地球人口70億のうち「最底辺の10億人」

ありがたい一冊
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アフリカ行きのフライトを探していたら、大韓航空がナイロビ線就航ページに当たりました。

その昔、欧州はカラチ経由だの米国はアンカレッジ経由だのと教わったのですが、すっかり様変わり。南米路線も中東がハブの時代。いちいち乗継ぎのマイアミ経由という時代ではないようで…死ぬまでに一度はアフリカをゆっくりと見ておきたいと真剣に考えている今日この頃です。

さてと…

読まねばと思いつつ放置しておりましたが、もっと早くよんでおけばと後悔。

はじめに「ニアサランド」という国名を知らず「マラウイ」でピンときた辺り、勉強不足を反省。さすがに私の世代では「ローデシア」なんてスッと思い浮かびません。

最底辺の数は増え続けているわけですが…なかなか濃い内容で、深い洞察を与えてくれた本でした。特に多面的考察と裏付けのための統計数値は、全く別の現象に対して勝手に当てはめてみては、妙に納得してみたり。

冷戦後のバブルな先進国の様子とは裏腹に、いまアフリカは1970年よりも貧しくなっているという行は考えさせられました。私が生まれた頃より酷くなっているということです。その他にも

  • 国の所得が半減すると、戦争の危険は2倍になる
  • 人口の3%は性格異常傾向
  • 生命の値段そのものが安い
  • 内戦は国の開発を年2.3%下げる
  • 更に失敗が続くという予感から、機転の利く人たちは国を去って行く
  • 平均寿命50歳」 …etc

いずれにしても負の連鎖をどこかで絶つ覚悟が無いと無限ループから抜け出せないわけですが…単に「世界一周で見てきたよ」話しではなく、小さくても、遠くても、少しでも歩みよって役立つことはないかな?と考えさせられる一冊です。

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