに1000万円を超えてもゆとりを感じられない国家ってどーなんだろうね。この国はちょっとおかしな方向へ向かってるようですな)

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