2つ2つ、3つ3つ片付ける

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この国の労働人は5千万人ぐらいだそうですが、そのうち約2千万人が非正規雇用。

3百万人ぐらいが失業中。

非労働人口4千5百万人。

年金とか税金とかのあり方が議論されるのも分かる気がしますが…失われた30年とかなりませんように、とか思う今日この頃。

さてと….

4、5月はGWが入るため、子どもには嬉し愉しい時期ですが経営的に厳しい時期だと思います。振り返ってみると金属加工、食品加工、サービス業、フィルム加工などの経営者にお話しを聞いておりました。

備忘録ですが…

スーパーに行くと色々な商品が小型化しているそうで「お徳用」という文字が消えつつあるとか。高齢化や核家族化で1人者には不効率な消費が増々増えております。

また、似て非なるパッケージとして、リユース可能なパッケージに手を伸ばす消費者が多いとのこと。主婦は無意識に感が働くんですかね。

暫く円高ムードが漂っていますが、これに一喜一憂する経営者は減ったとのこと。もはやこの事で不景気などという言葉は非常識だそうで…ブラックエブリデーが常識。日本で商売していて為替や株価変動も織込済みとは…たいへんな時代です。

投資をするタイミングについて、至極当たり前な会話。「不景気の時に投資すれば、安くつく」。当たり前ですが、殆どの会社はこれが出来ない。景気が良い時に使ってしまうから。

個人的にもリーマンショックの後に大胆な投資をされた企業とご縁が有りますが…中小企業でのお話しとして聞いた額としては最高額でした。ラッキーな要因が幾つが重なったとはいえ、浮いたお金、1億円也。

そんな中、物流に関する調べ事をしていて気づいたことが1つ。人間は同時に異なる複数の事をこなすのは苦手です。よく私も「1つ1つ」ということを呪文のように唱えて仕事を進める事が多かったのですが、これでは問題が片付かないということに気づきました。

よって問題解決は常に「2つ2つ」が常識になるのではないかと思います。

この問題は91年のバブル崩壊から2000年の大倒産時代の変化を調べていて気づいたことですが、モノが増えて人も増えているときは「1つ1つ」片付けることで解決していたようですが、モノが増えて人が減るといった相対作用に気づいた時、両方の問題を片付けなければ問題が解決しない。そういう意味で「2つ2つ」の解決。これが最低限すべきこと。

しかし発生する問題は時間を選ばずモグラ叩き状態ですので「3つ3つ」と増える事も容易に想像出来ますが、モグラ状態打破は根こそぎドメスト作戦。「元から絶たなきゃダメ」というお話し。

それこそ人口が増えていればアメリカンスタイルも効率的とは思いますが、この国で暫くこのスタイルは下火になるかな、と思っています。問題は丁寧に整理して、原因を根こそぎ一掃することを学んだ月でした。

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