自分の生き方に筋を通す「立場を表明する勇気」

ひとりごと
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ここ数日間はギリシャが債務危機ということが連日取り上げられ、歴史や背景を知らないとこの世の終わりのような印象をうけますが、そんな最中に中国の株価が急落し500兆円?を吹き飛ばしたというニュースでギリシャ問題が霞みます。

そうかと思えばプエルトリコが8兆円のデフォルトなのだとか。

金融資本主義は得体の知れないお化けのような展開。いろんな指数がありますが、日々最低限必要なものは「空気・水・食料」。お金に変換しなくてもよい方法はないものか?とか思う今日この頃です。

さてと…

政のニュースも賑やかです。私が生まれた頃に大騒ぎしていた安保闘争へのリアリティはゼロです。諸先輩方の中には「大いにもっとやれ」という声もあり、その言葉がピンと来ません。

そんな中、京大有志の会が声明を出したというニュースを見てサイトにたどり着くと、なんとも秀逸な文章が書かれており少々痺れました。

わたしの『やめて』

子供のころ親にガミガミ言われても本を読まなかったタイプですが、大人になると困っていることを解決するために先人の知恵を借りる必要があり本を読む時間が増えたのですが、超難題にブチ当たると本当に困ります。

そういう時に不思議と高確率で辿り着くのが京都大学出身者の本です。得体の知れない難題に出くわした時「つまりそれって実態が目に見えないから “何がどないやねん” みたいなことは文章にし難いわな」なんて検索して出てくるのが京大なんですね。本当にすごいなーって思います。

学のない私が書くに及ばずですが、オリジナルの視点を探求したり尊重する風土というのがあるんでしょうね。簡単に言えば「ダメなことはダメ」と言える自由です。

「精神は、操作の対象物ではない」という行に痺れました。

戦争を知らない世代が通う学び舎で、戦争とはこういうものだというメッセージを発した意味は小さくないと感じる休日です。

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戦争は、防衛を名目に始まる。
戦争は、兵器産業に富をもたらす。
戦争は、すぐに制御が効かなくなる。

戦争は、始めるよりも終えるほうが難しい。
戦争は、兵士だけでなく、老人や子どもにも災いをもたらす。
戦争は、人々の四肢だけでなく、心の中にも深い傷を負わせる。

精神は、操作の対象物ではない。
生命は、誰かの持ち駒ではない。

海は、基地に押しつぶされてはならない。
空は、戦闘機の爆音に消されてはならない。

血を流すことを貢献と考える普通の国よりは、
知を生み出すことを誇る特殊な国に生きたい。

学問は、戦争の武器ではない。
学問は、商売の道具ではない。
学問は、権力の下僕ではない。

生きる場所と考える自由を守り、創るために、
私たちはまず、思い上がった権力にくさびを打ちこまなくてはならない。

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